「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」売上の一部から全国の伝統工芸団体22組へ総額1,200万円を寄付
[21/10/28]
提供元:PRTIMES
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急須でいれた味わいを目指す「綾鷹」が日本の伝統工芸を支援
日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京、代表取締役社長:ホルヘ・ガルドゥニョ)は、急須でいれたような本格的な緑茶の味わいを目指す緑茶ブランド「綾鷹」から、「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」※(2021年2月発売)の売上の一部総額1,200万円を、全国22組の若手の伝統工芸職人へ寄付しました。
寄付においては、一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会の協力の下、全国の若手の伝統工芸職人たちの応援につながる企画プロジェクトを募り、個人、グループ含めて計99組の応募をいただきました。その中から新たな挑戦・創造意欲や若手職人の成長効果への高い期待などを総合的に評価し、厳正なる審査によって22組が選出されました。
今年2月から発売した「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」は、全国から12種類の日本の伝統工芸品をボトルデザインのモチーフとしており、1本ごとの売上の一部が日本の伝統工芸を支援する活動への寄付につながる製品です。「綾鷹」は、お茶という代表的な日本文化において長い歴史と深い伝統を継承した本格緑茶ブランドとして、未来の伝統工芸および技術の継承を担う若手職人の活動を支援したいという想いから、この取り組みを実施しました。
これからも「綾鷹」は、伝統と文化を尊重しながら、日常のひとときに急須でいれたような本格的なお茶の味わいをお届けしていきます。
※ 現在はレギュラーデザインのパッケージに切り替わっています。
<一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会 コメント>
昨今は新型コロナウイルスの影響や若手職人の育成・継承など、産地の作り手は非常に厳しい状況と課題を抱えています。その中で、今回の「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」の取り組みは、伝統工芸文化の発展の一助となるまたとない機会です。
今回、全国のさまざまな産地の方からご応募いただき、その中でも新たな挑戦・創造意欲や若手職人の成長効果への高い期待などを総合的に評価し選出しました。今回の寄付金により、未来を担う若手の作り手を中心に、新しい作品へのチャレンジや作り手同士の交流、一般に向けた作品や文化の発信などに活かしていただき、多くの方に日本の伝統工芸品が継承されていくことを期待しています。
日本が誇る伝統的工芸品の将来を担う若手職人のために、貴重なご支援を賜った日本コカ・コーラ社の日本文化に対する深い愛情に心から敬意を表します。
<日本コカ・コーラ株式会社 コメント>
昨今、伝統工芸業界では後継者不足に加え、新型コロナウイルス拡大の影響により展示会など人々が直接伝統工芸品と触れ合う機会の減少など、苦境が続いていると聞いています。「綾鷹」は、お茶という代表的な日本文化において、長い歴史と深い伝統を継承した本格緑茶ブランドです。「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」を通じて、未来の伝統工芸および技術の継承を担う若手職人の活動支援や今後の日本の伝統工芸品の発展に少しでもお役に立てれば大変光栄です。
■寄付について
●寄付額 : 1,200万円
●寄付先 : 22組(個人14件、グループ8件)
※詳細は特設サイト(「綾鷹」公式サイト内):https://www.ayataka.jp/tradition2021/
[画像1: https://prtimes.jp/i/1735/620/resize/d1735-620-ae21bb51acb5f4dda3b1-0.jpg ]
■寄付先の伝統工芸団体(計22組)
