令和、「安心」「安定」の時代に 〜シニア層を中心に支持、若者は「景気回復」や「技術進歩」に期待〜
[19/04/25]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
全国1万人の意識調査
株式会社インテージリサーチ(本社:東京都東久留米市、代表取締役社長:井上孝志)は、自主企画調査「平成で印象に残っていること、これからの30年に期待すること」を実施しました。全国の16〜79歳の男女1万702人を対象にしたインターネット調査で、平成で印象に残っていることと、これからの30年に期待することを自由回答で尋ねたものです。
【調査結果のポイント】
「平成で印象に残っていること」がある人は約6割。災害や事件を挙げる人が多かったものの、「スポーツ」が若い人を中心に、「バブル崩壊」が上の世代を中心に挙がり、上位に入りました
「これからの30年に期待すること」がある人は約半数。「平和、安心・安全」を望む声がシニア層を中心に多くなりました。「景気回復」や「技術進歩」は若い人に支持されているようです
10〜20歳代など若い人で「特に期待することはない」という回答が目立つ結果となりました
--------------------------------------------------------------
考察
--------------------------------------------------------------
30年間続いた「平成」が終わり、いよいよ「令和」の時代が始まります。「平成で印象に残っていること」を尋ねたところ、何らかの出来事についての回答があったのは58.3%となりました。東日本大震災などの「災害」が圧倒的に多かったものの、挙げられた回答には性年代による大きな違いがあることが分かりました。例えば、国際競技大会などの「スポーツ」は若年層、「バブル崩壊」とその後の「日本経済の低迷・格差社会」はミドル〜シニア層を中心に、印象に残ったという声が挙がっています。
また、「これからの30年に期待すること」を尋ねたところ、回答があったのは50.0%にとどまりました。「平成で印象に残っていること」よりも多様な回答が集まった中で、多かったのは「平和、安心・安全」。シニア層からの回答が目立ちました。一方で若年層に回答が多かったのは、「景気回復」や「技術進歩」でした。「医療・福祉の充実」「高齢者の安定した暮らし」は女性40〜60歳代に多く、将来への不安が垣間見える結果に。
「特に期待することはない」と回答した人の割合は、男性10〜20歳代・50歳代、女性10歳代が他の年代に比べて目立つ結果となりました。とりわけ若い世代が「期待することがない」と答えたのは、少し寂しい結果です。若い人が期待を持てるような社会をつくることは、令和時代の課題の一つといえるかもしれません。
分析者:秦 さわみ(公共サービス事業部 ソーシャル事業推進部)
【調査に関するお問い合わせ先】
■株式会社インテージリサーチ
公共サービス事業部 広報担当:秦(はた)
TEL:03-5295-2475
サイト「お問い合わせフォーム」 https://www.intage-research.co.jp/contact/index.php/input
--------------------------------------------------------------
調査結果の詳細
--------------------------------------------------------------
災害・事件がトップを占めるも、「イチロー」「安室奈美恵」も目立つ話題に
全国の16〜79歳1万702人のうち、「平成で印象に残っている出来事」を回答したのは58.3%。圧倒的に多かったのは、東日本大震災などの「災害」で、シニア層を中心に声が上がりました。次に多かったのは「地下鉄サリン事件」。そう回答した人には男性40歳代が多いものの、幅広い世代の記憶に残っているようです。
一方で、明るい出来事を挙げる声もありました。多かったのは、国際競技大会などで活躍する選手の姿に感銘を受けたという声で、若い人に多く見られました。「イチローの活躍と引退」は男性20〜30歳代を中心に挙がり、上位にランクインしました。
「バブル崩壊」とその後の「日本経済の低迷・格差社会」を挙げたのは、その時代を生き抜いたであろうミドル〜シニア層。「安室奈美恵の引退」を挙げたのは女性20〜30歳代に集中しており、平成のポップ・アイコン引退のインパクトは大きかったようです。
【問】 「平成」の中であなたの印象に残っている出来事は何ですか。ご自由にお答えください。
[画像1: https://prtimes.jp/i/1551/448/resize/d1551-448-739050-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/1551/448/resize/d1551-448-685522-1.jpg ]
令和時代には「平和」「安定・成長」を期待。「特にない」は若い人に多い
