IoT で栽培ノウハウを低コストにデータ化、生産者の収益アップを支援!農業用センサーシステム「SenSprout Pro」発売
[17/04/20]
提供元:PRTIMES
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データに基づいた栽培管理を行うことで、収量や品質の向上、そして圃場が保っている水分や養分の長期的な有効活用を可能にする農業センサーシステムです。
東京大学発の技術を応用し、電子回路を印刷できる技術、プリンテッド・エレクトロニクスを用いた、土壌センサー及びソリューションを企画・開発する、株式会社SenSprout(本社:東京都港区、代表取締役:菊池 里紗、以下当社)は、農業法人や農業従事者、研究機関向けに「SenSprout Pro(センスプラウト プロ)」を2017年4月20日より発売します。
SenSprout Proは、「土壌センサー」と「ゲートウェイ」、「クラウドサービス」がセットになったパッケージとなっており直販価格は、199,600円(税込)で、5月上旬より順次出荷開始します。土壌センサーとゲートウェイは単体でも発売しており、それぞれ直販価格は99,800円(税込)です。クラウドサービスは、ベータ版キャンペーンのため、10月まで無料で提供します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-421157-0.jpg ]
SenSprout Pro(センスプラウトプロ)
http://sensprout.net/
【開発の背景】
農産物の生産において、水やりや施肥の頻度・量は作物の品質を大きく左右します。しかし、栽培ノウハウが確立されている日本においても、これまで水やりや施肥の効果は目に見える土壌や作物の状態でしか判断することは出来ませんでした。データに基づいた栽培管理を行うことで、収量や品質の向上、そして圃場が保っている水分や養分の長期的な有効活用が可能になります。
さらに、日本においては農業従事者の高齢化・減少が深刻であり、65歳以上の割合が約65%となっています。これまで農業者が独自に蓄積してきた栽培知識をデータ化し、次世代に継承することは日本の農業における喫緊の課題の一つといえます。過去のデータに基づくきめ細やかな栽培により、作業者の経験年数によらず、作物の収量・品質の安定化と向上が実現出来ます。さらには、「篤農家」と呼ばれる農家のノウハウをデータ化することにより、栽培技術の横展開や自治体など地域全体の生産性向上に繋げることも期待できます。
こうした経験や勘で行っている栽培ノウハウを測定し、データを定量化することを目指して、SenSprout Proの開発がスタートしました。多様なセンサーを小ロットでも低コストに生産できる、プリンテッド・エレクトロニクスを活用し、作物ごとに要求の異なる土壌に関する幅広いデータ収集のニーズに応えるため、測定器とセンサー部分を分離し、交換可能にしました。センサー部分を測定器に内蔵した場合、取得できるデータはセンサー部分のサイズや測定位置で決まってしまうため、本来取得したい内容とはかけ離れたデータとなる可能性があります。環境やニーズに合わせてセンサー部分を交換することにより、本来取得したかった露地やハウスの測定データを取得できる、農業法人や農業従事者、研究機関のニーズに応える農業センサーシステムです。
SenSprout Proは、2015年から試作開発を開始し、累計約300台の土壌センサーを国内20箇所以上の農業生産法人や個人農家、研究機関の露地やハウスに設置して実証実験してきました。作物も、水菜や春菊などの葉物野菜から、長芋などの根菜類、トマトなど果菜類、ブドウやミカンなどの果樹類と、多様な品種を扱っています。これまで、ハウスごとに異なっていた収穫物の収量や品質の差へのデータによる裏付けや、水はけ条件の異なる圃場における灌水の効果測定などに結びつけることに成功しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-425066-1.jpg ]
SenSprout Pro 土壌センサー
【SenSprout Proのポイント】
1. かんたんに設置できる土壌センサー
・土壌センサーは、ボタンを押して電源を入れるだけで計測開始。面倒な配線は不要
・手で挿し込むだけで土壌に密着しやすい板型構造
・土壌の複数深度を1台で計測可能
2. 露地やハウスの環境に耐えられる仕様
・ゲートウェイは電源に接続するだけで通信を開始し、面倒な工事は不要
・センサーは単三電池2本で最大約1年の継続利用が可能
・作物の影響を受けにくい920MHz帯の無線通信方式を採用
3. 生産管理者が使いやすいインターフェイス
・グラフ化されたリアルタイムデータを表示
・生産管理者を招待して露地やハウスのデータをグループで共有可能
・設定した閾値を外れた際や異常発生時をメール通知
