「銅原料中の不純物に関する国際セミナー」を開催
[18/10/19]
提供元:PRTIMES
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JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、2018年10月17日に東海大学校友会館(霞が関ビル)にて「銅原料中の不純物に関する国際セミナー」を開催しました。本セミナーでは、銅の生産国や日本をはじめとするその消費国の専門家および業界関係者が集まり、銅原料中の不純物に関する法規制や除去技術開発等について情報交換を行いました。
近年、鉱山から採掘される銅鉱石中の不純物濃度が増加傾向にあることが業界全体の課題となっています。JOGMECは、世界のヒ素等不純物処理に関する動向を把握することや、本邦企業に対して技術革新の機会の提供することを目的とし、本課題に取り組む関係者が一堂に会する国際セミナーを開催いたしました。
プログラムについては、下記のJOGMECウェブサイトをご覧ください。
銅原料中の不純物に関する国際セミナーのご案内(JOGMECウェブサイト)
http://www.jogmec.go.jp/news/event/event_k_10_000073.html
■「銅原料中の不純物に関する国際セミナー」開催結果
[表: https://prtimes.jp/data/corp/12624/table/417_1.jpg ]
開会挨拶では、JOGMECの細野 哲弘 理事長、経済産業省資源エネルギー庁の大東 道郎 鉱物資源課長、チリ共和国鉱業省のパブロ・テラサス・ラゴス 次官が登壇し、世界の銅の消費量は今後も増えると予想されるが、不純物の少ない優良な銅鉱石は少なくなる傾向があり、関係各国が連携して銅原料中の不純物の対策を進める必要がある旨を述べ、認識の共有を呼び掛けました。
午前は秋田大学の柴山 敦 教授を座長とし、「セッション1:銅原料中の不純物に関する法規制と社会的受容性」「セッション2:鉱山における銅原料中の不純物の傾向と対策」の2つのセッションが行われました。セッション1では、ICSG(国際銅研究会)、Cochilco(チリ銅委員会)等から、チリ等産銅国の法規制の最近の動向や今後の展望、鉱業国における不純物の「社会的受容性」の調査報告が行われ、セッション2では、チリ銅公社Codelco、Ecometales Ltd.等から、チリの銅鉱山における不純物の上昇や、それに対応する鉱山業の動向等についての講演がありました。
午後は東京大学の中村 崇 特任教授を座長とし、「セッション3:製錬業における銅原料中の不純物処理の現状」「セッション4:銅原料中の不純物低減技術開発の進捗」「セッション5:ヒ素の最終処分と有効利用に関する研究紹介」の3つのセッションが行われました。セッション3では、ドイツのAurubis AG、中国のDongying Fangyuan Nonferrous Metals Co., Ltd.(東営方圓有色金属有限公司)等から、国内外の製錬業によるヒ素等不純物の対応や処理プロセス等について、セッション4では、JOGMEC等から、銅精鉱中のヒ素等不純物を分離除去する技術の開発状況について、セッション5では、British Columbia大学等から、鉱山や製錬所で発生した含ヒ素物質の安定化に関する技術や有効利用等についての講演がありました。
各講演者に対して出席者からは多数の質問・コメントがあり、本課題に関して理解を深めることができました。本セミナーの最後には、JOGMECの廣川 満哉 金属資源開発本部長が、関係者間の継続的な情報交換が重要である旨を述べました。
なお、本セミナーの講演資料は、近日中に以下のJOGMEC金属資源情報ウェブサイトに掲載いたします。
セミナー・講演会(JOGMEC金属資源情報ウェブサイト)
http://mric.jogmec.go.jp/seminar/
JOGMECは引き続き、業界が抱える課題を解決するため、技術開発の支援やセミナー開催等による情報交換を実施し、優良な鉱物資源の安定供給に貢献してまいります。
[画像: https://prtimes.jp/i/12624/417/resize/d12624-417-259579-0.jpg ]
→全文を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000274.html?mid=pr_181019
近年、鉱山から採掘される銅鉱石中の不純物濃度が増加傾向にあることが業界全体の課題となっています。JOGMECは、世界のヒ素等不純物処理に関する動向を把握することや、本邦企業に対して技術革新の機会の提供することを目的とし、本課題に取り組む関係者が一堂に会する国際セミナーを開催いたしました。
プログラムについては、下記のJOGMECウェブサイトをご覧ください。
銅原料中の不純物に関する国際セミナーのご案内(JOGMECウェブサイト)
http://www.jogmec.go.jp/news/event/event_k_10_000073.html
■「銅原料中の不純物に関する国際セミナー」開催結果
[表: https://prtimes.jp/data/corp/12624/table/417_1.jpg ]
開会挨拶では、JOGMECの細野 哲弘 理事長、経済産業省資源エネルギー庁の大東 道郎 鉱物資源課長、チリ共和国鉱業省のパブロ・テラサス・ラゴス 次官が登壇し、世界の銅の消費量は今後も増えると予想されるが、不純物の少ない優良な銅鉱石は少なくなる傾向があり、関係各国が連携して銅原料中の不純物の対策を進める必要がある旨を述べ、認識の共有を呼び掛けました。
午前は秋田大学の柴山 敦 教授を座長とし、「セッション1:銅原料中の不純物に関する法規制と社会的受容性」「セッション2:鉱山における銅原料中の不純物の傾向と対策」の2つのセッションが行われました。セッション1では、ICSG(国際銅研究会)、Cochilco(チリ銅委員会)等から、チリ等産銅国の法規制の最近の動向や今後の展望、鉱業国における不純物の「社会的受容性」の調査報告が行われ、セッション2では、チリ銅公社Codelco、Ecometales Ltd.等から、チリの銅鉱山における不純物の上昇や、それに対応する鉱山業の動向等についての講演がありました。
午後は東京大学の中村 崇 特任教授を座長とし、「セッション3:製錬業における銅原料中の不純物処理の現状」「セッション4:銅原料中の不純物低減技術開発の進捗」「セッション5:ヒ素の最終処分と有効利用に関する研究紹介」の3つのセッションが行われました。セッション3では、ドイツのAurubis AG、中国のDongying Fangyuan Nonferrous Metals Co., Ltd.(東営方圓有色金属有限公司)等から、国内外の製錬業によるヒ素等不純物の対応や処理プロセス等について、セッション4では、JOGMEC等から、銅精鉱中のヒ素等不純物を分離除去する技術の開発状況について、セッション5では、British Columbia大学等から、鉱山や製錬所で発生した含ヒ素物質の安定化に関する技術や有効利用等についての講演がありました。
各講演者に対して出席者からは多数の質問・コメントがあり、本課題に関して理解を深めることができました。本セミナーの最後には、JOGMECの廣川 満哉 金属資源開発本部長が、関係者間の継続的な情報交換が重要である旨を述べました。
なお、本セミナーの講演資料は、近日中に以下のJOGMEC金属資源情報ウェブサイトに掲載いたします。
セミナー・講演会(JOGMEC金属資源情報ウェブサイト)
http://mric.jogmec.go.jp/seminar/
JOGMECは引き続き、業界が抱える課題を解決するため、技術開発の支援やセミナー開催等による情報交換を実施し、優良な鉱物資源の安定供給に貢献してまいります。
[画像: https://prtimes.jp/i/12624/417/resize/d12624-417-259579-0.jpg ]
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000274.html?mid=pr_181019