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コグネックスのバーコードリーダを使用し、製造ラインのメンテナンスとプロセスの効率性を改善

画像処理とバーコードリーダのトータルソリューションプロバイダであるコグネックス株式会社(本社 東京都文京区、代表取締役社長 井上 誠)は、世界中のあらゆる製造現場で使用されているコグネックス製品の活用事例として、韓国自動車メーカーHyundai および Kia 製の乗用車すべてのトランスミッションを製造する主要メーカーであるHyundai PowerTech の事例を発表しました。

トランスミッションの製造ラインにおいてトレーサビリティは必要不可欠な要素ですが、部品の小型化に伴って印字される二次元コードがより小さくなり、加えて読み取り条件が厳しいことが多いため、安定した二次元コードの読み取りを実現させることは容易ではありません。Hyundai PowerTechは、コグネックスのバーコードリーダDataMan(R) とIn-Sight(R) を導入することにより、100%の読み取り率を実現し、効率を飛躍的に向上させることに成功しました。

<概要>
■課題
工場ごとに複数のメーカーのバーコードリーダを使用していたことにより、メンテナンスに手間が掛かり、効率が悪く、読み取り率が安定しない。また、新しく拡張したRWD 8速オートマチックトランスミッション製造ラインは、厳しい読み取り条件下でのDPM(ダイレクトパーツマーク) 二次元コードの読み取り率の向上が求められていた。

■解決策
DPM読み取りに高い安定性を持つコグネックスの工業用バーコードリーダDataMan とIn-Sightを導入。

■利点
トランスミッション部品上の大小さまざまな二次元コードを、その状態、視野角、表面の素材、コードの位置に関わらず、100%の読み取り率で確実に読み取ることができ、効率性が飛躍的に向上。

<詳細>
Hyundai PowerTech は、さまざまなバーコードリーダを検討し、最終的には高い安定性と100%の読み取り率を誇るコグネックスのDataMan バーコードリーダを採用しました。韓国の瑞山工場に設置した DataMan バーコードリーダの性能に満足し、米国のジョージア工場、中国の青島工場のアッセンブリラインにも設置しました。

■高速プロセス管理と効率性の向上
DataMan バーコードリーダの導入後、Hyundai PowerTech は、生産とプロセス管理の高速化を実現することができました。 さらに、工場間のシームレスな通信と高速データ収集プロセスをサポートする生産実行システム(MES: Manufacturing ExecutionSystem)も新しく実装されました。 Hyundai PowerTech は MES に統合されたデータを使用して、生産履歴を追跡し、生産管理や不具合管理を実現しています。 これらは、DataMan バーコードリーダの優れた読み取り率がなければ達成できませんでした。 DataMan バーコードリーダはイーサネットをサポートしているため、距離の制限なく
ハブを解してネットワークに直接統合できます。 DataMan は、PCを使わなくてもネットワークデバイスのように MES と通信することができます。

■8速トランスミッションの小さいコード読み取り
Hyundai PowerTech は、RWD 8速オートマッチクトランスミッションの製造ラインにおいて、さらに小型化され複雑になった部品に対し、レーザー刻印されるDPMデータマトリックスコードも、さらに小さく(5x5mm)する必要がありました。DataManバーコードリーダを使用することで、この8速トランスミッションの部品上の厳しい読み取り条件(小さなDPMコード)に対応することができました。

また、Hyundai PowerTech は、さまざまなトランスミッションモデルを製造しているため、関連する部品の形状もさまざまであり、二次元コードの刻印位置も一貫性がありません。 Hyundai PowerTech はこの問題を、コグネックスの3つのソリューション―高解像度の画像処理システムIn-Sight のバーコード読み取りモデル、DataMan バーコードリーダ、画像処理ソフトウェアVisionPro(R) の高性能なバーコード読み取りツールIDMax(R)―で解決しました。 高解像度(2メガピクセル)とパワフルなアルゴリズムを誇る In-Sightの バーコードリーダモデルは、トランスミッション部品上の極めて小さなDPM二次元コードも、その状態、視野角、表面の素材、コードの位置に関わらず確実に読み取ります。 また、In-Sight のバーコードリーダモデルの高い信頼性により、工場内のハウジングコンポーネントやその他のタイプのトランスミッションのバーコードの読み取りにも採用されるようになりました。

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■コグネックス株式会社
コグネックス株式会社(本社、東京都文京区)は、コグネックスコーポレーション100%出資の下、1988年に設立され、半導体、エレクトロニクス業界を中心に急成長を遂げました。コグネックス株式会社は日本市場において画像処理システムの輸入、販売、サポートを行う画像処理のトータルソリューションプロバイダであり、コグネックスグループの中で最も重要な拠点のひとつとなっています。詳しくは、Webサイト (http://www.cognex.co.jp/) をご覧ください。

■コグネックスコーポレーション
コグネックスコーポレーション(本社米国)は、画像処理技術を基盤とした画像処理システム(ビジョンシステム)、画像処理ソフトウェア(ビジョンソフトウェア)、画像センサ(ビジョンセンサ)、バーコードリーダの設計、開発、製造、販売において、世界をリードする企業です。革新的な技術を搭載しているコグネックスの画像処理システムとバーコードリーダおよび画像処理センサの製品は、世界中の工場や倉庫・配送センターでの生産や流通の工程において、広範囲にわたる検査、認識、識別、位置決め、品質管理などで採用されています。1981年の創業以来30年以上にわたって、累計収益35億ドル以上、出荷台数90万台を超える実績をもち、最高の精度、信頼性、性能を提供する製品として全世界で高い評価を得ています。コグネックスは、米国のマサチューセッツ州ネイティックに本社を構え、日本、北米、ヨーロッパ、アジア、中南米などの拠点、パートナーを含め、全世界をカバーするグローバルな体制で、卓越したソリューションとサービスをお届けしています。詳しくは、Webサイト (http://www.cognex.com/) をご覧ください。
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