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中東のサスティナビリティの先駆的企業Bee’ahが次世代型新本社の実現にジョンソンコントロールズとマイクロソフトを選定

従業員や来訪者のためのデジタルコンシェルジュなど、あらゆるシステムや空間に人工知能(AI)を採用

【2019年4月23日 ジョンソンコントロールズおよびマイクロソフト、Bee’ahによる共同発表(米国、ワシントン州レドモンド)】
ジョンソンコントロールズ インターナショナル(ニューヨーク証券取引所略号:JCI、以下ジョンソンコントロールズ)とマイクロソフトコーポレーション(以下マイクロソフト)は先日、アラブ首長国連邦(UAE)シャルジャ首長国の環境マネジメントを通じてサスティナビリティの実現をリードするBee’ahの新本社施設にマイクロソフトが提供する人工知能(AI)を実装したスマートビルソリューションを導入し、ビル性能を強化することで合意したことを発表しました。




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ジョンソンコントロールズは、Microsoft Azure上に構築されたDigital Vaultとその拡張機能を活用して、マイクロソフトと協働でエネルギー効率を最適化するインテリジェントエッジシステムやデバイス、ソフトウェアを新本社に導入。仮想AIペルソナを通じてスペースの有効活用を最大化するとともに、ビル利用者の生産性向上を支援します。今回のユニークなプロジェクトはBee’ahのデジタルベンチャーであるEvoteqが技術管理パートナーを務め、統合ソリューションの実装とデジタル性能を強化することで、オペレーションの成果を高めます。

デジタルワークスペースからスマートなバックオフィス業務のインテグレーション、スマートな受付管理からセキュリティまで、Bee’ahの新本社で働く従業員や来訪者は、人事、お客様サポート、購買、総務といったあらゆるファンクションをはじめ、機械、電気、配管システムなどのさまざまな場面で最先端のAI機能を体験することになります。

Bee'ahグループ最高経営責任者(CEO)のハレド・アル・フライメル(HE Khaled Al Huraimel)氏は「将来的な経済活動の推進において、環境における持続可能性とデジタル技術は互いに切り離せない要素です。新本社は戦略的なパートナーシップやイノベーション、実現方法に関して一切妥協することなく、未来に向けた当社のビジョンを具現化し、最も持続可能性が高いソリューションや高度なテクノロジーを実証しています。このビルは中東地域初の完全なAI統合型ビルであるだけでなく、効率性と性能、機能性を最適化するシームレスな体験をサポートする世界でもまだ数少ない最先端ビルの1つになります。当社の未来的なオフィスは、大切な従業員の継続的な成長へのコミットを明示するとともに、AIソリューションが能力開発や業務効率改善の新たな手法を提供します。今後、AIを搭載したスマートビルソリューションがBee’ahの他のオフィスやUAE全域に展開していくことを期待しています」と述べました。

Bee’ahは生活の質の向上を追求する中東屈指の先進的な企業として、スマートプラットフォームを通じて地域や世界でAIの性能におけるベンチマークの設定を試みています。Bee’ahの先進的な技術は、シャルジャ政府およびUAEのリーダーシップによって実現したものであり、こうした技術が持続可能なスマートシティ開発の基盤となっています。

高名なザハ・ハディド・アーキテクツが設計したBee’ahの未来的な新本社は、再生可能エネルギーを100%使用し、持続可能な資源の利用を最大化することでネットゼロ・エネルギーを達成し、グリーンビルの最高位の評価であるLEEDプラチナ認証を取得する予定です。ジョンソンコントロールズは今回の合意の下で、Microsoft Azure Digital TwinsやIoTテクノロジーを用いてビル全体をバーチャル監視できる技術インフラを提供します。このソリューションによって、Bee’ahは大量のデータを分析してビルの運用を最適化し、効率化を促進することが可能になります。

マイクロソフトはBee’ahの単独クラウドプロバイダーとしても関わっており、Microsoft Azureを活用したテクノロジーやソリューションを通じて、ビル利用者のさまざまな体験を最適化します。インテリジェントコンシェルジュ機能は来訪者や従業員に、予約可能な会議場所を探し、会議をスケジュールし、道順を案内し、タクシーを手配するなど日々の業務をサポートします。ビルの利用者向けに特別に設計されたAI搭載型のパーソナルコンシェルジュサービスは、中東地域に初めて導入されます。

ジョンソンコントロールズ ビルテクノロジー&ソリューションズ グローバルプロダクト担当バイスプレジデント兼社長であるビル・ジャクソンは「Digital Vaultやビル用アプリケーションによって、Bee’ahはデータドリブンな意思決定を迅速かつインテリジェントに行い、より安全で効率的かつ持続可能な本社運用が可能になり、そこで働く従業員や訪問者の生産性を向上させるでしょう。ジョンソンコントロールズはマイクロソフトとのパートナーシップによって、現実世界とデジタル世界を融合するサービスを提供し、従来のビルシステムを変革します。我々は今回のプロジェクトを通じて、クラウドやAIが物理空間のデータをどのように活用し、ビルの利用者のエンゲージメントを高め、効率性や持続可能性を新たなレベルに引き上げるのかを示そうとしています」と述べています。