北海道:二風谷アットゥ? 柴田幸宏さん
今回のプロジェクトを通じて、二風谷アットゥ?の原材料であるオヒョウを活用したギター用ストラップの製品開発を行いたいと考えています。アイヌの民具(エム?アッ)をモチーフにして、現代生活において使用される付加価値のある製品開発を目指します。
青森県:津軽塗 八木橋朱李さん
失われつつある伝統産業を残すために、津軽塗唐塗技法の箸を3ヵ月で100膳と茶筒10個つくるチャレンジをし、関東圏に自分自身で顧客との関係性の構築と箸の販売と販路拡大を目指します。そして、青森県外に津軽塗を知ってもらい地域活性化に貢献できればと考えております。
秋田県:川連漆器 川連漆器青年会
川連漆器は、深刻な後継者不足問題を抱えており、特に木地師は少数で、個人への依存が続いています。寄付金を用い、木工施盤の講習会で綾鷹がよりおいしく魅力的に感じられるデザインを考案し、作品を製作することを通し、作業の簡潔・効率化を図りながら、後継者の育成を目指します。
東京都:江戸木版画 東京伝統木版画工芸協同組合 若手の会
千社札(せんじゃふだ)とは、神社や仏閣に参拝を行った記念として貼る物で、江戸時代中期以降に流行しました。近年ではシールなどで親しまれる千社札ですが、現代でも江戸時代そのままの工法で制作、愛好する文化は続いております。今回、「綾鷹」とコラボすることで、江戸木版画の技術や作品作りへのこだわりなどを広く周知したいと考えています。
東京都:江戸押絵 平林沙也加さん
正月に飾られる女児の誕生祝いの縁起物としてのイメージが強い押絵羽子板ですが、江戸時代には歌舞伎の流行とともに役者の似顔絵を用いた押絵羽子板が、ブロマイドとして役者の人気を図るバロメーターのような存在でもありました。
生活様式の変化とともに需要の減少と後継者不足が進む中、江戸押絵特有の魅力を再発見していただけるような、伝統的な技法を用いたオーダーメイドの似顔絵羽子板を制作します。支援金を用いて、押絵羽子板の魅力や技法を発信し、新しい販路開拓を目指します。
千葉県:扇州うちわ 房州うちわ伝習会
房州うちわ職人を目指す人には現状「どのようにステップアップしていけば良いか」という悩みがあります。支援金を用いて、新米職人のための共同工房・店舗を開設し、職人たちが協力しあって、「営業・製造・販売」力を向上できるような環境の提供を目指します。
山梨県:甲州印伝 山本裕輔さん
甲州印伝の伝統的な燻技法では、広い部屋で一度に数十枚の鹿革を燻さなければならないため、販売価格が高く、気軽に試作が行えません。支援金を用いて道具の小型化を図り、多品目少ロットでの製作を可能とし、生産効率向上による持続的発注を促すことで、技術の保存を目指します。
石川県:金沢仏壇 金沢仏壇青年部
金沢仏壇は七つの工程が合わさってできあがります。 しかし出来上がってしまえば、個々の技法・表現が目立ちません。そこで、支援金を用い金沢仏壇の技術を知ることができる百工比照を制作し、各分野の技術を個別に見てもらうことで、製作技術や素材をほか業種へ売り込み、興味を持ってもらうきっかけとなるような、「保存・展示・活用」が三位一体となる「金沢仏壇百工比照」を目指します。
石川県:加賀友禅 繋ぎ手プロジェクト
加賀獅子は、庶民の暮らしはもちろん、加賀の工芸の発展をもたらすものでした。一方で加賀獅子の特徴である巨大さ故に、祭りや祭礼の時にしか披露できないという難点があります。そこで、加賀獅子の迫力を残したまま胴体である蚊帳を軽量化し、獅子舞を披露する機会を増やし、ひいては若い世代への伝統文化の継承を促したいと考えています。
愛知県:尾張仏具 岩田康行さん
一般家庭ではあまり馴染みのない三方の歴史を含めた日本の文化と、ヒノキという日本ならではの木材、神具を製作する技術について、若い世代の理解を深め、関心を持ってもらいたいと思っています。支援金を用いて、神具を製作する際の技術を体験できるワークショップの実施や、三方の歴史や素材の説明をまとめたガイドブックを地元のデザイン学生と共に製作しイベントで配布、歴史や技術を広めるとともに、若い世代ならではの新たなアイデアが加わることによって、より幅広い世代の方々に、三方の技術やそれを含めた日本文化を知ってもらうことができると考えています。
愛知県:尾張七宝 加藤芳朗さん
