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貿易DXを推進するトレードワルツが、セゾン情報システムズと協業。HULFT Squareとの標準連携で、API連携を簡単、スピーディに。

このプレスリリースは、株式会社セゾン情報システムズおよび株式会社トレードワルツとの共同発表のため、両社から同じプレスリリースが届く場合がございます。大変申し訳ございませんが、その場合はご容赦いただけますようお願い申し上げます。




報道関係各位
2023年7月26日

株式会社トレードワルツ
株式会社セゾン情報システムズ

株式会社トレードワルツ(以下:トレードワルツ)は、貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(R)」(以下:TradeWaltz)のAPI利用拡大に向け、株式会社セゾン情報システムズ(以下:セゾン情報システムズ)が提供するiPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)「HULFT Square(R)」を用いた実証試験で、TradeWaltzユーザーによる自社システム-TradeWaltz間のAPI連携にかかる手間や時間を飛躍的に効率化・短縮できることを明らかにしました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/118454/14/resize/d118454-14-5c7691f01e8558caeea5-0.jpg ]

今後、トレードワルツとセゾン情報システムズはHULFT SquareをTradeWaltz連携ツールの一つとして提供することで、貿易電子化を協働して進めてまいります。

■API連携とは
API(Application Programming Interface)はソフトウェアやプログラムが持つ機能や情報を、他のプログラム上でも利用できるようにつなぐ仕組みです。Webサイトのなかに別サービスである地図アプリの情報を掲載したり、宅配の配達状況を、メッセージアプリ上で通知したりと、様々な活用事例があります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/118454/14/resize/d118454-14-862060029b347065ca61-1.jpg ]

 TradeWaltzはAPI仕様を一般公開しております。特に大企業の貿易実務者には、既にご利用されている基幹システムや業務システムから経由してAPI接続をしていただき、認証を通じた高セキュリティ下で、TradeWaltzの契約情報・物流情報登録や、登録情報の閲覧、コミュニケーション支援などを行うことで、現行業務とTW業務の間をシームレスにつなぐ運用をオススメしています。
 政府でも日本全体としての貿易効率を上げるため、貿易プラットフォームとのAPI連携開発へ補助金などを発行してデジタル化の推進をされています。(参考 https://www.tradewaltz.com/news/5520/

■HULFT Squareとは
HULFT Squareは、DX実現に必要な「データ活用するためのデータ準備」や「業務システムをつなぐデータ連携」を支援する日本発のiPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)です。オンプレミス・クラウド・SaaSなどの環境に分散し管理されているさまざまなデータを、業務システム間、業種、国・地域をまたぎデータ連携させることができます。

[画像3: https://prtimes.jp/i/118454/14/resize/d118454-14-8d1abe36f0537ffd7ccc-2.jpg ]

さらに、セゾン情報システムズは、このデータ連携を実現させるためにプラットフォーム構想を立てました。6つのカテゴリに関わるデータ連携を、パートナー様との協業やセゾン情報システムズ独自のサービスと組み合わせることにより実現させるものです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/118454/14/resize/d118454-14-b0f458bc623ce2ebe52d-3.png ]

■TradeWaltz-API と HULFT Squareの連携実証
 HULFT Squareに実装したTradeWaltz-API連携のモジュールを使い、下記シナリオで実証試験を行いました。

TradeWaltzユーザーの船積書類データをCSV*1形式で出力し、指定のBox(R)フォルダに格納

HULFT SquareがCSVデータをBox(R)フォルダから自動取得

HULFT SquareがCSVデータを、TradeWaltzが読み取れるJSON形式データに自動変換

HULFT SquareがTradeWaltz-APIを自動実行し、該当データをTradeWaltzに自動登録


[画像5: https://prtimes.jp/i/118454/14/resize/d118454-14-96e5ac6b7428cd9ee6eb-6.png ]

結果として、データ変換・登録等は問題なく実行できており、チューニングで処理時間を飛躍的に高められる目途がついております。また取り扱う書類データも今後セゾン情報システムズ側で注文書(Purchase Order)や信用状(Letter of Credit)など種々の標準書類を増やして参ります。
実運用では、Box(R)フォルダではなく社内のシステムフォルダやファイルサーバーを使ったり、各社書類で記載されている特殊項目を追加でマッピング設定する必要はあると思いますが、今回構築したクラウド上の連携モジュールにて、設定変更をするだけのノンコードベースで連携が図れるため、サーバー構築・コーディング・テストといった手間が省け、連携にかかる工数・時間は6割以上改善されると想定しています。

■TradeWaltzとHULFT Squareが繋がる先にある世界
 TradeWaltzとHULFT Squareを接続することは、単にユーザーのTradeWaltz利用を促進するだけではありません。HULFT(データ連携プラットフォーム)とTradeWaltz(主に社外のパートナーを接続するハブ)が連携することで、それぞれが既に接続しているアライアンス先のサービスが相互に接続され、Hub and Spokeモデル*2となり、1.社内の人事管理システム上のユーザーマスタからTradeWaltzのユーザー登録をしやすくしたり、2.TradeWaltzで登録された貿易上の債権データを社内の会計管理システムへシームレスにつなぎ、そして3.貿易業務で発生する脱炭素算出を計算するシステムとの連携などシステムの境目がなくなり、付加価値を生み出しやすい世界観をつくることができます。トレードワルツとセゾン情報システムズは今回の協業を皮切りに、ユーザーメリットを生み出す連携を検討してまいります。
[画像6: https://prtimes.jp/i/118454/14/resize/d118454-14-dd7bc07685102adfd2f8-4.png ]