■SenSprout Proの特長
SenSprout Pro土壌センサーは、深さ10cm、20cmのセンサー部分が触れている土壌水分量と地表付近の気温を測定します。ゲートウェイ1台に対して、半径約150mの範囲内であれば、センサーを99台まで接続することが可能です。今後、深度や測定点数、測定項目(ECなど)が異なる様々なセンサー部分の提供を順次開始する予定です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-434764-2.jpg ]
測定器部分(左)からセンサー部分(右)を取り外して交換できる
[画像4: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-520060-3.jpg ]
センサー部分に板型構造を採用し、土壌に簡単に差し込める
■SenSprout のクラウドサービス
SenSprout のクラウドサービス(https://sensprout.net/)では、センサーから取得したデータを解析し、いつでもどこでもリアルタイムで確認することができる直感的で使いやすいインターフェイスを提供しています。生産管理者の多い大規模な露地やハウスでもスムーズにデータ共有できるメンバー招待機能や、自動で土壌の変化を検知してお知らせする通知機能で、土壌の状態を確認できます。露地やハウスに足を運んで確認していた土壌環境のチェックが遠隔で行えるため、見回り回数を減らして生産管理コストの削減につながります。計測した数値は、測定期間を指定して手軽にグラフで解析できます。また、詳細な分析のためのCSV形式でのダウンロードも可能です。ベータ版の無料キャンペーン終了後は、サービス使用料として土壌センサー、ゲートウェイともに1台につき月額1,000円での提供を予定しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-343787-4.jpg ]
SenSprout Pro クラウドサービス
■仕様
SenSprout Pro 土壌センサー
[画像6: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-577282-5.jpg ]
通信方式:IEEE802.15.4g (920MHz)
電池寿長:最大1年間 *1
最大通信距離:見通し距離150m *2
電源:単3アルカリ乾電池2本 *3
使用温度範囲:-15℃ 〜 55℃
外形寸法:約70mm(W) x 33mm (D) x 677mm (H)
質量:約358g
* 1 周囲の温度や使用状況により、上記の時間と異なる場合があります。
* 2 通信距離は目安です。周囲環境により通信距離が変わる場合があります。
* 3 アルカリ乾電池は低温環境下・高温多湿下では電池の消耗が早まります。長期間氷点下になる地域でのご利用ではリチウム乾電池のご利用をお勧めします。
SenSprout Pro ゲートウェイ
[画像7: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-957494-6.jpg ]
通信:3G/LTEデータ通信モジュール内蔵
使用温度範囲:-15℃ 〜 60℃
入力電源電圧:DC5V(AC100V-DC5V ACアダプタ内蔵)
消費電力:5W以下
取付方法:壁掛け・地面設置
外形寸法:約135mm(W) x 185mm (D) x 85.5mm (H)
質量:約835g
■株式会社SenSprout 会社概要
商 号: 株式会社SenSprout
所 在 地: 東京都港区麻布十番1-5-10 アトラスビル8階
代 表 者: 菊池 里紗
事業内容: 農業センサーの開発販売、農業に関わるインターネットサービスの開発運用
設 立: 2015年1月9日
【SenSproutについて】
SenSproutはプリンテッド・エレクトロニクスを用いた、低コストセンサーで世界の水利用を最適化するソリューションを開発しています。
持続可能な農業の実現に向け、現在技術アドバイザーを務める東京大学情情報理工学系研究科准教授、川原圭博の研究をもとに農業用センサーSenSprout Proの開発がスタートしました。*1
プリンテッド・エレクトロニクス技術の活用により、小ロットでも低コストにセンサーを生産することが可能です。さらに、デザインが容易に可変なため、作物や土壌性質ごとに異なる計測したい深さなど、求められる仕様のばらつきにも対応が可能です。農業法人や農業従事者を始め、大学・研究機関の実験における計測ニーズにも応えることが出来ます。
*1 東京大学大学院情報理工学系研究科川原圭博准教授を代表とし、同大学院農学生命科学研究科溝口勝教授、岐阜大学工学部小島悠揮助教らとともに2014-2016 年革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)の助成を受けて開発。研究成果を現在特許出願済で東京大学TLOを通じて株式会社SenSproutが実用化ライセンスを取得。