尾張七宝を代表する「梅詰め」という作品は、赤色を基調色とした重厚感のある伝統的なデザインで、固定化されたイメージがあります。支援金を用い、明るく爽やかな綾鷹らしい新色を開発・商品化し、イメージを刷新することで、知名度の向上・顧客層の開拓を目指します。
愛知県:尾張七宝 田村有紀さん
銀や銅などの金属にクリスタルガラスを焼き付ける宝飾工芸品で、絵柄を描くのに金や銀を使用する「七宝焼」は、“描ける宝石”とも形容される工芸品です。今では材料制作職人や部分的な専門工程を行う職人がいなくなり、技術伝承が危ぶまれているのが現状で、七宝焼発祥の地の最後の職人となった私は、技術会得の日々を過ごしています。支援金を用いて、更なる技術の会得に努め、特設サイトやSNSを使ってその様子を発信・商品の販売を実施し、ファンを作りながら伝統工芸の未来を守っていきたいと考えています。
岐阜県:美濃和紙 千田祟統さん
手漉和紙という素材のニーズが細分化していく中で、漉いた和紙を施工することまで出来れば、より期待に応えられるモノづくりに繋がると感じています。支援金を用いて施工の技術習得、新たな和紙の開発を図り、“天井から床までマルっと和紙で覆われた部屋”を作ります。味わったことのない空間をつくることで、部屋を訪れた方々への感動と、手漉和紙の更なる発展と認知を目指します。
三重県:伊勢形紙 金子仁美さん
「伝統工芸」という敷居の高い、取っ掛かりにくいイメージを日常生活用品であるマイボトルで身近に感じてもらうことで和らげ、伊勢形紙が手に取りやすい伝統工芸を目指します。
京都府:京扇子 京都扇子団扇商工協同組合青年部
支援金を用いて、コロナ後の京都へ訪れる観光客向けに京扇子を持ち歩いてもらうため、京都の地図がデザインされた京扇子を製作いたします。また、ホテルタイアップ企画として宿泊客へ配布、配布した扇子に、「京扇子」 の地域団体商標および説明を付属し、京扇子の周知に繋げたいと思います。そうすることで、若手職人への仕事に繋がる事に加え、単に扇子としての機能を果たすだけでなく、地図のデザインにすることでより実用性を高め、観光事業に貢献できればと思っています。
京都府:京漆器 戸田蓉子さん
今回のプロジェクトを通じて、伝統素材である漆という素材の美しさを新しい角度から知ってもらうことで、魅力ある素材として未来に繋ぎたいと考えています。2019年に制作した、通常人々の目に触れることのない液状の漆の姿をおさめた動画作品がフランスの漆芸の本に取り上げられるなど国内外で好評を得たため、第2弾を制作しさらに漆の魅力を世界に伝えたいと思っています。撮影した動画作品は展覧会、メディア、ウェブサイト、SNS等で発信することで、現代の価値観に合った新しい漆の美しさに気づいてもらえれば嬉しいです。そして、一人でも多くの方に漆に興味を持ってもらい、最終的に漆芸界全体への貢献に繋げていきたいと思っています。
京都府:西陣織 皆川あゆみさん
西陣織の織手に求められるのは、決められた柄をいかに正確に織り上げるかということです。支援金を用いて、明治時代の図案を忠実に復刻、その過程を映像資料化することで、古来より培われた技術・作品を映像・文章によっても記録し、希少な技術を後の時代に受け継ぐことを目指します。
京都府:京友禅 岡本彩英子さん
「伝統的な文様」を現代的な雰囲気になるようデザインし直し、手染めした生地を使った製品の開発をします。製品はストールと帯揚げの2種類です。生地の染色は、京都府の伝統的工芸品である「京友禅」の中でも、型を使って生地を染める「型友禅」の手法で行います。染色に使う型は、三重県の伝統的工芸品で染色道具の「伊勢形紙」の職人に製作を依頼します。製品を通じて「型と型染めの魅力」を伝えられるような、「いつか型染めの着物や帯が欲しい」と思ってもらえるような製品づくりを目指します。
京都府:京鹿の子絞 郡鈴江さん
京鹿の子絞の今まで以上の可能性を追求し、新たな販路開拓のため京鹿の子絞着手職人の技術・ 技法を使い、ロリータファッションドレスの製作を考えています。京都市内等の貸会場にて、展示販売を行い多くの消費者に今までにない京鹿の子絞の京産地ブランドPRをすることで新たな販路開拓と技術向上を目指します。
香川県:香川漆器 香川県伝統工芸士会 青年部
香川漆器の五技法を用いて県産材の竹を利用した五膳セットにも出来るお箸を製作・販売します。学生や若手の作り手の皆さんと協力して行うことで、香川漆器を広くPRするとともに、新たな販路の開拓を図り、産地の振興へ貢献したいです。また伝統工芸士の技術や製作、販売のノウハウも伝えられる為、これからの香川漆器に興味を持ってもらい、人材を増やすことを目指します。
