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設計・製造分野で、機械系CADと建築系CADを融合したCADソリューションを展開

〜空間に商品を組み込んだイメージや活用シーンを演出〜

キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神森 晶久、以下キヤノンITS)は、このほど機械系CADのSOLIDWORKSと建築系CADのVectorworksを融合し、空間に商品を組み込んだイメージや活用シーンを演出するCADソリューションを、2016年5月30日より建築設計業や機械製造業を中心に提供を開始します。




近年、日本国内のCAD市場は設備投資の増加により年々拡大し3000億円を超える規模となり、順調な設備投資や公共事業投資により機械系CAD市場も建築系CAD市場も好調です。キヤノンITSは、1994年よりCAD/CAM/CAE/PDMのソフト販売からコンサルティングまでを手掛け、設計・製造分野において3Dソリューション事業を展開してきました。このほど、3Dデータの活用領域の拡大を目的に、機械系CADと建築系CADを融合することで、想定した空間やシーンに合わせた商品のイメージやレイアウトが簡単にできるCADソリューションを展開します。

[画像: http://prtimes.jp/i/1375/258/resize/d1375-258-679123-1.jpg ]



キヤノンITSは、本ソリューションを医療機器、介護用品、防犯防災用品などの商品を取り扱う株式会社三和製作所(以下三和製作所)に先行導入しました。三和製作所は、特に学校向けの商品を多く取り扱い、顧客の要望に応じて自社開発製品も手掛けており、2015年には設計担当部署を新設し、設計担当者も増員しました。近年、商品単体だけでなく備品一式を納入する案件が増え、事前に商品の配置や寸法の確認を図面で行いたいという顧客からの要望を受け、部屋の内装の写真と商品データを合成したり、建築系CADではないSOLIDWORKSでレイアウトをパースのように見せるなどの提案を行っていました。平面図やパース作成のために建築系CADの導入も検討しましたが、複数CADの併用においては、データ互換が難しいことが課題でした。本ソリューションを導入することで、簡単に商品をレイアウト図面やパースで表現することができ、商品が置かれる環境やシーンなど空間全体を視覚化して顧客に使用感覚をイメージしてもらえるようになり、商品の制作や販売だけでなく空間のプロデュースなど営業提案の幅が広がりました。

CADソフトウェアは、製品ごとにFile形式が異なるために、他社のCADで作ったデータを違うCADソフトウェアに取り込むことが難しく、中間ファイルを作成して取り込めても、一部の線や面、色、テクスチャーなどのデータが抜け落ちてしまうことが大きな課題でした。本ソリューションでは、機械系CADのSOLIDWORKSと建築系CADのVectorworksが同じコアエンジンを採用している特性を活かし、共通のFile形式である「Parasolid X_T」を使い、双方のデータのスムーズな取り込みを実現しています。具体的には、機械系CADのSOLIDWORKSで備品のCADデータを作成し、建築系CADのVectorworksで作成したレイアウト図面やパース図に備品のCADデータを取り込むことで、想定した空間やシーンに合わせた商品のレイアウト図面を簡単に作成できます。

キヤノンITSは2014年に、建築・意匠分野の3D CADソフトウェア市場において高い評価を受ける「Vectorworks」の国内販売を手掛けるエーアンドエー株式会社をキヤノンMJグループに迎え入れ、お互いの顧客基盤を活用して3D関連事業のコンサルティングから構築、運用サポートを行っています。今後、本事例をはじめ、製造業で培ったCADの豊富な実績とノウハウを活かし、設計、施工、プレゼンテーションで3Dデータの業務活用が進む建築設計業や機械製造業への販売展開を強化し、2017年にはCADや3D関連製品を含めた3Dソリューション事業においてキヤノンMJグループ全体で売上150億円を目指します。
[表: http://prtimes.jp/data/corp/1375/table/258_1.jpg ]



■「キヤノン3Dソリューションフェア 2016」で紹介

キヤノンITSとエーアンドエー株式会社は、「キヤノン3Dソリューションフェア 2016」で本事例を紹介します。
日時:2016年5月19日(木)
場所:キヤノンマーケティングジャパン株式会社 キヤノンSタワー 3F
概要:
「キヤノン3Dソリューションフェア」は、3Dプリンターの活用用途が広がる製造/建設/教育分野のお客さまが抱える3Dに関する課題解決を目的に、最新の3D技術を「見て」「聞いて」「確かめる」ことができる構成になっています。パーソナルからプロダクション分野までのスリーディー・システムズ社製3Dプリンターをはじめ、多岐に亘る関連製品や先端技術の展示に加え、その運用ノウハウなどをセミナーで紹介します。
URL: http://cweb.canon.jp/seminar/bs/3d-fair.html

■株式会社三和製作所
本社所在地:東京都江戸川区中央4-11-8 アルカディア親水公園ビル2F
代表取締役社長:小林 広樹
事業内容:
医療介護を中心に健康・医療介護福祉向け商品を展開するメディケア事業、緑化・園芸ガーデニング・環境分野へ商品展開するグリーンエコ事業、防犯、防災に関する商品を展開するセーフティ事業を中心に商品製作から販売までを展開
URL:http://www.sanwa303.co.jp

■ 本件についてのお問い合せ先
キヤノンITソリューションズ株式会社
エンジニアリングソリューション事業本部  企画部 03-6701-3449
https://www.canon-its.co.jp/solution/3d/
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