http://sensprout.com/
東京大学発の技術を応用し、電子回路を印刷できる技術、プリンテッド・エレクトロニクスを用いた、土壌センサー及びソリューションを企画・開発する、株式会社SenSprout(本社:東京都港区、代表取締役:菊池 里紗、以下当社)は、農業法人や農業従事者、研究機関向けに「SenSprout Pro(センスプラウト プロ)」を2017年4月20日より発売します。
SenSprout Proは、「土壌センサー」と「ゲートウェイ」、「クラウドサービス」がセットになったパッケージとなっており直販価格は、199,600円(税込)で、5月上旬より順次出荷開始します。土壌センサーとゲートウェイは単体でも発売しており、それぞれ直販価格は99,800円(税込)です。クラウドサービスは、ベータ版キャンペーンのため、10月まで無料で提供します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-421157-0.jpg ]
SenSprout Pro(センスプラウトプロ)
http://sensprout.net/
【開発の背景】
農産物の生産において、水やりや施肥の頻度・量は作物の品質を大きく左右します。しかし、栽培ノウハウが確立されている日本においても、これまで水やりや施肥の効果は目に見える土壌や作物の状態でしか判断することは出来ませんでした。データに基づいた栽培管理を行うことで、収量や品質の向上、そして圃場が保っている水分や養分の長期的な有効活用が可能になります。
さらに、日本においては農業従事者の高齢化・減少が深刻であり、65歳以上の割合が約65%となっています。これまで農業者が独自に蓄積してきた栽培知識をデータ化し、次世代に継承することは日本の農業における喫緊の課題の一つといえます。過去のデータに基づくきめ細やかな栽培により、作業者の経験年数によらず、作物の収量・品質の安定化と向上が実現出来ます。さらには、「篤農家」と呼ばれる農家のノウハウをデータ化することにより、栽培技術の横展開や自治体など地域全体の生産性向上に繋げることも期待できます。
こうした経験や勘で行っている栽培ノウハウを測定し、データを定量化することを目指して、SenSprout Proの開発がスタートしました。多様なセンサーを小ロットでも低コストに生産できる、プリンテッド・エレクトロニクスを活用し、作物ごとに要求の異なる土壌に関する幅広いデータ収集のニーズに応えるため、測定器とセンサー部分を分離し、交換可能にしました。センサー部分を測定器に内蔵した場合、取得できるデータはセンサー部分のサイズや測定位置で決まってしまうため、本来取得したい内容とはかけ離れたデータとなる可能性があります。環境やニーズに合わせてセンサー部分を交換することにより、本来取得したかった露地やハウスの測定データを取得できる、農業法人や農業従事者、研究機関のニーズに応える農業センサーシステムです。
SenSprout Proは、2015年から試作開発を開始し、累計約300台の土壌センサーを国内20箇所以上の農業生産法人や個人農家、研究機関の露地やハウスに設置して実証実験してきました。作物も、水菜や春菊などの葉物野菜から、長芋などの根菜類、トマトなど果菜類、ブドウやミカンなどの果樹類と、多様な品種を扱っています。これまで、ハウスごとに異なっていた収穫物の収量や品質の差へのデータによる裏付けや、水はけ条件の異なる圃場における灌水の効果測定などに結びつけることに成功しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-425066-1.jpg ]
SenSprout Pro 土壌センサー
【SenSprout Proのポイント】
1. かんたんに設置できる土壌センサー
・土壌センサーは、ボタンを押して電源を入れるだけで計測開始。面倒な配線は不要
・手で挿し込むだけで土壌に密着しやすい板型構造
・土壌の複数深度を1台で計測可能
2. 露地やハウスの環境に耐えられる仕様
・ゲートウェイは電源に接続するだけで通信を開始し、面倒な工事は不要
・センサーは単三電池2本で最大約1年の継続利用が可能
・作物の影響を受けにくい920MHz帯の無線通信方式を採用
3. 生産管理者が使いやすいインターフェイス
・グラフ化されたリアルタイムデータを表示
・生産管理者を招待して露地やハウスのデータをグループで共有可能
・設定した閾値を外れた際や異常発生時をメール通知
■SenSprout Proの特長