宮崎県:都城大弓 横山慶太郎さん
近年、弓道家自身が望んだ伝統的な竹弓を手にすることは困難で、また本来の弓道とは異なった日本の伝統文化“弓道”が国内外に広く認識されています。これらの問題を改善するため、支援金を用いて、国内外の愛好家向けのウェブページを開設し、直接弓師と国内外の弓道家を繋ぐことで、正しい知識・情報を発信し、伝統的な竹弓を通じて、日本古来の伝統文化を広めていくことを目指します。
沖縄県:三線 三線の樹プロジェクト準備委員会
三線の棹材として最も優れた原材料である黒檀は、世界的に枯渇している樹木であり、その育樹・代替材研究が急務となります。寄付金を用い、黒檀の苗木の生産と植栽活動を展開、実演家・愛好者・県民に対しても広く周知を行うことで、工芸文化の循環型の新たな仕組みづくりを目指します。
一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会
伝統的工芸品産業の振興に関する法律に基づき、国、地方公共団体、産地組合および団体等により設立された財団法人です。確かな技術と品質、そして100年以上の歴史を誇る、経済産業大臣指定「伝統的工芸品」の産業振興と、一般消費者のかたにその魅力を正しく理解していただくための各種事業を行っています。全国の伝統的工芸品に出逢えるギャラリーショップ「伝統工芸 青山スクエア」も運営しており、匠の技と美をご紹介しています。
■「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」※について
ボトルデザインは、4タイプの製品に各3つのデザインがあり、全12種類となります。デザインモチーフには日本全国各地の伝統工芸品が採用されており、ラベル全体にあしらわれています。
※ 現在はレギュラーデザインのパッケージに切り替わっています。
<綾鷹>
[画像2: https://prtimes.jp/i/1735/620/resize/d1735-620-3576cef1c0fc82656b23-2.png ]
<綾鷹 茶葉のあまみ>
[画像3: https://prtimes.jp/i/1735/620/resize/d1735-620-6d03c2c45424b1df7c57-3.png ]
<綾鷹 ほうじ茶>
[画像4: https://prtimes.jp/i/1735/620/resize/d1735-620-17ecfd0b8e7c745f8af1-1.png ]
<綾鷹 濃い茶>
[画像5: https://prtimes.jp/i/1735/620/resize/d1735-620-a6c03121be2a75d15599-4.png ]
■「綾鷹」ブランドについて
緑茶ブランド「綾鷹」は、急須で入れたような、にごりのある緑茶の味わいを目指し、450年の歴史をもつ宇治の老舗茶舗「上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)」の協力を得て開発されました。
「綾鷹」の味わいは、1.上林春松本店の伝統の技である“合組(ごうぐみ)”茶葉を組み合わせる技術、
2.「綾鷹」独自のにごりの製法、3.原材料として使用する茶葉の味わいと品質を上林春松本店と
コカ・コーラ社で最終確認する“茶葉認定式”という3つのこだわりによって実現されています。2007年の発売以来、多くのみなさまから旨み、渋み、苦みのバランスがとれた本格的なおいしさでご好評いただいております。
「綾鷹」に関する最新情報は下記アカウントをご参照ください。
-公式サイト:https://www.ayataka.jp/
-公式Twitter:https://twitter.com/ayatakaJP
-公式Instagram:https://www.instagram.com/ayatakajp/
日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京、代表取締役社長:ホルヘ・ガルドゥニョ)は、急須でいれたような本格的な緑茶の味わいを目指す緑茶ブランド「綾鷹」から、「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」※(2021年2月発売)の売上の一部総額1,200万円を、全国22組の若手の伝統工芸職人へ寄付しました。
