【イベント開催レポート】『γ(ガンマ)波テクノロジー 認知機能ケア』最新動向発表会 脳波研究の専門家と日本におけるガンマ波テクノロジーの研究開発・推進者から最先端の動向を紹介
[23/04/21]
提供元:PRTIMES
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4/18(火)よりサイト(https://wellnesslab-report.jp/pj/gamma-tech/)公開
一般社団法人ウェルネス総合研究所は、ウェルネス領域のシンクタンクとして認知症予防をはじめとした、人生100年時代の健康課題の克服に役立つ、さまざまな情報提供や取組みの支援をしています。
昨今ではITの進展に伴い健康増進に対して食事、運動といった生活習慣の改善だけでなく、ヘルステックといわれるテクノロジーを使った健康ソリューションの開発が進んでいます。当総研でも『ブレインウェルネス』をテーマに様々な啓発活動を行っており、中でも認知機能を改善するγ(ガンマ)波テクノロジーに注目、本日より『γ(ガンマ)波テクノロジー認知機能ケア啓発プロジェクトサイト』も公開しました。その啓発活動の一環として、4/18(火)に脳波研究の専門家とガンマ波の研究者、社会実装を推進される企業の方から日本の最先端の動向を紹介する発表会を実施しました。
基調講演
音刺激によるγ(ガンマ)波帯域脳波の発生と認知症予防の可能性 杏林大学名誉教授 古賀 良彦 先生
[画像1: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-73ee4388ac057a764646-8.jpg ]
1. 我国における認知症の実態と新たな予防法の動向
認知症患者数は増加傾向にあり、2025年には65歳以上の5人に1人の認知症罹患が予想されています。WHOは2019年に「認知機能低下および認知症のリスク低減のためのガイドライン」を公表。その1つに認知的介入(=脳に刺激を与えることによる予防)が推奨されており、中でも五感による刺激が最近注目されています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-9e4f382109f06ef57085-9.jpg ]
2. 海外における音刺激による認知症予防の最新研究
刺激によりγ(ガンマ ※以下略)波を惹起する研究が、複数の権威ある学術誌で紹介されています。
まず2019年のCellでは、マウスに40Hz周期の断続音を聞かせた結果、脳内でγ波が発生するとともに、アルツハイマー型認知症と深く関連するアミロイドβの減少と空間記憶の改善が報告されています。
次いで2022年のPLOS ONEでは40Hz周期の断続音と断続光を同時に与えることでヒトでもγ波が発生し、認知症と関連が深い「脳室の拡大」や「海馬の萎縮」の抑制も報告されています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-900c1ad45185b3d55fc1-10.jpg ]
3. 社会実装に向けて
今回の40Hz周期の断続音(音刺激)によるγ波惹起は認知症予防の注目アプローチですが、社会実装化は緒についたばかり。さらに効果・安全性の検証が進み、早期に商品・サービス化されること、その結果、高齢者はもちろん幅広い層にとって人生100年時代のウェルビーイングがもたらされることを期待します。
研究・技術発表
日本におけるガンマ波テクノロジーの最前線として、40Hz周期の音刺激による研究・技術開発について認知症予防学術集会でも発表された共同研究結果について紹介いただきました。
40Hz変調音によるガンマ波惹起の結果と認知機能ケアに向けた展望
塩野義製薬株式会社 新規事業推進部 ビジネス創出グループマネジャー 柳川 達也 様
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 事業本部 シニアエンジニア 長谷 芳樹 様
両社が共同で研究を進められた40Hz変調音によるガンマ波惹起の研究結果について、塩野義製薬株式会社 柳川様からは、音刺激によって日常生活に溶け込んだ形での認知機能改善、認知症予防につなげたいという両社の思いについてお話いただきました。また、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の長谷様からは、独自技術によりテレビ音源を40Hz変調した音によってもガンマ波の惹起に成功した研究結果をご紹介いただきました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-90700056860fba903f3f-11.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-2eaf39d87fa3a9080085-12.jpg ]
最新取り組み発表
日本において新しくスタートするガンマ波テクノロジーを社会実装する取り組みについて、業界の垣根を越えた6社に集まっていただきお話を伺いました。
「ガンマ波サウンドを活用した生活に溶け込む認知機能ケア」各社取り組み紹介
