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〜10月30日は香りの記念日〜 香りが男性の気分に与える効果を検証 嗅いだ香りの種類によって、感じる気分に変化が! 特に“ローズの香り”がする女性には、男性をドキドキさせる効果があることが明らかに




 株式会社カネボウ化粧品並びに、同社の香りについての研究機関「カネボウ化粧品香料研究室」は、10月30日の「香りの記念日*」に先駆け、香りが男性にどのような気分の変化をもたらすのかを検証する実験を行いました。
 調査の結果、男性は香りの種類によって感じる気分に変化があることが分かりました。中でも、ローズの香りはロマンティックな気分にさせる効果があることが分かり、特に女性がローズの香りを身にまとうと、男性は交感神経などが活発化し、ドキドキしていると推測されるという結果が得られました。
 つきましては、調査レポートをご送付させて頂きますので、本調査結果を是非ご活用頂けますと幸いです。

*香りの記念日:1992年、石川県七尾市で第7回国民文化祭「世界の香りフェアIN能登」が開催されたことにちなんで石川県七尾市が制定。


【実験概要】
実験1.香りがどのような気分をもたらすかについての比較実験
■実験期間:2012年8月31日(金)〜9月7日(金)
■実施場所:カネボウ化粧品研究所
■被験者:20〜30代の正常な嗅覚をもつ健常男性8名(非喫煙者) 被験者には、実験目的および香り種類を伏せて測定を行った。
■実験概要:
 1.被験者に椅子に横たわり、目をつぶって安静な状態を維持してもらい、目をつぶったまま香りを嗅いでもらった。
 2.その際、心拍の変動を測定した。
 3.香り提示後、快適感主観評価注)を行い、被験者にどのような気分をもたらしたかを測定した。
 4.同内容を香りを変えて、測定した。
<測定した香りの種類>
 ローズ、レモン、ムスク、タバコ
(上記4種に加え、SALAブランドで使用している「サラ スウィートローズの香り」、「サラの香り」も測定)


実験2.女性が香りを纏った場合の影響を図る実験
■実験期間:2012年9月21日(金)〜9月23日(日)
■実施場所:株式会社カネボウ化粧品本社
■被験者:20〜30代の正常な嗅覚をもつ健常男性10名(非喫煙者) 被験者には、実験目的および香り種類を伏せて測定を行った。
■実験目的:
 男性が特定の香りをつけた女性がとなりに座った時にうける心理的生理的な影響の評価
■実験方法:
 男性のとなりに香りをつけた女性が座り、一定の時間心拍の変動を測定した。その後、快適感主観評価を行った。
<測定した香りの種類>
 ローズ、レモン、ムスク、タバコ
(上記4種に加え、SALAブランドで使用している「サラ スウィートローズの香り」、「サラの香り」も測定)

注)快適感主観評価には、POEM-K(Positive Emotion Model of Kao)=「爽快な気分」「うっとりした気分」などの快適感評価質問に、「疲れた気分」「イライラした気分」などの不快感質問項目を加えた質問に回答してもらった。

【考察】
考察1. 男性は香りを嗅ぐと、香りの種類によって、気分が影響され、交感神経等が変動する。特に“ローズの香り”は、男性をうっとり、ドキドキさせる傾向が

 男性にローズ、レモン、ムスク、タバコの臭いを嗅いでもらったところ(実験1.)、無臭のときよりも、交感神経が活性傾向を示しました。また同時に、香りは心理面にも影響を与えていることがわかりました。特に“ローズの香り”を嗅ぐと、「ドキドキした“緊張感”を感じる」、「うっとり、ロマンティックな気分になる」、「リフレッシュする」などの傾向が現れることが明らかになりました。
 その他、レモンは「すっきり、さわやかな気分になる」、ムスクは「うっとり、ロマンティックな気分になりつつ、落ち着いた、穏やかな気分」になるという傾向がありましたが、一方、タバコの香りは男性を「イライラさせ、不愉快にしてしまう」という結果になりました。(非喫煙者での結果です)
 男性も香りに敏感であり、女性は男性にどう思われたいかで、香りを使い分けることは有効かもしれません。