寄付においては、一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会の協力の下、全国の若手の伝統工芸職人たちの応援につながる企画プロジェクトを募り、個人、グループ含めて計99組の応募をいただきました。その中から新たな挑戦・創造意欲や若手職人の成長効果への高い期待などを総合的に評価し、厳正なる審査によって22組が選出されました。
今年2月から発売した「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」は、全国から12種類の日本の伝統工芸品をボトルデザインのモチーフとしており、1本ごとの売上の一部が日本の伝統工芸を支援する活動への寄付につながる製品です。「綾鷹」は、お茶という代表的な日本文化において長い歴史と深い伝統を継承した本格緑茶ブランドとして、未来の伝統工芸および技術の継承を担う若手職人の活動を支援したいという想いから、この取り組みを実施しました。
これからも「綾鷹」は、伝統と文化を尊重しながら、日常のひとときに急須でいれたような本格的なお茶の味わいをお届けしていきます。
※ 現在はレギュラーデザインのパッケージに切り替わっています。
<一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会 コメント>
昨今は新型コロナウイルスの影響や若手職人の育成・継承など、産地の作り手は非常に厳しい状況と課題を抱えています。その中で、今回の「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」の取り組みは、伝統工芸文化の発展の一助となるまたとない機会です。
今回、全国のさまざまな産地の方からご応募いただき、その中でも新たな挑戦・創造意欲や若手職人の成長効果への高い期待などを総合的に評価し選出しました。今回の寄付金により、未来を担う若手の作り手を中心に、新しい作品へのチャレンジや作り手同士の交流、一般に向けた作品や文化の発信などに活かしていただき、多くの方に日本の伝統工芸品が継承されていくことを期待しています。
日本が誇る伝統的工芸品の将来を担う若手職人のために、貴重なご支援を賜った日本コカ・コーラ社の日本文化に対する深い愛情に心から敬意を表します。
<日本コカ・コーラ株式会社 コメント>
昨今、伝統工芸業界では後継者不足に加え、新型コロナウイルス拡大の影響により展示会など人々が直接伝統工芸品と触れ合う機会の減少など、苦境が続いていると聞いています。「綾鷹」は、お茶という代表的な日本文化において、長い歴史と深い伝統を継承した本格緑茶ブランドです。「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」を通じて、未来の伝統工芸および技術の継承を担う若手職人の活動支援や今後の日本の伝統工芸品の発展に少しでもお役に立てれば大変光栄です。
■寄付について
●寄付額 : 1,200万円
●寄付先 : 22組(個人14件、グループ8件)
※詳細は特設サイト(「綾鷹」公式サイト内):https://www.ayataka.jp/tradition2021/
[画像1: https://prtimes.jp/i/1735/620/resize/d1735-620-ae21bb51acb5f4dda3b1-0.jpg ]
■寄付先の伝統工芸団体(計22組)
北海道:二風谷アットゥ? 柴田幸宏さん
今回のプロジェクトを通じて、二風谷アットゥ?の原材料であるオヒョウを活用したギター用ストラップの製品開発を行いたいと考えています。アイヌの民具(エム?アッ)をモチーフにして、現代生活において使用される付加価値のある製品開発を目指します。
青森県:津軽塗 八木橋朱李さん
失われつつある伝統産業を残すために、津軽塗唐塗技法の箸を3ヵ月で100膳と茶筒10個つくるチャレンジをし、関東圏に自分自身で顧客との関係性の構築と箸の販売と販路拡大を目指します。そして、青森県外に津軽塗を知ってもらい地域活性化に貢献できればと考えております。
秋田県:川連漆器 川連漆器青年会