当社のDigital VaultはAzure Digital Twins、Azure IoTおよびAzure Container Registryの持つ機能を活用して、ビル内のあらゆるコネクテッドデバイスやシステムから収集したデータを、完全にバーチャル化して提供します。この手法をとることで、Digital Vaultは物理的なビル内の情報を見える化し、分析可能な有益なデータに置き換え、予兆保全やビルシステムの最適化を実現するとともにビル利用者にインテリジェントサポートを提供します。

Bee’ahは中東で最も持続可能かつスマートなビルを創造するというビジョンのもと、プロジェクトをスタートしました。徹底的な調査の後に、業界の専門的知見の深さと世界中のスマートシティ実現に寄与するというコミットメントから、マイクロソフトを信頼できるデジタルアドバイザーとして選定するに至りました。マイクロソフトはBee’ahと協力して新しいデジタル体験の設計をはじめ、クラウドやAIを使った実行可能な戦略の構築を行うことで、単にスマートビルシステムを提供するだけでなく、ビルの利用者向けに満足度の高い空間設計やサービス構築を主導します。また、ジョンソンコントロールズはスマートビルシステムやそれを支えるソフトウェアプラットフォーム全般に渡る優れたスキルや製品、サービスを有していることに加え、マイクロソフトと深く、緊密な関係を構築していることが大きく評価され選定されました。

マイクロソフトのクラウド+AIグループのエグゼクティブバイスプレジデント、スコット・ガスリー(Scott Guthrie)氏は「私たちはジョンソンコントロールズやBee’ahとともに、よりスマートで持続可能な建物や空間のデジタル化を推進しています。アイコニックなBee’ahの新本社は、世界に先駆けてAzureプラットフォーム上に構築・設計されたエンドツーエンドの体験を実装します。Azureはこのような大規模で多岐にわたるデバイスやシステム、サービスを真に統合できるプラットフォームです。マイクロソフトはエッジデバイスやクラウドに搭載した機械学習を使うことで、ワシントン州レドモンドにある本社施設においてエネルギー消費量をすでに20%削減していますので、Bee’ahがこの手法をシャルジャの非常に近代的な新本社屋に応用することで、今後どのような展開があるのか、今から大変楽しみです」

Bee’ahについて
Bee’ahは中東におけるサスティナブルソリューションのイノベーションリーダーであるパイオニア企業です。2007年にシャルジャ首長国の首長で最高評議会メンバーであるシェイク・スルターン・ビン・ムハンマド・アル・カーシミーの発した首長制令によって、官民連携企業(PPP)として設立されました。廃棄物管理から環境コンサルティング、再生可能エネルギー、テクノロジー、持続可能な交通およびトレーニング&能力開発など、さまざまな業界で合弁事業を展開し、地域のあらゆる都市やコミュニティでより質の高い生活を創造しています。Bee’ahは持続可能性と技術革新にフォーカスした包括的な戦略を実行しており、中東地域で最も高いゴミのリサイクル率の実現や、初の廃棄物発電所の開発など数多くの恩恵を生み出しています。また、循環経済のための地域の課題解消を支援してきたことで、中東地域における持続可能性を巡る対話を主導するUAEの意欲を象徴する存在にもなっています。Bee’ahの詳細については同社のウェブサイトhttp://www.beeah.ae または、Facebookのページfacebook.com/beeahuae やTwitterアカウントtwitter.com/BeeahUAE をご覧ください。

ジョンソンコントロールズ インターナショナルについて
ジョンソンコントロールズは、安全で快適、そして持続可能な世界を実現するグローバルリーダーです。 約10万5千人の従業員がシームレスに連携し、 世界150ヵ国でスマートシティやスマートコミュニティを実現するインテリジェントビル、 エネルギー効率化ソリューション、 統合インフラの開発に取り組んでいます。戦略的にビル関連事業に特化することで、全てのステークホルダーに価値を提供し、あらゆるお客様の継続的な発展に寄与します。ジョンソンコントロールズのサスティナビリティへの取り組みは、 創業のきっかけとなった世界初の電気式室内サーモスタットが発明された1885年にまで遡ります。 詳細は、 http://www.johnsoncontrols.com をご覧いただくか、 またはTwitterで@johnsoncontrolsをフォローしてください。

ジョンソンコントロールズ日本法人について
ジョンソンコントロールズ株式会社は、ジョンソンコントロールズ インターナショナル(Johnson Controls International, Plc.)の日本法人(本社: 東京都渋谷区、 代表取締役社長:吉田 浩)です。建物のライフサイクルを通じた効率化を促進する中央監視、自動制御機器、空調冷熱機器、冷凍機、セキュリティシステムの設計、施工、保守、ならびに運用コンサルティングを提供しています。国内での導入業種はオフィスビル、商業施設、医療機関、教育機関、スポーツ施設、交通機関など多岐にわたり、数多くのランドマーク的存在の建物における施工実績があります。1971年6月設立。国内45事業拠点。詳細は www.johnsoncontrols.co.jp をご覧いただくか、Facebookで https://www.facebook.com/johnsoncontrols.jp.be/ もしくはTwitterで@JCI_jpをフォローしてください。
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