SenSprout Pro土壌センサーは、深さ10cm、20cmのセンサー部分が触れている土壌水分量と地表付近の気温を測定します。ゲートウェイ1台に対して、半径約150mの範囲内であれば、センサーを99台まで接続することが可能です。今後、深度や測定点数、測定項目(ECなど)が異なる様々なセンサー部分の提供を順次開始する予定です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-434764-2.jpg ]
測定器部分(左)からセンサー部分(右)を取り外して交換できる
[画像4: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-520060-3.jpg ]
センサー部分に板型構造を採用し、土壌に簡単に差し込める
■SenSprout のクラウドサービス
SenSprout のクラウドサービス(https://sensprout.net/)では、センサーから取得したデータを解析し、いつでもどこでもリアルタイムで確認することができる直感的で使いやすいインターフェイスを提供しています。生産管理者の多い大規模な露地やハウスでもスムーズにデータ共有できるメンバー招待機能や、自動で土壌の変化を検知してお知らせする通知機能で、土壌の状態を確認できます。露地やハウスに足を運んで確認していた土壌環境のチェックが遠隔で行えるため、見回り回数を減らして生産管理コストの削減につながります。計測した数値は、測定期間を指定して手軽にグラフで解析できます。また、詳細な分析のためのCSV形式でのダウンロードも可能です。ベータ版の無料キャンペーン終了後は、サービス使用料として土壌センサー、ゲートウェイともに1台につき月額1,000円での提供を予定しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-343787-4.jpg ]
SenSprout Pro クラウドサービス
■仕様
SenSprout Pro 土壌センサー
[画像6: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-577282-5.jpg ]
通信方式:IEEE802.15.4g (920MHz)
電池寿長:最大1年間 *1
最大通信距離:見通し距離150m *2
電源:単3アルカリ乾電池2本 *3
使用温度範囲:-15℃ 〜 55℃
外形寸法:約70mm(W) x 33mm (D) x 677mm (H)
質量:約358g
* 1 周囲の温度や使用状況により、上記の時間と異なる場合があります。
* 2 通信距離は目安です。周囲環境により通信距離が変わる場合があります。
* 3 アルカリ乾電池は低温環境下・高温多湿下では電池の消耗が早まります。長期間氷点下になる地域でのご利用ではリチウム乾電池のご利用をお勧めします。
SenSprout Pro ゲートウェイ
[画像7: https://prtimes.jp/i/25463/2/resize/d25463-2-957494-6.jpg ]
通信:3G/LTEデータ通信モジュール内蔵
使用温度範囲:-15℃ 〜 60℃
入力電源電圧:DC5V(AC100V-DC5V ACアダプタ内蔵)
消費電力:5W以下
取付方法:壁掛け・地面設置
外形寸法:約135mm(W) x 185mm (D) x 85.5mm (H)
質量:約835g
■株式会社SenSprout 会社概要
商 号: 株式会社SenSprout
所 在 地: 東京都港区麻布十番1-5-10 アトラスビル8階
代 表 者: 菊池 里紗
事業内容: 農業センサーの開発販売、農業に関わるインターネットサービスの開発運用
設 立: 2015年1月9日
【SenSproutについて】
SenSproutはプリンテッド・エレクトロニクスを用いた、低コストセンサーで世界の水利用を最適化するソリューションを開発しています。
持続可能な農業の実現に向け、現在技術アドバイザーを務める東京大学情情報理工学系研究科准教授、川原圭博の研究をもとに農業用センサーSenSprout Proの開発がスタートしました。*1
プリンテッド・エレクトロニクス技術の活用により、小ロットでも低コストにセンサーを生産することが可能です。さらに、デザインが容易に可変なため、作物や土壌性質ごとに異なる計測したい深さなど、求められる仕様のばらつきにも対応が可能です。農業法人や農業従事者を始め、大学・研究機関の実験における計測ニーズにも応えることが出来ます。
*1 東京大学大学院情報理工学系研究科川原圭博准教授を代表とし、同大学院農学生命科学研究科溝口勝教授、岐阜大学工学部小島悠揮助教らとともに2014-2016 年革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)の助成を受けて開発。研究成果を現在特許出願済で東京大学TLOを通じて株式会社SenSproutが実用化ライセンスを取得。
http://sensprout.com/