ネパール大地震 12万人以上に安全な水を支援【プレスリリース】
[15/05/07]
提供元:PRTIMES
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[画像1: http://prtimes.jp/i/5176/476/resize/d5176-476-250390-0.jpg ]
※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです。
※原文は http://j.mp/unicef-nepal-0505 でご覧いただけます。
※関連する画像・映像は http://uni.cf/1HH6SbO からダウンロードいただけます。
【2015年5月5日 カトマンズ(ネパール)発】
□被災地概況
25日に襲った大地震では、その被害はネパールの75の郡のうち57郡に広がり、
12の郡では壊滅的な被害が出ています。
確認されている死者は7,276人、負傷者は14,362人。
その数はまだ増え続けています。
深刻な被害を受けた人の総数は426万人にのぼり、そのうち170万人(40%)が18歳未満の子どもです。
テントなどの避難設備、安全な水、トイレなどの衛生設備のニーズは未だ高く、
特に被害の大きい地域では支援物資の配布が遅れにいらだつ住民の暴動行為も報告されています。
□ユニセフ活動ハイライト
ユニセフは、特に水と衛生、栄養、教育、子どもの保護の分野で、主導的な役割を担っています。
<水と衛生>
・5月4日時点で、被災した10の郡で、124,482人に安全な水を、23,693人にトイレを、
78,166人に衛生物資を届けました。
また、特に被害が大きい8郡では、9,090世帯に貯水容器を配布しました。
・さらに、水、トイレ、衛生関連物資235万米ドル相当の手配をし、数日以内にネパールに届く予定です。
<栄養>
・被災した12郡の6カ月〜23カ月の子どもを対象にした微量栄養素パウダー45万箱(1箱30袋入り)や
6カ月〜59カ月の子どもを対象にした栄養治療食5,000箱を提供しています。
・22郡で5月末までにおこなう栄養補給支援のため、ビタミンAカプセル200万錠や駆虫薬200万錠を調達中です。
・また、栄養補給のための高カロリービスケット15トン等もまもなくネパールに届きます。
<予防接種>
・避難所などでのはしかの流行が懸念されていることを受け、50万人以上の子どもを対象にした
予防接種キャンペーンを開始しました。
キャンペーンは、カトマンズ盆地の人口密度の高い地域から優先的に行われ、
今後被害が深刻な12郡に広げていきます。
<教育/保護>
・ユニセフは、カトマンズ、ラリトプール、バクタプールに
22カ所の子どもにやさしい空間(Child Friendly Spaces)を設置し、
2,200人の子どもたちが安心して過ごすことができる場を提供しています。
・校舎の被害調査や避難している子どもたちが避難先で学校に通うことができるよう支援を行っています。
[画像2: http://prtimes.jp/i/5176/476/resize/d5176-476-896356-1.jpg ]
<開発コミュニケーション(コミュニティへの働きかけ)>
・ユニセフは、ネパールの都市から農村部まで90%のエリアをカバーするラジオ・ネパールと共同で、
被災者への心理社会的ケアの一環となるラジオプログラムを開始しました。
被災地の状況や支援の速報を伝える番組や、被災者の不安や疑問に専門家が答える電話相談、
子どもたちのための教育・娯楽番組など4つのプログラムで構成されています。
ユニセフは、ネパールでの今後3カ月間の人道支援活動に必要な資金として、5,035万米ドルの支援を国際社会に要請しています。
* * *
日本ユニセフ協会は、ネパールでの地震被害に対応するユニセフの活動を支える緊急募金を受付けています。
ユニセフ『ネパール大地震緊急募金』の告知へのご協力をお願いいたします。
ユニセフ『ネパール大地震緊急募金』
・インターネット(クレジットカード)による募金
日本ユニセフ協会ホームページ:http://www.unicef.or.jp にて受付中
・郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座への振込
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「ネパール」と明記願います。
*送金手数料は免除 されます。
・三井住友銀行募金口座
支店名: 三井住友銀行東京公務部
口座番号:普通預金 162609
口座名: 日本ユニセフ協会 緊急募金口2
*期間:2015年4月27日(月)〜 2015年10月26日(月)
*コンビニATMや他行からの振込み手数料等については対象外となります。
・募金に関する一般お問い合わせ
フリーダイアル 0120-88-1052(平日9時〜18時)
公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。
* * *
ユニセフ・ネパール事務所の穂積代表はじめ、現地で活動するユニセフ職員も、
可能な限りインタビュー等のご希望に対応しております。
ご取材をご希望の方は、以下まで直接お問い合わせ・お申込みください。
※穂積代表からの報告はWEBにてご覧いただけます。
http://j.mp/unicef-nepal2015
Rupa Joshi, UNICEF ネパール, Tel + 977 1 5523200 ext 1179.
mobile + 977 9851054140 , Eメール: rjoshi@unicef.org
Jean-Jacques Simon , UNICEF ネパール, Tel +977 9 801030076 Eメール : jjsimon@unicef.org
* * *
■お問い合わせ
(公財)日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(http://www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp)