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「4人に1人」の大学3、4年生が、就活において「ChatGPT(生成AIサービス)」を利用

〜AIの活用で作業や情報整理の時間短縮、思わぬ気づきを得る効果も評価〜

株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリア株式会社の合弁会社:株式会社ベネッセ i-キャリア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:乾 史憲)が運営する、doda発の新卒オファーサービス「dodaキャンパス」は、大学3、4年生を対象に、就活における「ChatGPT(生成AIサービス)」(以下、ChatGTP)の活用実態を調査しましたので、結果をお知らせいたします。




[表: https://prtimes.jp/data/corp/16455/table/339_1_e8a5d053d8a0937c6d553c9cdce28ef9.jpg ]


【調査結果】
■「4人に1人」の大学3、4年生が、就活において、「ChatGPT」を利用した経験があることが明らかに
[画像1: https://prtimes.jp/i/16455/339/resize/d16455-339-c41212d15e8957f526b9-0.png ]

大学3、4年生(25年卒、24年卒)を対象に、就活で「ChatGPT」利用したことがあるかと聞いたところ、26.5%の学生が「はい」と回答。4人に1人の学生が、「ChatGPT」の利用経験があることが明らかになりました。

■就活での具体的な利用場面の1位は「企業の志望動機の作成」(63.6%)、利用した理由の1位は「時間短縮のため(企業分析やES作成などの作業時間)」(60%)
[画像2: https://prtimes.jp/i/16455/339/resize/d16455-339-4d51c1bda24155f7604b-0.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/16455/339/resize/d16455-339-e8ada1c3ad35603f9a59-0.png ]

就活において、具体的にどのような場面で活用したかについては、1位は「企業の志望動機の作成」(63.6%)で、2位の「自己PRの作成」(62.8%)と僅差でした。利用した理由については、6割の学生が「時間短縮のため(企業分析やES作成などの作業時間)」と回答。2位も「時間短縮のため(今後のキャリアや自己分析などの思考整理)」(45.8%)となり、「ChatGPT」を利用することで確保できた時間を、思考の整理や自身を見つめ直す機会にするなど、有効に活用している学生が多いことが推測されます。また、3位は「話題になっているため/興味本位で」(43.3%)となり、「ChatGPT」などの生成AIサービスに対する学生の興味・関心の高さもうかがえる結果になりました。

■利用のメリットは、77.5%が「自分では思いつかない気づきが得られた」と回答。デメリットについては、「なかった(65.3%)」が最多
[画像4: https://prtimes.jp/i/16455/339/resize/d16455-339-c1ca0be5ca1050c1451a-0.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/16455/339/resize/d16455-339-82da2ceee8590eabe1bf-0.png ]


「ChatGPT」を利用した学生が感じたメリットの1位は「自分では思いつかない気づきが得られた」(77.5%)でした。2位は「時間短縮できた(企業分析やES作成などの作業時間)」(61.7%)、3位「時間短縮できた(今後のキャリアや自己分析などの思考整理)」(40.8%)となり、利用の理由に対して一定の期待した効果が得られた学生が多い結果になりました。
一方で利用のデメリットについては、65.3%の学生が「なかった」と回答。利用の効果の有無にかかわらず、デメリットはなかったと感じた学生が多い結果になりました。2位「期待した気づきが得られなかった」(10.2%)、3位「使いこなせなかった」(8.5%)でした。

■書類選考や面接対策においては、「多少役立った」(53.3%)が最多
[画像6: https://prtimes.jp/i/16455/339/resize/d16455-339-93d5873f51ef207f3a27-0.png ]

書類選考や面接対策などの就活において役立ったかについては、1位「多少役立った」(53.3%)、2位「すごく役立った」(40.8%)となり、「役立っていない」と回答した学生は全体の5.8%でした。「ChatGPT」の利用が、自身の就活に何らかの形で役立ったと感じた学生が多いことがわかりました。

■今後使ってみたいかについては、63%の学生が「使ってみたい」と回答
[画像7: https://prtimes.jp/i/16455/339/resize/d16455-339-8611cafa308e2d673fc1-0.png ]

就活に利用していない学生に今後「ChatGPT」を利用したいかを聞いたところ、63%の学生が「はい」と回答、「いいえ」(37%)より27pt多い結果になりました。※7/26一部修正

■就活に「ChatGPT」を利用しない学生について
就活で「ChatGPT」を利用していない理由については、以下の声があがりました。

・就活に利用することに対する懸念や不安、面接時の不安があるから
「生成系AIを、目的を持って使うことが不正のように感じられ、気が引ける」
「『これはAIに書かせたものだな』と採用側に伝わると自分の印象が下がってしまう」
「自分の言葉で書くことができない場合、面接時に文章同様の対応ができないと判断した」

・「ChatGPT」の信ぴょう性・信頼性や利用のリスクに対する不安
「精度が悪く、何より話したいことと文脈がずれて使い勝手が悪い」
「正確性、信ぴょう性に欠ける情報を含む場合がある」
「本当に自分のためになる情報を提供してくれる段階にあるとはまだ思えない」

・就活は極力自分の力でやりたいから
「効率性よりも、自分の言葉で表すことに意義があると思う」
「志望動機や自己PR文は自分の頭で考えて作りたい」
「大学側から使用を禁止されているし、自分で考えることで達成感がある」

上記以外では、「利用の必要性を感じない、利用するという考えや発想自体なかった」「利用により、逆に時間がかかりそうなどの懸念や不安がある」「『ChatGPT』を理解できていない、利用の機会がない」などの回答がありました。

また、「いまは使っていないが、今後は使いたい・使う可能性がある」と回答した学生からは、以下の声があがりました。
「面接でよく聞かれる質問やES作成時の注意点などについては、時間短縮のため少し使いたいと思う」
「参考程度には使う可能性はあるが、できるだけ自分の言葉を使いたい」
「頼りすぎてはいけないけれどある程度は便利そう」
「上手な使い方をすれば就活の手助けになると思う」
「これから選考が増えるにつれ、活用していく必要が出てくると思う」
「面接練習といった使い方を見て、相手がいなくても練習できるのは便利だと思った」

■dodaキャンパス編集長 岡本 信也 コメント
今回の調査では、就活において「ChatGPT」の利用経験を持つ大学3、4年生は、全体の26.5%という結果になりました。就活に利用した理由の多くは、「ChatGPT」の活用によって捻出できた時間を、企業や自己分析、今後のキャリアについて考える時間に充てたいというものが上位を占めており、実際の利用については、期待する一定の成果を感じている学生が多い結果となりました。
一方で、就活において「ChatGPT」を利用したことがない学生が、まだ大半を占めていることも明らかになりました。利用していない理由としてあがったコメントを分析すると、「自分の言葉や思いを大切にしたい」「利用に対する抵抗や気持ちの面での不安」「AI利用のリスクや倫理的な懸念」「文章の正確性と信頼性の重視」「『ChatGPT』の理解や知識不足」があげられています。AIに頼ることへの抵抗、学生自身の言葉で表現したい気持ち、就活へのリスクの不安、情報の正確性や信頼性においての懸念など、利用していない学生のリアルな気持ちや状況が浮き彫りになりました。またこれまで利用していない学生の中でも、今後は使いたい・使う可能性があるとの回答も見受けられました。
「ChatGPT」の利用に関しては、学生の就活利用に限らず、国や社会として明確な方針やガイドラインが定まっておらず、リスクも想定しきれていないというのが実情です。また、現時点では個人情報/プライバシー情報などがすべてデータ化されるリスクもあります。そのため、利用時にはこれらのリスクを正しく理解し、不確実・信ぴょう性のないものも含んだ膨大なデータをもとに予測した結果であること、「ChatGPT」の得意・不得意を理解、把握した上で利用することが大切です。また、日ごろから情報リテラシーを高めていくことも今後より重要になってくるでしょう。

■解説者プロフィール  dodaキャンパス編集長 岡本 信也
2006年、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。人材紹介事業に従事し、主に商社・不動産領域の法人営業として採用支援などを経験。その後、転職メディア事業において、中堅、中小企業を担当する法人営業組織のマネジメントに従事。
2018年からベネッセi-キャリアに出向し、新卒オファーサービス「dodaキャンパス」の立ち上げを経験後、同事業部の営業部長を経て、2023年4月に事業本部長、dodaキャンパス編集長に就任。
[画像8: https://prtimes.jp/i/16455/339/resize/d16455-339-da2e320602b167b45f02-7.png ]

■調査概要
調査期間:2023年6月12日(月)〜6月18日(日)
調査対象:dodaキャンパス会員の大学3、4年生(25年卒、24年卒)
調査方法:Webアンケート回答方式
有効回答数:452人

■doda発 新卒オファーサービス「dodaキャンパス」について< https://campus.doda.jp/
「dodaキャンパス」は、学生が自身の努力や学び・経験などをデータベースに蓄積し、個性を可視化することにより、企業が自社のキャリア教育プログラムやインターン・採用選考等のオファーを送ることができる「doda発 新卒オファーサービス」です。2023年1月時点で約93万4,000人の学生が登録をしており、国内最大級の学生データベースを保有しています。

■株式会社ベネッセi-キャリアについて< https://www.benesse-i-career.co.jp/
株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリア株式会社が2015年4月に設立した合弁会社です。株式会社ベネッセコーポレーションの大学教育事業部門とパーソルキャリア株式会社の新卒就職支援部門が一緒になりました。両社の力を最大限に活用して、大学の教育支援、学生の就活支援、および企業の採用支援を行う事業を推進しています。大学生向け教育事業と新卒学生に特化した就職支援事業を合わせることで、学生の力を伸ばし、学生が自分を活かせる職場に出会い、自らの力で社会に貢献できる人材になることを支援してまいります。教育事業と就職支援事業の一体的な運営を通じて「まなぶ と はたらく をつなぐ」ことを目指します。
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