川連漆器は、深刻な後継者不足問題を抱えており、特に木地師は少数で、個人への依存が続いています。寄付金を用い、木工施盤の講習会で綾鷹がよりおいしく魅力的に感じられるデザインを考案し、作品を製作することを通し、作業の簡潔・効率化を図りながら、後継者の育成を目指します。
東京都:江戸木版画 東京伝統木版画工芸協同組合 若手の会
千社札(せんじゃふだ)とは、神社や仏閣に参拝を行った記念として貼る物で、江戸時代中期以降に流行しました。近年ではシールなどで親しまれる千社札ですが、現代でも江戸時代そのままの工法で制作、愛好する文化は続いております。今回、「綾鷹」とコラボすることで、江戸木版画の技術や作品作りへのこだわりなどを広く周知したいと考えています。
東京都:江戸押絵 平林沙也加さん
正月に飾られる女児の誕生祝いの縁起物としてのイメージが強い押絵羽子板ですが、江戸時代には歌舞伎の流行とともに役者の似顔絵を用いた押絵羽子板が、ブロマイドとして役者の人気を図るバロメーターのような存在でもありました。
生活様式の変化とともに需要の減少と後継者不足が進む中、江戸押絵特有の魅力を再発見していただけるような、伝統的な技法を用いたオーダーメイドの似顔絵羽子板を制作します。支援金を用いて、押絵羽子板の魅力や技法を発信し、新しい販路開拓を目指します。
千葉県:扇州うちわ 房州うちわ伝習会
房州うちわ職人を目指す人には現状「どのようにステップアップしていけば良いか」という悩みがあります。支援金を用いて、新米職人のための共同工房・店舗を開設し、職人たちが協力しあって、「営業・製造・販売」力を向上できるような環境の提供を目指します。
山梨県:甲州印伝 山本裕輔さん
甲州印伝の伝統的な燻技法では、広い部屋で一度に数十枚の鹿革を燻さなければならないため、販売価格が高く、気軽に試作が行えません。支援金を用いて道具の小型化を図り、多品目少ロットでの製作を可能とし、生産効率向上による持続的発注を促すことで、技術の保存を目指します。
石川県:金沢仏壇 金沢仏壇青年部
金沢仏壇は七つの工程が合わさってできあがります。 しかし出来上がってしまえば、個々の技法・表現が目立ちません。そこで、支援金を用い金沢仏壇の技術を知ることができる百工比照を制作し、各分野の技術を個別に見てもらうことで、製作技術や素材をほか業種へ売り込み、興味を持ってもらうきっかけとなるような、「保存・展示・活用」が三位一体となる「金沢仏壇百工比照」を目指します。
石川県:加賀友禅 繋ぎ手プロジェクト
加賀獅子は、庶民の暮らしはもちろん、加賀の工芸の発展をもたらすものでした。一方で加賀獅子の特徴である巨大さ故に、祭りや祭礼の時にしか披露できないという難点があります。そこで、加賀獅子の迫力を残したまま胴体である蚊帳を軽量化し、獅子舞を披露する機会を増やし、ひいては若い世代への伝統文化の継承を促したいと考えています。
愛知県:尾張仏具 岩田康行さん
一般家庭ではあまり馴染みのない三方の歴史を含めた日本の文化と、ヒノキという日本ならではの木材、神具を製作する技術について、若い世代の理解を深め、関心を持ってもらいたいと思っています。支援金を用いて、神具を製作する際の技術を体験できるワークショップの実施や、三方の歴史や素材の説明をまとめたガイドブックを地元のデザイン学生と共に製作しイベントで配布、歴史や技術を広めるとともに、若い世代ならではの新たなアイデアが加わることによって、より幅広い世代の方々に、三方の技術やそれを含めた日本文化を知ってもらうことができると考えています。
愛知県:尾張七宝 加藤芳朗さん
尾張七宝を代表する「梅詰め」という作品は、赤色を基調色とした重厚感のある伝統的なデザインで、固定化されたイメージがあります。支援金を用い、明るく爽やかな綾鷹らしい新色を開発・商品化し、イメージを刷新することで、知名度の向上・顧客層の開拓を目指します。
愛知県:尾張七宝 田村有紀さん
銀や銅などの金属にクリスタルガラスを焼き付ける宝飾工芸品で、絵柄を描くのに金や銀を使用する「七宝焼」は、“描ける宝石”とも形容される工芸品です。今では材料制作職人や部分的な専門工程を行う職人がいなくなり、技術伝承が危ぶまれているのが現状で、七宝焼発祥の地の最後の職人となった私は、技術会得の日々を過ごしています。支援金を用いて、更なる技術の会得に努め、特設サイトやSNSを使ってその様子を発信・商品の販売を実施し、ファンを作りながら伝統工芸の未来を守っていきたいと考えています。
岐阜県:美濃和紙 千田祟統さん
