シミックソリューションズ・みずほリサーチ&テクノロジーズ 共同研究契約を締結
[22/08/29]
提供元:PRTIMES
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―被験者が自覚するストレス状態を、データで可視化・分析する実証実験を開始―
シミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO 中村 和男)のグループ会社で、ヘルスケア事業及び人材紹介・派遣、製薬事務委受託サービスを展開するシミックソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 羽野 佳之、以下:シミック)と、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉原 昌利、以下:MHRT)は、ストレスチェックサービスの有効性検証に関する共同研究契約を締結し、実証実験を開始したことをお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/51375/5/resize/d51375-5-ceafd59c07c6ad9cf958-1.jpg ]
■共同研究契約締結の背景
2015年施行の改正労働安全衛生法(第66条の10)で、労働者が50人以上いる事業所に義務付けられた「ストレスチェック」は、被験者本人の主観によるアンケートにより実施されていますが、被験者自身が回答内容を事実上コントロールできることから、本来のストレス状態の実態把握が難しいとも言われています。また、厚生労働省の精神疾患データ(※1)によると、ストレス関連障害等の外来患者数は平成14年から平成29年までの15年間で約1.7 倍に増加しており、ストレスが社会的問題であると認識されています。
このたびシミックとMHRTは、ストレス社会に適応するための新たなストレスチェックの開発を目指し、アンケートによる主観的評価に加え、各種ストレスチェックツールを用いた客観的評価を併用した多面的検査により、主観・客観両面でのデータを「見える化」する実証実験を開始いたします。
(※1)厚生労働省 「第4回 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」参考資料1(2022年2月3日)
■共同研究の内容
本実証実験では、採取した被験者の唾液をシミックが提供する唾液検査キットにより、ストレスを受けると分泌量が増えるとされる成分を検出して、ストレスの影響を予測します。また、株式会社NTTデータのクラウド型健康管理サービスHealth Data Bank(R)(ヘルスデータバンク)の「撮影した顔色からストレスサインを確認する機能」と「簡単な質問の繰り返し調査(パルスサーベイ)からストレス状態を確認する機能」と、PST株式会社提供の音声によるストレスチェックを可能とする音声未病分析技術「MIMOSYS (R)(ミモシス)」を併用して、多面的に解析します。
なお、シミックは唾液によるストレス測定方法について、他のストレス測定方法との比較、周辺データ(ex.勤務時間、健康診断など)との連携によるストレス測定精度向上の有効性を検証していきます。さらにMHRTはこれらのデータと、本人の属性や勤務状況を始めとする多様な働き方に関する背景情報を総合的に集計・解析し、両社の協業により、『ストレス状態の見える化』に取り組みます。
シミックとMHRTは、本実証実験でストレス状態を判定するアルゴリズムを開発し、従業員が自覚するストレス状態をデータから見える化し、ストレスチェック結果の精度向上を目指します。また、各種データの多面的解析を深化させ、より精度の高い個人への結果のフィードバックを目指すと共に、将来的にはストレスチェックの結果に応じて本人あるいは組織等へのフォロー策を提供できるようなサービス開発を視野に入れ、活動を続けて参ります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/51375/5/resize/d51375-5-989c4e8f52311c668933-0.jpg ]
シミックソリューションズ株式会社 執行役員 新規事業本部長 西沢 寛は次のように述べています。
「この度、MHRTとの共同研究契約の締結は、ストレス社会に対してのソリューションの第一歩であり、パートナーシップの構築を大変嬉しく思っております。様々な疾患の原因であり、昨今の大きな社会的問題であるストレスを、データで見える化し、被験者の状況をよりリアルに確認できることは、大きな社会貢献になると信じています。本プロジェクトを起爆剤として、今後は生活習慣・過労・運動不足・睡眠不足や老化の指標でもあるフレイルや健康診断のデータを関連付けることにより、データを活用した早期の生活改善活動・行動変容につなげられることに取り組んでいきたいと考えています。」
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 技術・事業開発本部本部長 宗國 修治は次のように述べています。
「当社は、みずほフィナンシャルグループの非金融領域の中核会社として、近年ヘルスケア分野でデータを活用した事業拡大に注力しています。従業員のウェルビーイング、企業のエンゲージメント向上に資する数多くの新規事業開発に取り組んでおり、本共同研究はその一環です。数々の臨床試験経験に基づく医薬品開発のノウハウと、ヘルスケア領域での知見を持つシミックと、DX推進に強みを持つ当社によるパートナーシップは、お互いの強みに拘った柱の事業となり、ストレス由来の社会課題の解決に寄与できるものと信じております。」
シミックとMHRTは、本共同研究を通じて社会問題化しつつあるストレス問題に正面から向き合い、社会で働く人のヘルスケアの促進に貢献して参ります。
■シミックグループについて
シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。現在、シミックグループは、日本で最大級のCROであると同時に、医薬品開発、SMO(治験施設支援)、臨床からGMPに準拠した医薬品製造、薬事コンサルティング、そして営業およびマーケティングソリューション等における包括的なサービスを提供しています。また、製薬・バイオテクノロジー・医療機器の企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども積極的に行っております。シミックグループは、世界中に7,000人を超える従業員とグループ会社24社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com
■みずほリサーチ&テクノロジーズについて
みずほリサーチ&テクノロジーズは、情報処理サービスおよびソフトウェア開発・販売、調査・研究、コンサルティング業務を行うみずほフィナンシャルグループの非金融領域の中核会社です。企業経営、公共政策、社会科学、環境、情報通信、金融など多岐にわたる分野において、リサーチ・コンサルティング・ITデジタルの強みを結集し、新たな価値を生み出し、お客さまと社会の課題を解決します。
詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.mizuho-rt.co.jp/
シミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO 中村 和男)のグループ会社で、ヘルスケア事業及び人材紹介・派遣、製薬事務委受託サービスを展開するシミックソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 羽野 佳之、以下:シミック)と、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉原 昌利、以下:MHRT)は、ストレスチェックサービスの有効性検証に関する共同研究契約を締結し、実証実験を開始したことをお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/51375/5/resize/d51375-5-ceafd59c07c6ad9cf958-1.jpg ]
■共同研究契約締結の背景
2015年施行の改正労働安全衛生法(第66条の10)で、労働者が50人以上いる事業所に義務付けられた「ストレスチェック」は、被験者本人の主観によるアンケートにより実施されていますが、被験者自身が回答内容を事実上コントロールできることから、本来のストレス状態の実態把握が難しいとも言われています。また、厚生労働省の精神疾患データ(※1)によると、ストレス関連障害等の外来患者数は平成14年から平成29年までの15年間で約1.7 倍に増加しており、ストレスが社会的問題であると認識されています。
このたびシミックとMHRTは、ストレス社会に適応するための新たなストレスチェックの開発を目指し、アンケートによる主観的評価に加え、各種ストレスチェックツールを用いた客観的評価を併用した多面的検査により、主観・客観両面でのデータを「見える化」する実証実験を開始いたします。
(※1)厚生労働省 「第4回 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」参考資料1(2022年2月3日)
■共同研究の内容
本実証実験では、採取した被験者の唾液をシミックが提供する唾液検査キットにより、ストレスを受けると分泌量が増えるとされる成分を検出して、ストレスの影響を予測します。また、株式会社NTTデータのクラウド型健康管理サービスHealth Data Bank(R)(ヘルスデータバンク)の「撮影した顔色からストレスサインを確認する機能」と「簡単な質問の繰り返し調査(パルスサーベイ)からストレス状態を確認する機能」と、PST株式会社提供の音声によるストレスチェックを可能とする音声未病分析技術「MIMOSYS (R)(ミモシス)」を併用して、多面的に解析します。
なお、シミックは唾液によるストレス測定方法について、他のストレス測定方法との比較、周辺データ(ex.勤務時間、健康診断など)との連携によるストレス測定精度向上の有効性を検証していきます。さらにMHRTはこれらのデータと、本人の属性や勤務状況を始めとする多様な働き方に関する背景情報を総合的に集計・解析し、両社の協業により、『ストレス状態の見える化』に取り組みます。
シミックとMHRTは、本実証実験でストレス状態を判定するアルゴリズムを開発し、従業員が自覚するストレス状態をデータから見える化し、ストレスチェック結果の精度向上を目指します。また、各種データの多面的解析を深化させ、より精度の高い個人への結果のフィードバックを目指すと共に、将来的にはストレスチェックの結果に応じて本人あるいは組織等へのフォロー策を提供できるようなサービス開発を視野に入れ、活動を続けて参ります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/51375/5/resize/d51375-5-989c4e8f52311c668933-0.jpg ]
シミックソリューションズ株式会社 執行役員 新規事業本部長 西沢 寛は次のように述べています。
「この度、MHRTとの共同研究契約の締結は、ストレス社会に対してのソリューションの第一歩であり、パートナーシップの構築を大変嬉しく思っております。様々な疾患の原因であり、昨今の大きな社会的問題であるストレスを、データで見える化し、被験者の状況をよりリアルに確認できることは、大きな社会貢献になると信じています。本プロジェクトを起爆剤として、今後は生活習慣・過労・運動不足・睡眠不足や老化の指標でもあるフレイルや健康診断のデータを関連付けることにより、データを活用した早期の生活改善活動・行動変容につなげられることに取り組んでいきたいと考えています。」
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 技術・事業開発本部本部長 宗國 修治は次のように述べています。
「当社は、みずほフィナンシャルグループの非金融領域の中核会社として、近年ヘルスケア分野でデータを活用した事業拡大に注力しています。従業員のウェルビーイング、企業のエンゲージメント向上に資する数多くの新規事業開発に取り組んでおり、本共同研究はその一環です。数々の臨床試験経験に基づく医薬品開発のノウハウと、ヘルスケア領域での知見を持つシミックと、DX推進に強みを持つ当社によるパートナーシップは、お互いの強みに拘った柱の事業となり、ストレス由来の社会課題の解決に寄与できるものと信じております。」
シミックとMHRTは、本共同研究を通じて社会問題化しつつあるストレス問題に正面から向き合い、社会で働く人のヘルスケアの促進に貢献して参ります。
■シミックグループについて
シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。現在、シミックグループは、日本で最大級のCROであると同時に、医薬品開発、SMO(治験施設支援)、臨床からGMPに準拠した医薬品製造、薬事コンサルティング、そして営業およびマーケティングソリューション等における包括的なサービスを提供しています。また、製薬・バイオテクノロジー・医療機器の企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども積極的に行っております。シミックグループは、世界中に7,000人を超える従業員とグループ会社24社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com
■みずほリサーチ&テクノロジーズについて
みずほリサーチ&テクノロジーズは、情報処理サービスおよびソフトウェア開発・販売、調査・研究、コンサルティング業務を行うみずほフィナンシャルグループの非金融領域の中核会社です。企業経営、公共政策、社会科学、環境、情報通信、金融など多岐にわたる分野において、リサーチ・コンサルティング・ITデジタルの強みを結集し、新たな価値を生み出し、お客さまと社会の課題を解決します。
詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.mizuho-rt.co.jp/