これからの30年に期待することを挙げたのは約半数でした。前問よりも多様な回答が集まった中で、多かったのは「平和」「安心・安全」。シニア層を中心に声が上がりました。次に多かったのは「経済・社会の安定・成長」。経済成長を望む声、成長よりはむしろ安定・現状維持を挙げる声の両方がありました。
また、「医療・福祉の充実」「高齢者の安定した暮らし」も上位にランクイン。いずれも女性40〜60歳代を中心に声が上がり、老後への不安が垣間見える結果となりました。一方、「技術進歩」は男性10〜20歳代からの声が多く、イノベーションによる社会の変革が期待されているようです。
社会的な課題以外に、「自分の子どもや孫が幸せに暮らせること」など個人的な期待や、「明るい未来」などの全体的な期待も多く挙げられました。ただ、「特に期待することはない」という人も半数に上り、特に男性10〜20歳代および50歳代、女性10歳代などでそうした声が集まりました。とりわけ若者が期待を持てない社会、これは令和時代に克服すべき課題の一つではないでしょうか。
【問】 あなたが、これからの30年に期待することは何ですか。ご自由にお答えください。
[画像3: https://prtimes.jp/i/1551/448/resize/d1551-448-245062-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/1551/448/resize/d1551-448-786539-3.jpg ]
--------------------------------------------------------------
調査概要
--------------------------------------------------------------
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象者:インテージ・ネットモニター 全国16歳以上79歳までの男女個人
サンプル構成:平成27年国勢調査ベース(性別×年代別×居住エリア×未既婚)母集団準拠
設計数:10,702サンプル
調査期間:2019年3月25日(月)〜3月27日(水)
調査内容:平成で印象に残っている出来事、これからの30年に期待すること(自由回答)
調査実施機関:株式会社インテージリサーチ
【株式会社インテージリサーチ】 http://www.intage-research.co.jp/
株式会社インテージリサーチ(本社:東京都東久留米市、代表取締役社長:井上孝志)は、インテージグループの一員として、社会・公共領域をテーマとした調査研究、公的統計調査の受託や民間の市場調査のデータ収集を行っています。
株式会社インテージリサーチ(本社:東京都東久留米市、代表取締役社長:井上孝志)は、自主企画調査「平成で印象に残っていること、これからの30年に期待すること」を実施しました。全国の16〜79歳の男女1万702人を対象にしたインターネット調査で、平成で印象に残っていることと、これからの30年に期待することを自由回答で尋ねたものです。
【調査結果のポイント】
「平成で印象に残っていること」がある人は約6割。災害や事件を挙げる人が多かったものの、「スポーツ」が若い人を中心に、「バブル崩壊」が上の世代を中心に挙がり、上位に入りました
「これからの30年に期待すること」がある人は約半数。「平和、安心・安全」を望む声がシニア層を中心に多くなりました。「景気回復」や「技術進歩」は若い人に支持されているようです
10〜20歳代など若い人で「特に期待することはない」という回答が目立つ結果となりました
--------------------------------------------------------------
考察
--------------------------------------------------------------
30年間続いた「平成」が終わり、いよいよ「令和」の時代が始まります。「平成で印象に残っていること」を尋ねたところ、何らかの出来事についての回答があったのは58.3%となりました。東日本大震災などの「災害」が圧倒的に多かったものの、挙げられた回答には性年代による大きな違いがあることが分かりました。例えば、国際競技大会などの「スポーツ」は若年層、「バブル崩壊」とその後の「日本経済の低迷・格差社会」はミドル〜シニア層を中心に、印象に残ったという声が挙がっています。
また、「これからの30年に期待すること」を尋ねたところ、回答があったのは50.0%にとどまりました。「平成で印象に残っていること」よりも多様な回答が集まった中で、多かったのは「平和、安心・安全」。シニア層からの回答が目立ちました。一方で若年層に回答が多かったのは、「景気回復」や「技術進歩」でした。「医療・福祉の充実」「高齢者の安定した暮らし」は女性40〜60歳代に多く、将来への不安が垣間見える結果に。
「特に期待することはない」と回答した人の割合は、男性10〜20歳代・50歳代、女性10歳代が他の年代に比べて目立つ結果となりました。とりわけ若い世代が「期待することがない」と答えたのは、少し寂しい結果です。若い人が期待を持てるような社会をつくることは、令和時代の課題の一つといえるかもしれません。
