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設営系の越冬隊員として社員が第66次南極地域観測隊に参加

○ ミサワホームグループからの参加隊員数は延べ29名、第50次観測隊から17期連続の参加




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写真提供:国立極地研究所

 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 作尾徹也)の社員が文部科学省により第66次南極地域観測隊員に選任されましたのでお知らせいたします。当社社員である岡本裕司(おかもとゆうじ)は今後、建設・土木担当として第66次南極地域観測隊に参加し活動を行う計画です。1975年の第17次(夏隊)に初めて参加し、今回を含めミサワホームからの南極地域観測隊への参加隊員数は、延べ29名、第50次観測隊から17期連続の参加となります。
南極地域観測は、南極条約に基づき、国際協力のもと国が実施する事業の一つです。1957年以来、60年以上にわたって実施され、日本の活動拠点となる昭和基地では、超高層物理学、気象学、雪氷学、生物学、地学など幅広い分野で研究活動が続けられています。
岡本はミサワホームから既に極地研に出向しており、その職員として第66次南極観測隊の設営系隊員として、夏期隊員宿舎の建築や既存建物のメンテナンスなどに従事いたします。
今回観測隊に参加する岡本は、これまでの業務経験を生かし、新たな建設工事や既存建物のメンテナンス工事などを総合的に進め、南極地域での活動拠点の拡大や隊員の住生活向上に貢献します。
ミサワホームは、今後も専門技術を有する社員の派遣等を通じて、南極観測活動に協力していきます。
 ■隊員プロフィール

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71302/135/71302-135-e8bcfdfd50825b1c57e40440c4baba35-1181x1704.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
    樺太犬をイメージした    岡本隊員のキャラクター
〇岡本 裕司(おかもと ゆうじ)
2002年4月にミサワホーム近畿(株)が提携する施工会社に入社。
22年の大工経験を経て、2024年7月1日よりミサワホームへ出向。南極地域観測隊越冬隊への参加は2016年に次いで2回目。プライベートでは、2児の父。前回参加から8年が経過し、成長した子どもたちは、南極で生活する厳しさを理解し、反対の声も上がった。最終的に家族皆の賛同に至り今回の参加となった。



・岡本本人のコメント
南極での生活は厳しい部分もありますが、楽しみも多いと感じます。世代、地域を超えたさまざまな分野の仲間とともに同じ困難に立ち向かい、喜びを得られる南極の場に再び挑戦したく参加を希望しました。

■第66次南極地域観測について
観測隊には夏期の2ヶ月間滞在する夏隊と、1年超にわたり滞在する越冬隊があり、それぞれ研究観測や定常観測
などを担当する「観測系」隊員と基地の設備や生活の維持を担当する「設営系」隊員で構成されています。このたび選任された岡本は「設営系」の越冬隊員として参加します。今回の重要な業務は、夏季隊員宿舎の施工が主であるため、大工として建設業務に精通している岡本が選任されました。
岡本は他の第66次南極地域観測隊員と共に12月上旬に日本を出発し、オーストラリアのフリーマントルで南極観測船「しらせ」に乗船後、昭和基地に向かい年内の到着を予定しています。現地での活動後、岡本は2026年2月に帰国予定です。


■南極とミサワホーム 
ミサワホームは1968年の「第10居住棟」以降、南極地域観測隊の活動や生活を支える建物を受注し、その実績は累計36棟、延床面積約5,900平方メートル になります。南極地域観測隊では現在、完成すると昭和基地最大の建物になる「夏期隊員宿舎」を建築中。当社が納入した建物の多くに採用されている木質接着複合パネルは、徹底した品質管理体制の下、外装、断熱材、内装があらかじめ工場で取り付けられ、半数以上は建築経験のない隊員の手により、短い夏の期間にたてることができ、厳しい南極の気候に耐え続ける性能が特長です。過酷な環境下で培われてきた技術やノウハウは日本でも生かされており、居住棟に用いられているものと同じ120mm厚の木質接着複合パネルを採用した「センチュリーモノコック構法」を2017年に国内でも商品化し販売しました。国内では、全国の学校生活協同組合や教育関連団体と連携し、極地研の協力を得て、南極地域観測隊に参加した社員らが講師となり、小中学校を中心に授業を実施する教育支援プログラム「南極クラス※」を2011年から開催。コロナ禍では対面だけではなく、オンラインでも開催するなど多様な活動を実施していました。生徒には、遥か遠くの南極の世界を身近に感じてもらうとともに、将来の夢や希望を持つこと、お互いに支えあいミッションを達成していくチームワークの大切さなどを伝えています。昨年度までに延べ2,311校で22万人以上を対象に開催しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71302/135/71302-135-08d9919a757ff83645e37256c5cd7a32-549x366.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
          南極クラスの様子

※南極クラス:http://www.eco.misawa.co.jp/antarctic-class/
                                         以上

             *この件に関する問い合わせ先*
ミサワホーム(株) 管理本部 広報・渉外部 コーポレートコミュニケーション課 阿部正成 小山内学
TEL:03-3349-8088/FAX:03-5381-7838/E-mail:koho@home.misawa.co.jp
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