音響信号から振動信号をリアルタイムで自動生成する技術を開発
[22/04/27]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
〜車載UIとして触覚を活用し、安心・安全に貢献〜
株式会社デンソーテン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:加藤 之啓)は、映像・音響信号を含む3Dオブジェクトデータをもとに振動効果を与える場面・タイミングを自動で検出し、その場面の音響信号から、音響信号と連動した振動信号をリアルタイムで自動生成する技術を開発しました。車内のユーザーインターフェース(UI)として、椅子やシートの振動による触覚の活用を見込んでいます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4601/66/resize/d4601-66-06fd278ac423e133cdd2-0.jpg ]
従来、椅子やシートを振動させるためには、あらかじめ振動信号を準備する必要があり、その時々に応じてリアルタイムに振動信号を生成するのが困難でした。今回、本技術を搭載したソフトモジュールに映像・音響信号を含む3Dオブジェクトデータを通すことで、振動効果を与える場面・タイミングの検出と振動信号生成までを自動でリアルタイムに行えるようになります。座面や背もたれなどに組み込まれた複数の振動デバイスをリアルタイムに個別に制御することで、振動を活用した情報提示が可能となり、従来の視覚・聴覚だけでなく、触覚を利用して直感的な状況判断につながり、安心・安全に貢献します。例えば、車両に搭載したカメラやマイクから得た3Dオブジェクトデータをもとに、周囲の車両等が自車に接近した際の接近感覚を振動によって知らせたり、ナビゲーションとの連携により右左折等の進路指示を振動の方向感で提示するなどが可能です。また、運転シミュレータに本技術を組み込むことで、より現実感のある疑似的な運転体験なども可能となります。
【技術の特長】
■ベースとなる映像・音響信号を含む3Dオブジェクトデータから、振動効果を与える場面・タイミングを自動検出
■検出した場面・タイミングで、音響信号から、音響信号と連動した振動信号をリアルタイムで自動生成
■複数の振動デバイスに入力する振動信号の振幅、周波数、遅延などのパラメータを個別に制御し、少ない振動デバイスでも任意の箇所で振動感や振動の方向感を再現
当社では、車載音響システムやホームオーディオシステムなどで長年培った音響信号制御のノウハウを活かし、今回の技術開発に至りました。今後、本技術を搭載したソフトモジュールとして、2022年度中の実用化に向け準備を進めていきます。
デンソーテングループは、企業ビジョン「VISION2030」を策定しました。人と地球に優しい製品でクルマの魅力を高める「クルマの価値向上」や、移動の課題を解決し人々の生活を豊かにすることに貢献する「生活の価値向上」への取り組みを具体化し、人・モノ・モビリティなど、“移動”の困りごとを解決する『モビリティソリューションパートナー』を目指し、「環境にやさしいモビリティ社会」「安心・安全なモビリティ社会」の実現に貢献していきます。
今回の技術開発を通じて、以下のSDGsの達成を目指します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/4601/66/resize/d4601-66-10940c79d612966afbe7-1.jpg ]
株式会社デンソーテン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:加藤 之啓)は、映像・音響信号を含む3Dオブジェクトデータをもとに振動効果を与える場面・タイミングを自動で検出し、その場面の音響信号から、音響信号と連動した振動信号をリアルタイムで自動生成する技術を開発しました。車内のユーザーインターフェース(UI)として、椅子やシートの振動による触覚の活用を見込んでいます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4601/66/resize/d4601-66-06fd278ac423e133cdd2-0.jpg ]
従来、椅子やシートを振動させるためには、あらかじめ振動信号を準備する必要があり、その時々に応じてリアルタイムに振動信号を生成するのが困難でした。今回、本技術を搭載したソフトモジュールに映像・音響信号を含む3Dオブジェクトデータを通すことで、振動効果を与える場面・タイミングの検出と振動信号生成までを自動でリアルタイムに行えるようになります。座面や背もたれなどに組み込まれた複数の振動デバイスをリアルタイムに個別に制御することで、振動を活用した情報提示が可能となり、従来の視覚・聴覚だけでなく、触覚を利用して直感的な状況判断につながり、安心・安全に貢献します。例えば、車両に搭載したカメラやマイクから得た3Dオブジェクトデータをもとに、周囲の車両等が自車に接近した際の接近感覚を振動によって知らせたり、ナビゲーションとの連携により右左折等の進路指示を振動の方向感で提示するなどが可能です。また、運転シミュレータに本技術を組み込むことで、より現実感のある疑似的な運転体験なども可能となります。
【技術の特長】
■ベースとなる映像・音響信号を含む3Dオブジェクトデータから、振動効果を与える場面・タイミングを自動検出
■検出した場面・タイミングで、音響信号から、音響信号と連動した振動信号をリアルタイムで自動生成
■複数の振動デバイスに入力する振動信号の振幅、周波数、遅延などのパラメータを個別に制御し、少ない振動デバイスでも任意の箇所で振動感や振動の方向感を再現
当社では、車載音響システムやホームオーディオシステムなどで長年培った音響信号制御のノウハウを活かし、今回の技術開発に至りました。今後、本技術を搭載したソフトモジュールとして、2022年度中の実用化に向け準備を進めていきます。
デンソーテングループは、企業ビジョン「VISION2030」を策定しました。人と地球に優しい製品でクルマの魅力を高める「クルマの価値向上」や、移動の課題を解決し人々の生活を豊かにすることに貢献する「生活の価値向上」への取り組みを具体化し、人・モノ・モビリティなど、“移動”の困りごとを解決する『モビリティソリューションパートナー』を目指し、「環境にやさしいモビリティ社会」「安心・安全なモビリティ社会」の実現に貢献していきます。
今回の技術開発を通じて、以下のSDGsの達成を目指します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/4601/66/resize/d4601-66-10940c79d612966afbe7-1.jpg ]