考察2. 女性が“ローズの香り”を身にまとうと男性は“ドキドキ”する

 女性がローズ、レモン、ムスク、タバコの香りを纏った時に、男性はどのように気分が変化するかを実験したところ(実験2.)、無臭時よりも香りを身にまとった女性が近くに来た場合のほうが男性の交感神経が活性化しました。
 特に、ローズとタバコの香りは交感神経が活性化することが分かり、実験1.の結果と併せて考えると、女性が近くにいると男性は、ロマンティックな気分で“ドキドキ”するような心理状態を示し、タバコの香りがする女性が近くにいると非喫煙者の男性では“イライラ”して、不愉快になる傾向が見られました。
 女性は、男性をいい意味でドキドキさせるために、“ローズの香り”をまとってみてはいかがでしょうか。
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【調査結果について】
実験監修 カネボウ化粧品香料研究室
カネボウ化粧品の小田原工場に研究所を構える。香りについて日々研究をしており、カネボウ化粧品の全商品の香りを担当する“香りのプロフェッショナルチーム”。チーフパフューマー主席研究員の駒木亮一氏をはじめ、6名で構成。

■男性からみて女性をより魅力的にさせる“ローズの香り”
 バラは古代から王族や貴族等により栽培され珍重され、様々な形で利用されてきた花の中の花と呼ばれるものです。身の回りには数多くの花があり、その中でも香り良い花はたくさんあります。
 しかし、バラほど長い歴史を通じてヒトと係わり合いも持ち続けている花は他にはありません。単に香りが良いからという理由のみで説明するにはしきれないことです。これまでにも実験で、香りに鎮静効果やリフレッシュ効果等が示されています。
 さらに、香りには未だ知られていない効果があるようでして、好きな音楽を聴くと心が和み、表情もやさしく生き生きしてくるように、特定の香りを使用し続けると、同じような効果が認められるようです。例えば、実験で女性に特定のローズの香りを2ヶ月使い続けてもらうと、顔の表情に違いが現れ、その使用開始前の顔写真と2ヵ月後の顔写真を比較すると、ローズの香りを使用続けた女性の顔がより男性等に魅力的に映るという発表もあります。“ローズの香り”には、魅力がいっぱいです。

■男性と女性では、ドキドキする香りが違う
 女性は“ローズの香り”、男性は“ムスクの香り”で相手を誘引!?
 今回の実験で、男性は特にローズの香りがする女性にドキドキしているのではとの結論をえました。実は男性と女性で香りの感受性に差が有り、香りに対する反応も異なるといわれています。私どもの過去の実験でもそのようなデータが出ています。男性は“ローズの香り”に、女性は“ムスクの香り”に魅力的を感じ易いのかもしれません。
 女性が魅力的に思う“ムスクの香り”は、元々は麝香鹿のオスの持つ器官から発せられる香りで、メス鹿を誘引するといわれているムスク(麝香)に端を発し、現在は最先端の精密有機合成技術で造られている重要なものです。その由来から、異性に対し何らの作用があるのではと研究もされてきていました。“ムスクの香り”を女性に継続して長期間使用してもらうと、観察できる特定の体内ホルモンのバランスが整えられ、結果的に肌もきれいになるという発表もあります。
 バラの香りもムスクの香りも、大昔からヒトが用いてきたものですのです。きっと私たちにとって何らかの役に立つ香りなのだと想像できます。

(参考)サラ スウィートローズの香り、サラの香りについて
■香りにこだわりぬいて30年以上のブランド「SALA」
 誕生31年目を迎える2012年まで、ブランドとして一貫してこだわり続けたのは「香り」。ブランド誕生以来ずっと変わらないこだわりの「サラの香り」と、2011年から登場したもう一つの「サラ スウィートローズの香り」は、それぞれ厳選されたバラを中心に90種類以上の天然エッセンス等を配合したまさに香水ともいえる香りです。
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