NECエンジニアリング、低歪で深溶接が可能な高電圧電子ビーム溶接機「NEB-175シリーズ」を発売
[16/04/11]
提供元:PRTIMES
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〜業界最高水準の加速電圧175kVを実現し溶接精度を向上〜
NECエンジニアリングは、エネルギー効率が高く溶接熱の影響や歪を抑え、細い溶接幅で深溶け込み溶接が可能な電子ビーム溶接機(EBW(注1))に、加速電圧(注2)175kVの高電圧機「NEB-175シリーズ」を追加し、本日より販売を開始します。
[画像: http://prtimes.jp/i/997/18/resize/d997-18-955283-1.jpg ]
電子ビーム溶接機は、タングステンやモリブデンをはじめとする難溶接素材溶接やインコネルと銅などの異種金属溶接が可能です。加えて、溶接歪による寸法のズレを抑制でき、高い精度や品質を必要とする金属溶接に適しています。
新製品の「NEB-175シリーズ」は、業界最高水準(注3)の加速電圧175kVを実現しました。高電圧電子ビーム溶接機の主流である150kVと比べ、より幅が狭く、溶接深度が約15%以上深くなり、接合強度が向上しました。
また、「ビーム軌道補正機能」を標準搭載し、当社従来機と比較し(注4)ビーム径を約25%縮小しました。これによりエネルギー密度を約30%高めるとともに、溶接歪を約25%低減し、より精度の高い溶接が可能になりました。
操作パネルには視認性や操作性に配慮したGUI(注5)を採用することで、作業効率の向上やヒューマンエラーの低減に寄与します。
NECグループは、約50年にわたる電子ビーム溶接機事業で培った豊富なノウハウを基に、今後も電子ビーム溶接機を含む商品やソリューションにより、航空機部品メーカをはじめとする製造業向け装置・システムの性能や品質の向上に努めると共に、ファクトリーオートメーションのさらなる発展に貢献します。
【価格および販売目標】
出荷開始時期:2016年4月以降
価格:8,000万円から(税抜、輸送・現調費など含まず)
※上記は「加速電圧:175kV、出力:7kW、真空チャンバサイズ:1000mm×1000mm×1000mm、オプション:なし」の参考価格です。
※真空チャンバサイズや仕様などにより価格が異なります。
販売目標 :今後3年間で30億円
【背景】
近年、航空・宇宙・海底・運輸・エネルギーを始めとする社会インフラ領域において、新技術の導入やシステムの置き換えなど市場が活況を呈しています。それに伴い、高性能・高信頼性部品の需要が急速に高まり、溶接歪が少なく、高速・高精度な電子ビーム溶接機の市場も拡大しつつあります。
【特長】
「業界最高水準の加速電圧」と「ビーム軌道補正機能」による高精度溶接
業界最高水準の加速電圧175kVを実現しただけでなく、ビーム軌道補正機能を標準搭載したことにより、ビーム径が約25%縮小したことで、約30%の高エネルギー密度化を実現。より幅が狭く、深い溶接が可能であるとともに、溶接歪を約25%低減し、高精度な溶接が可能。
また、高エネルギー密度化により溶接時間が短縮されるため、業務効率の向上や省エネルギー化を実現。(注4)
設置面積を約60%削減した省スペース設計
制御卓、高圧電源、ポンプなどの構成機器を小型・最適化するとともに、真空チャンバ周辺のレイアウトを見直すことで、設置面積を当社従来機比約60%減の省スペース化を実現。(注4)
視認性や操作性に配慮した操作パネルGUIを採用
操作パネルのGUIは、重要情報を大きく見やすい位置に配置するとともに、文字などの色調やコントラストに配慮することで、視認性や操作性を向上。
また、稼働状況やアラームがモニター上で直感的にわかるよう設計することで、作業効率の向上やヒューマンエラーの低減に貢献。
なおNECエンジニアリングは、「2016国際ウエルディングショー」(2016年4月13日(水)〜16日(土)、インテックス大阪)にて本製品をご紹介します。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。
当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
(注1)電子ビーム溶接機(EBW:Electron Beam Welder)
真空中でフィラメントを加熱しそれにより放出された電子に高電圧をかけ加速させ、レンズコイルで収束させることで高密度の電子ビームにする。この電子ビームを被溶接物に照射することで発生する衝撃発熱を利用し溶接を行う。
高エネルギー密度であるため、融点の高い難溶接素材や異種金属の溶接が可能であるほか、溶け込みが深く、溶接歪の少ない高精度溶接ができるため、精密部品や微小部品などの溶接に用いられる。
(注2)加速電圧
陰陽両極の間にある荷電粒子を加速するために両極に加える電圧。
(注3)2016年3月当社調べ。
(注4)同等出力の当社既発売機「NEB-G 150V-15-H-18x13x11(加速電圧:150kV)」(真空チャンバ、制御盤、電源の構成)との比較による。(エネルギー密度については理論値)
(注5)GUI:Graphical User Interface
コンピューターグラフィックスやタッチパネルなどを用いることで、直感的な操作を可能とするユーザインタフェース。
※インコネル(Inconel(R))は、スペシャルメタルズ社(Special Metals Corporation) の商標もしくは登録商標です
<本製品に関する情報>
http://jpn.nec.com/engsl/pro/fa_control/beam.html