[画像6: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-6f27fba9c8276b2ceb09-13.jpg ]
ガンマ波変調技術の研究・技術開発を進めている塩野義製薬とピクシーダストテクノロジーズ株式会社の2社が中心となり、パートナー企業として参加する株式会社NTTドコモ、株式会社学研ココファン、SOMPOひまわり生命保険株式会社、三井不動産株式会社の4社とともに、各社の事業領域の中で「ガンマ波サウンド」による認知症予防、認知機能改善の取り組みについてお話を伺いました。
左から、株式会社NTTドコモ スマートライフカンパニー ヘルスケアサービス部次長 出井 京子(でい きょうこ)様/株式会社学研ココファン 取締役 事業本部長 木村 祐介(きむら ゆうすけ)様/塩野義製薬株式会社 執行役員 ヘルスケア戦略本部長 三春 洋介(みはる ようすけ)様/ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役COO 村上 泰一郎(むらかみ たいいちろう)様 /SOMPOひまわり生命保険株式会社 常務執行役員 事業企画部長 中川 ゆう子(なかがわ ゆうこ)様/三井不動産株式会社 健康経営支援サービス「&well」担当 グループ長 小松原 高志(こまつばら たかし)様
「ガンマ波テクノロジー 認知機能ケア啓発プロジェクト」サイト公開
[画像7: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-5258e6ec938d61db0af8-14.jpg ]
日本社会のガンマ波の理解度を高めることを目的に、世界ならびに日本での最新研究などを紹介する「ガンマ波テクノロジー 認知機能ケア啓発プロジェクト」サイトを公開。
ガンマ波テクノロジー最前線情報に加え、社会実装推進の取組など紹介していく予定です。
「ガンマ波テクノロジー 認知機能ケア啓発プロジェクト」サイト
https://wellnesslab-report.jp/pj/gamma-tech/
「一般社団法人ウェルネス総合研究所」とは
[画像8: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-e5ed5714206f6fbe3f21-15.jpg ]
人生100年時代を迎えたいま、健康寿命を延ばし、豊かな人生を送ることへの社会的関心はますます高まっています。私たちウェルネス総合研究所は、独自の視点で健康・ウェルネスに関する情報の調査・集積・発信を行なってまいります。また、人々の健康やQOL向上を助ける食品・医薬品・化粧品・運動などに関わる団体・企業に向けた、コンサルティングを実施し、人々の健康維持・改善を実現する、健康・ウェルネス産業の発展に寄与してまいります。
URL:https://wellness-lab.org/
一般社団法人ウェルネス総合研究所は、ウェルネス領域のシンクタンクとして認知症予防をはじめとした、人生100年時代の健康課題の克服に役立つ、さまざまな情報提供や取組みの支援をしています。
昨今ではITの進展に伴い健康増進に対して食事、運動といった生活習慣の改善だけでなく、ヘルステックといわれるテクノロジーを使った健康ソリューションの開発が進んでいます。当総研でも『ブレインウェルネス』をテーマに様々な啓発活動を行っており、中でも認知機能を改善するγ(ガンマ)波テクノロジーに注目、本日より『γ(ガンマ)波テクノロジー認知機能ケア啓発プロジェクトサイト』も公開しました。その啓発活動の一環として、4/18(火)に脳波研究の専門家とガンマ波の研究者、社会実装を推進される企業の方から日本の最先端の動向を紹介する発表会を実施しました。
基調講演
音刺激によるγ(ガンマ)波帯域脳波の発生と認知症予防の可能性 杏林大学名誉教授 古賀 良彦 先生
[画像1: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-73ee4388ac057a764646-8.jpg ]
1. 我国における認知症の実態と新たな予防法の動向
認知症患者数は増加傾向にあり、2025年には65歳以上の5人に1人の認知症罹患が予想されています。WHOは2019年に「認知機能低下および認知症のリスク低減のためのガイドライン」を公表。その1つに認知的介入(=脳に刺激を与えることによる予防)が推奨されており、中でも五感による刺激が最近注目されています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-9e4f382109f06ef57085-9.jpg ]
2. 海外における音刺激による認知症予防の最新研究
刺激によりγ(ガンマ ※以下略)波を惹起する研究が、複数の権威ある学術誌で紹介されています。
まず2019年のCellでは、マウスに40Hz周期の断続音を聞かせた結果、脳内でγ波が発生するとともに、アルツハイマー型認知症と深く関連するアミロイドβの減少と空間記憶の改善が報告されています。