分析者:秦 さわみ(公共サービス事業部 ソーシャル事業推進部)
【調査に関するお問い合わせ先】
■株式会社インテージリサーチ
公共サービス事業部 広報担当:秦(はた)
TEL:03-5295-2475
サイト「お問い合わせフォーム」 https://www.intage-research.co.jp/contact/index.php/input
--------------------------------------------------------------
調査結果の詳細
--------------------------------------------------------------
災害・事件がトップを占めるも、「イチロー」「安室奈美恵」も目立つ話題に
全国の16〜79歳1万702人のうち、「平成で印象に残っている出来事」を回答したのは58.3%。圧倒的に多かったのは、東日本大震災などの「災害」で、シニア層を中心に声が上がりました。次に多かったのは「地下鉄サリン事件」。そう回答した人には男性40歳代が多いものの、幅広い世代の記憶に残っているようです。
一方で、明るい出来事を挙げる声もありました。多かったのは、国際競技大会などで活躍する選手の姿に感銘を受けたという声で、若い人に多く見られました。「イチローの活躍と引退」は男性20〜30歳代を中心に挙がり、上位にランクインしました。
「バブル崩壊」とその後の「日本経済の低迷・格差社会」を挙げたのは、その時代を生き抜いたであろうミドル〜シニア層。「安室奈美恵の引退」を挙げたのは女性20〜30歳代に集中しており、平成のポップ・アイコン引退のインパクトは大きかったようです。
【問】 「平成」の中であなたの印象に残っている出来事は何ですか。ご自由にお答えください。
[画像1: https://prtimes.jp/i/1551/448/resize/d1551-448-739050-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/1551/448/resize/d1551-448-685522-1.jpg ]
令和時代には「平和」「安定・成長」を期待。「特にない」は若い人に多い
これからの30年に期待することを挙げたのは約半数でした。前問よりも多様な回答が集まった中で、多かったのは「平和」「安心・安全」。シニア層を中心に声が上がりました。次に多かったのは「経済・社会の安定・成長」。経済成長を望む声、成長よりはむしろ安定・現状維持を挙げる声の両方がありました。
また、「医療・福祉の充実」「高齢者の安定した暮らし」も上位にランクイン。いずれも女性40〜60歳代を中心に声が上がり、老後への不安が垣間見える結果となりました。一方、「技術進歩」は男性10〜20歳代からの声が多く、イノベーションによる社会の変革が期待されているようです。
社会的な課題以外に、「自分の子どもや孫が幸せに暮らせること」など個人的な期待や、「明るい未来」などの全体的な期待も多く挙げられました。ただ、「特に期待することはない」という人も半数に上り、特に男性10〜20歳代および50歳代、女性10歳代などでそうした声が集まりました。とりわけ若者が期待を持てない社会、これは令和時代に克服すべき課題の一つではないでしょうか。
【問】 あなたが、これからの30年に期待することは何ですか。ご自由にお答えください。
[画像3: https://prtimes.jp/i/1551/448/resize/d1551-448-245062-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/1551/448/resize/d1551-448-786539-3.jpg ]
--------------------------------------------------------------
調査概要
--------------------------------------------------------------
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象者:インテージ・ネットモニター 全国16歳以上79歳までの男女個人
サンプル構成:平成27年国勢調査ベース(性別×年代別×居住エリア×未既婚)母集団準拠
設計数:10,702サンプル
調査期間:2019年3月25日(月)〜3月27日(水)
調査内容:平成で印象に残っている出来事、これからの30年に期待すること(自由回答)
調査実施機関:株式会社インテージリサーチ
【株式会社インテージリサーチ】 http://www.intage-research.co.jp/
株式会社インテージリサーチ(本社:東京都東久留米市、代表取締役社長:井上孝志)は、インテージグループの一員として、社会・公共領域をテーマとした調査研究、公的統計調査の受託や民間の市場調査のデータ収集を行っています。