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ペットボトルの完全循環を目指して日本環境設計はアサヒ飲料と融資契約を締結し、子会社のペットリファインテクノロジーにおいて2021年夏にケミカルリサイクルによるリサイクルPET樹脂の製造を開始します




2020年9月9日
ペットボトルの完全循環を目指して
日本環境設計はアサヒ飲料と融資契約を締結し、子会社であるPRTにおいて2021年夏にケミカルリサイクルに
よるリサイクルPET樹脂の製造を開始します。

[画像1: https://prtimes.jp/i/31188/18/resize/d31188-18-511735-0.png ]

日本環境設計株式会社(代表取締役社長:高尾 正樹、所在地:東京都千代田区霞が関、以下 当社)は、子会社であるペットリファインテクノロジー株式会社(代表取締役社長:伊賀 大悟、所在地:神奈川県川崎市、以下 PRT)の再生樹脂製造工場を2021年夏に再稼働し、年間22,000トンのリサイクルPET樹脂の商用生産を開始することを決定いたしました。
また、それに伴い、アサヒ飲料株式会社(代表取締役社長:米女 太一、所在地:東京都墨田区、以下 アサヒ飲料)と融資契約を締結しましたのでお知らせします。
PRTは10年以上にわたるケミカルリサイクルによるリサイクルPET樹脂の製造及び供給実績があり、これまでの知見・実績を活かし、ペットボトルの完全循環の実現を目指します。

■背景
持続可能なパッケージソリューションへの需要が全世界で高まる中、「1分に100万本売れる」(※1)と言われるペットボトル飲料において、そのパッケージとなるボトルの循環利用は社会全体で取り組むべき課題です。日本国内においては世界に誇る非常に高い回収率を達成しているものの、使用済みペットボトルを原料にしてペットボトルを再生する、いわゆる「ボトルtoボトル」で製造されるペットボトルの割合は、国内総販売量に対して12% (2018年度)(※2)と低い水準にとどまっています。「ボトルtoボトル」の割合を高め、資源が何度も何度も循環する、より高度かつ持続的な循環型社会を実現するためには、既存のメカニカルリサイクル技術に加え、リサイクルを重ねることにより課題となる可能性のある不純物の蓄積に対応できるケミカルリサイクル技術とを、最適なバランスで活用した社会システムの構築が必要になります。
(※1)出典:
“A million bottles a minute: world’s plastic binge ‘as dangerous as climate change”, The Guardian, PUBLISHED JUNE 28, 2017 [https://www.theguardian.com/environment/2017/jun/28/a-million-a-minute-worlds-plastic-bottle-binge-as-dangerous-as-climate-change]
(※2)出典:PETボトルリサイクル推進協議会

■ペットボトルの「完全循環」を目指して
完全循環とは、ペットボトルがペットボトルとして何度も何度も使えるようになることをいいます。当社の「BRING Technology™」は、ペットボトルからペットボトルをつくるための、独自のケミカルリサイクル技術です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/31188/18/resize/d31188-18-714096-1.png ]

PET製造の中間体となるBHET(ビス-2-ヒドロキシエチルテレフタレート)を選択的に抽出する方法により、高純度なモノマーの回収を実現することからボトルグレードの高い品質基準を満たすことができます。日本の高いリサイクル率の下、今後リサイクルを重ねることにより課題になる可能性がある不純物の蓄積さえも、この化学的なプロセスにより解決し、石油由来と同等品質のペットボトルに生まれ変わらせることができます。使い終わったペットボトルを何度も何度も資源として再生することができ、石油の使用量削減、温室効果ガスの排出抑制に貢献することができます。
今後当社は、ペットボトルの完全循環へのご賛同を広く募り、飲料メーカーや包装材メーカー、リサイクル事業者をはじめペットボトルに関わるあらゆる事業者・自治体の皆さまと連携を図り、生活者のリサイクル参加を促しながら完全循環に向けた取組を加速していきます。

<アサヒ飲料代表取締役社長の言葉>
業界のリーディングカンパニーを目指すアサヒ飲料が社会的責任を果たしていくうえで、ペットボトルのサステナビリティは非常に重要な課題である。今回の融資は、「容器包装2030」において定めたプラスチック製容器包装全重量の60%にリサイクルPET、植物由来の環境配慮素材などを使用するという目標を達成するだけでなく、ケミカルリサイクルによるボトルtoボトルビジネス確立へのサポートという点で、循環型の社会システム構築への投資と言える。アサヒ飲料は各ステークホルダーとともに、ペットボトルの水平リサイクルへの取組みを進めていきたい。

アサヒ飲料株式会社
代表取締役社長:米女 太一
事業内容:各種飲料水の製造、販売、自動販売機のオペレート、その他関連業務
住所  :東京都墨田区吾妻橋一丁目23番1号
URL  : https://www.asahiinryo.co.jp/index.psp.html

ペットリファインテクノロジー株式会社
代表取締役社長:伊賀 大悟
事業内容:ケミカルリサイクル技術「BRING Technology™」を用いた使用済みペットボトルのリサイクル樹脂
製造・販売
住所  :神奈川県川崎市川崎区扇町12-2
URL  :https://www.prt.jp/#

日本環境設計株式会社
代表取締役社長:高尾 正樹
事業内容:BRING製品の製造・販売・服の回収・リサイクル、企業と連携したあらゆるものを循環
させるプロジェクトの企画・運営、PETケミカルリサイクル技術関連事業
住所  :東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング25階
URL  :https://www.jeplan.co.jp
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