〜用語の解説〜
*1) CSV: Comma-Separated Valuesの略で、システム間でやりとりされるExcelデータのようなもの
*2) Hub and Spoke: Hubは自転車の車輪軸を表し、上記図のTradeWaltzやHULFTのような各システムの真ん中にあるつなぎ役を指す言葉であり、Spokeは上記図の人事・給与管理システムや会計管理システムのようにHubから伸びる線を指す。元々は物流網をどのように設計すると良いか、という議論から生まれた言葉であり、現在はIT業界でシステム連携(情報流通)をどのように設計すれば良いか、という議論で使われる。

【Hub and Spokeの効果例】
通常、n個のシステムを1:1の関係でシステム連携を完全に行う場合、組み合わせの公式 n*(n-1)/2*1 = n(n-1)/2の数だけシステム連携をつくる必要が出てくる。例えば 20個のシステムを相互に接続するには10(10-1)/2 = 45個のAPI連携が必要になる。
それに対しHub and Spokeの概念を導入する場合、上記図のTradeWaltzが10個のシステムをspokeとしてつなぎ、HULFT SQUAREが10個のシステムをspokeとしてつなぎ、2つのHub(TradeWaltzとHULFT)間を1つつなぐと、合計21個のAPI連携をつくるだけで全体が連携しあえることになる。

【関係者のコメント】
株式会社セゾン情報システムズ 取締役 常務執行役員 石田 誠司
「株式会社セゾン情報システムズは、株式会社トレードワルツとの協業を心より歓迎します。
私たちは、トレードワルツ様の目指す貿易に関わる企業との連携、そしてカーボンニュートラルへの取り組みなどの業界をまたいだデータ連携を推進することにより、貿易業務の完全電子化を支援しさらなるデジタル社会への貢献をします。」

株式会社トレードワルツ 執行役員COO、CMO 兼 グローバル&アライアンス事業本部長 染谷 悟
「データ連携分野トップランナーの1社であるセゾン情報システムズ様と今回協業発表できることを、心より嬉しく思います。トレードワルツは安全なブロックチェーン上で、貿易実務者間の情報共有を完全電子化し、スムーズな伝達を可能にしていきますが、その導入過程を飛躍的に短縮できるHULFT、そしてセゾン情報システムズ様の力を得て、今後強力に貿易電子化を進めていきたいと思っています。」

株式会社トレードワルツ プロダクト開発部長 野田坂剛
「TradeWaltzは貿易実務者間の情報共有を業種や国・地域を超えて完全電子化することを目指しており、これはHULFT Squareの目指す世界観と完全に一致します。今回の協業発表を機に両サービスの持つ強みを生かし、貿易業界における実務者間の情報連携や利用者への付加価値提供をさらに推進していきたいと考えております。」

■トレードワルツについて
商号: 株式会社トレードワルツ
代表者: 代表取締役 執行役員社長 小島 裕久
所在地: 〒100-6036 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング36階 WORKSTYLING
設立: 2020年(令和2年)4月
事業内容:ブロックチェーンを活用した貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(注1)」のSaaS(注2)提供
人員数: フルタイム60名
URL: https://www.tradewaltz.com
株主一覧: 株式会社NTTデータ / 豊田通商株式会社 / 東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 /
       住友商事株式会社 / 三菱商事株式会社 / 株式会社TW Link /
   東京海上日動火災保険株式会社 / 豊島株式会社 / 株式会社上組 /
   株式会社フジトランス コーポレーション / 三井倉庫ホールディングス株式会社 /
  株式会社日新 / 株式会社三菱UFJ銀行 / 丸紅株式会社 / 三菱倉庫株式会社/
  損害保険ジャパン株式会社

[画像7: https://prtimes.jp/i/118454/14/resize/d118454-14-701314dab0ab9f46637e-5.png ]

SDGsへの取組み:弊社サービスは主に8,9,12,13,15,17のテーマで取組を推進しています。

■セゾン情報システムズについて
世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに、安全・安心の基盤となるデータ管理製品やITサービス、および金融や流通業をはじめとする多種多様な業種向けのシステム開発・運用をグローバルに展開しています。長年にわたり環境の変化に即応してきた強みを活かし、現在はクラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)「HULFT Square」など先進事業の拡大に注力するほか、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化しています。https://home.saison.co.jp/

(注1)「TradeWaltz」は日本国内における株式会社トレードワルツの登録商標です。
     その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
(注2)Software as a Serviceの略で、ユーザーがインターネット経由で必要なソフトウェア機能を利用する仕組み
(注3)「HULFT」「HULFT Square」は、セゾン情報システムズの登録商標または商標です。

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