次いで2022年のPLOS ONEでは40Hz周期の断続音と断続光を同時に与えることでヒトでもγ波が発生し、認知症と関連が深い「脳室の拡大」や「海馬の萎縮」の抑制も報告されています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-900c1ad45185b3d55fc1-10.jpg ]
3. 社会実装に向けて
今回の40Hz周期の断続音(音刺激)によるγ波惹起は認知症予防の注目アプローチですが、社会実装化は緒についたばかり。さらに効果・安全性の検証が進み、早期に商品・サービス化されること、その結果、高齢者はもちろん幅広い層にとって人生100年時代のウェルビーイングがもたらされることを期待します。
研究・技術発表
日本におけるガンマ波テクノロジーの最前線として、40Hz周期の音刺激による研究・技術開発について認知症予防学術集会でも発表された共同研究結果について紹介いただきました。
40Hz変調音によるガンマ波惹起の結果と認知機能ケアに向けた展望
塩野義製薬株式会社 新規事業推進部 ビジネス創出グループマネジャー 柳川 達也 様
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 事業本部 シニアエンジニア 長谷 芳樹 様
両社が共同で研究を進められた40Hz変調音によるガンマ波惹起の研究結果について、塩野義製薬株式会社 柳川様からは、音刺激によって日常生活に溶け込んだ形での認知機能改善、認知症予防につなげたいという両社の思いについてお話いただきました。また、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の長谷様からは、独自技術によりテレビ音源を40Hz変調した音によってもガンマ波の惹起に成功した研究結果をご紹介いただきました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-90700056860fba903f3f-11.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-2eaf39d87fa3a9080085-12.jpg ]
最新取り組み発表
日本において新しくスタートするガンマ波テクノロジーを社会実装する取り組みについて、業界の垣根を越えた6社に集まっていただきお話を伺いました。
「ガンマ波サウンドを活用した生活に溶け込む認知機能ケア」各社取り組み紹介
[画像6: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-6f27fba9c8276b2ceb09-13.jpg ]
ガンマ波変調技術の研究・技術開発を進めている塩野義製薬とピクシーダストテクノロジーズ株式会社の2社が中心となり、パートナー企業として参加する株式会社NTTドコモ、株式会社学研ココファン、SOMPOひまわり生命保険株式会社、三井不動産株式会社の4社とともに、各社の事業領域の中で「ガンマ波サウンド」による認知症予防、認知機能改善の取り組みについてお話を伺いました。
左から、株式会社NTTドコモ スマートライフカンパニー ヘルスケアサービス部次長 出井 京子(でい きょうこ)様/株式会社学研ココファン 取締役 事業本部長 木村 祐介(きむら ゆうすけ)様/塩野義製薬株式会社 執行役員 ヘルスケア戦略本部長 三春 洋介(みはる ようすけ)様/ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役COO 村上 泰一郎(むらかみ たいいちろう)様 /SOMPOひまわり生命保険株式会社 常務執行役員 事業企画部長 中川 ゆう子(なかがわ ゆうこ)様/三井不動産株式会社 健康経営支援サービス「&well」担当 グループ長 小松原 高志(こまつばら たかし)様
「ガンマ波テクノロジー 認知機能ケア啓発プロジェクト」サイト公開
[画像7: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-5258e6ec938d61db0af8-14.jpg ]
日本社会のガンマ波の理解度を高めることを目的に、世界ならびに日本での最新研究などを紹介する「ガンマ波テクノロジー 認知機能ケア啓発プロジェクト」サイトを公開。
ガンマ波テクノロジー最前線情報に加え、社会実装推進の取組など紹介していく予定です。
「ガンマ波テクノロジー 認知機能ケア啓発プロジェクト」サイト
https://wellnesslab-report.jp/pj/gamma-tech/
「一般社団法人ウェルネス総合研究所」とは
[画像8: https://prtimes.jp/i/79676/20/resize/d79676-20-e5ed5714206f6fbe3f21-15.jpg ]
人生100年時代を迎えたいま、健康寿命を延ばし、豊かな人生を送ることへの社会的関心はますます高まっています。私たちウェルネス総合研究所は、独自の視点で健康・ウェルネスに関する情報の調査・集積・発信を行なってまいります。また、人々の健康やQOL向上を助ける食品・医薬品・化粧品・運動などに関わる団体・企業に向けた、コンサルティングを実施し、人々の健康維持・改善を実現する、健康・ウェルネス産業の発展に寄与してまいります。
URL:https://wellness-lab.org/