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NECエンジニアリング 営業本部 プロダクト営業部
電話:(044)435-9419
NECエンジニアリングは、エネルギー効率が高く溶接熱の影響や歪を抑え、細い溶接幅で深溶け込み溶接が可能な電子ビーム溶接機(EBW(注1))に、加速電圧(注2)175kVの高電圧機「NEB-175シリーズ」を追加し、本日より販売を開始します。
[画像: http://prtimes.jp/i/997/18/resize/d997-18-955283-1.jpg ]
電子ビーム溶接機は、タングステンやモリブデンをはじめとする難溶接素材溶接やインコネルと銅などの異種金属溶接が可能です。加えて、溶接歪による寸法のズレを抑制でき、高い精度や品質を必要とする金属溶接に適しています。
新製品の「NEB-175シリーズ」は、業界最高水準(注3)の加速電圧175kVを実現しました。高電圧電子ビーム溶接機の主流である150kVと比べ、より幅が狭く、溶接深度が約15%以上深くなり、接合強度が向上しました。
また、「ビーム軌道補正機能」を標準搭載し、当社従来機と比較し(注4)ビーム径を約25%縮小しました。これによりエネルギー密度を約30%高めるとともに、溶接歪を約25%低減し、より精度の高い溶接が可能になりました。
操作パネルには視認性や操作性に配慮したGUI(注5)を採用することで、作業効率の向上やヒューマンエラーの低減に寄与します。
NECグループは、約50年にわたる電子ビーム溶接機事業で培った豊富なノウハウを基に、今後も電子ビーム溶接機を含む商品やソリューションにより、航空機部品メーカをはじめとする製造業向け装置・システムの性能や品質の向上に努めると共に、ファクトリーオートメーションのさらなる発展に貢献します。
【価格および販売目標】
出荷開始時期:2016年4月以降
価格:8,000万円から(税抜、輸送・現調費など含まず)
※上記は「加速電圧:175kV、出力:7kW、真空チャンバサイズ:1000mm×1000mm×1000mm、オプション:なし」の参考価格です。
※真空チャンバサイズや仕様などにより価格が異なります。
販売目標 :今後3年間で30億円
【背景】
近年、航空・宇宙・海底・運輸・エネルギーを始めとする社会インフラ領域において、新技術の導入やシステムの置き換えなど市場が活況を呈しています。それに伴い、高性能・高信頼性部品の需要が急速に高まり、溶接歪が少なく、高速・高精度な電子ビーム溶接機の市場も拡大しつつあります。
【特長】
「業界最高水準の加速電圧」と「ビーム軌道補正機能」による高精度溶接
業界最高水準の加速電圧175kVを実現しただけでなく、ビーム軌道補正機能を標準搭載したことにより、ビーム径が約25%縮小したことで、約30%の高エネルギー密度化を実現。より幅が狭く、深い溶接が可能であるとともに、溶接歪を約25%低減し、高精度な溶接が可能。
また、高エネルギー密度化により溶接時間が短縮されるため、業務効率の向上や省エネルギー化を実現。(注4)
設置面積を約60%削減した省スペース設計
制御卓、高圧電源、ポンプなどの構成機器を小型・最適化するとともに、真空チャンバ周辺のレイアウトを見直すことで、設置面積を当社従来機比約60%減の省スペース化を実現。(注4)
視認性や操作性に配慮した操作パネルGUIを採用
操作パネルのGUIは、重要情報を大きく見やすい位置に配置するとともに、文字などの色調やコントラストに配慮することで、視認性や操作性を向上。
また、稼働状況やアラームがモニター上で直感的にわかるよう設計することで、作業効率の向上やヒューマンエラーの低減に貢献。
なおNECエンジニアリングは、「2016国際ウエルディングショー」(2016年4月13日(水)〜16日(土)、インテックス大阪)にて本製品をご紹介します。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。
当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
(注1)電子ビーム溶接機(EBW:Electron Beam Welder)
真空中でフィラメントを加熱しそれにより放出された電子に高電圧をかけ加速させ、レンズコイルで収束させることで高密度の電子ビームにする。この電子ビームを被溶接物に照射することで発生する衝撃発熱を利用し溶接を行う。
高エネルギー密度であるため、融点の高い難溶接素材や異種金属の溶接が可能であるほか、溶け込みが深く、溶接歪の少ない高精度溶接ができるため、精密部品や微小部品などの溶接に用いられる。
(注2)加速電圧
陰陽両極の間にある荷電粒子を加速するために両極に加える電圧。
(注3)2016年3月当社調べ。
(注4)同等出力の当社既発売機「NEB-G 150V-15-H-18x13x11(加速電圧:150kV)」(真空チャンバ、制御盤、電源の構成)との比較による。(エネルギー密度については理論値)
(注5)GUI:Graphical User Interface
コンピューターグラフィックスやタッチパネルなどを用いることで、直感的な操作を可能とするユーザインタフェース。
※インコネル(Inconel(R))は、スペシャルメタルズ社(Special Metals Corporation) の商標もしくは登録商標です
<本製品に関する情報>
http://jpn.nec.com/engsl/pro/fa_control/beam.html
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NECエンジニアリング 営業本部 プロダクト営業部
電話:(044)435-9419