手漉和紙という素材のニーズが細分化していく中で、漉いた和紙を施工することまで出来れば、より期待に応えられるモノづくりに繋がると感じています。支援金を用いて施工の技術習得、新たな和紙の開発を図り、“天井から床までマルっと和紙で覆われた部屋”を作ります。味わったことのない空間をつくることで、部屋を訪れた方々への感動と、手漉和紙の更なる発展と認知を目指します。
三重県:伊勢形紙 金子仁美さん
「伝統工芸」という敷居の高い、取っ掛かりにくいイメージを日常生活用品であるマイボトルで身近に感じてもらうことで和らげ、伊勢形紙が手に取りやすい伝統工芸を目指します。
京都府:京扇子 京都扇子団扇商工協同組合青年部
支援金を用いて、コロナ後の京都へ訪れる観光客向けに京扇子を持ち歩いてもらうため、京都の地図がデザインされた京扇子を製作いたします。また、ホテルタイアップ企画として宿泊客へ配布、配布した扇子に、「京扇子」 の地域団体商標および説明を付属し、京扇子の周知に繋げたいと思います。そうすることで、若手職人への仕事に繋がる事に加え、単に扇子としての機能を果たすだけでなく、地図のデザインにすることでより実用性を高め、観光事業に貢献できればと思っています。
京都府:京漆器 戸田蓉子さん
今回のプロジェクトを通じて、伝統素材である漆という素材の美しさを新しい角度から知ってもらうことで、魅力ある素材として未来に繋ぎたいと考えています。2019年に制作した、通常人々の目に触れることのない液状の漆の姿をおさめた動画作品がフランスの漆芸の本に取り上げられるなど国内外で好評を得たため、第2弾を制作しさらに漆の魅力を世界に伝えたいと思っています。撮影した動画作品は展覧会、メディア、ウェブサイト、SNS等で発信することで、現代の価値観に合った新しい漆の美しさに気づいてもらえれば嬉しいです。そして、一人でも多くの方に漆に興味を持ってもらい、最終的に漆芸界全体への貢献に繋げていきたいと思っています。
京都府:西陣織 皆川あゆみさん
西陣織の織手に求められるのは、決められた柄をいかに正確に織り上げるかということです。支援金を用いて、明治時代の図案を忠実に復刻、その過程を映像資料化することで、古来より培われた技術・作品を映像・文章によっても記録し、希少な技術を後の時代に受け継ぐことを目指します。
京都府:京友禅 岡本彩英子さん
「伝統的な文様」を現代的な雰囲気になるようデザインし直し、手染めした生地を使った製品の開発をします。製品はストールと帯揚げの2種類です。生地の染色は、京都府の伝統的工芸品である「京友禅」の中でも、型を使って生地を染める「型友禅」の手法で行います。染色に使う型は、三重県の伝統的工芸品で染色道具の「伊勢形紙」の職人に製作を依頼します。製品を通じて「型と型染めの魅力」を伝えられるような、「いつか型染めの着物や帯が欲しい」と思ってもらえるような製品づくりを目指します。
京都府:京鹿の子絞 郡鈴江さん
京鹿の子絞の今まで以上の可能性を追求し、新たな販路開拓のため京鹿の子絞着手職人の技術・ 技法を使い、ロリータファッションドレスの製作を考えています。京都市内等の貸会場にて、展示販売を行い多くの消費者に今までにない京鹿の子絞の京産地ブランドPRをすることで新たな販路開拓と技術向上を目指します。
香川県:香川漆器 香川県伝統工芸士会 青年部
香川漆器の五技法を用いて県産材の竹を利用した五膳セットにも出来るお箸を製作・販売します。学生や若手の作り手の皆さんと協力して行うことで、香川漆器を広くPRするとともに、新たな販路の開拓を図り、産地の振興へ貢献したいです。また伝統工芸士の技術や製作、販売のノウハウも伝えられる為、これからの香川漆器に興味を持ってもらい、人材を増やすことを目指します。
宮崎県:都城大弓 横山慶太郎さん
近年、弓道家自身が望んだ伝統的な竹弓を手にすることは困難で、また本来の弓道とは異なった日本の伝統文化“弓道”が国内外に広く認識されています。これらの問題を改善するため、支援金を用いて、国内外の愛好家向けのウェブページを開設し、直接弓師と国内外の弓道家を繋ぐことで、正しい知識・情報を発信し、伝統的な竹弓を通じて、日本古来の伝統文化を広めていくことを目指します。
沖縄県:三線 三線の樹プロジェクト準備委員会
三線の棹材として最も優れた原材料である黒檀は、世界的に枯渇している樹木であり、その育樹・代替材研究が急務となります。寄付金を用い、黒檀の苗木の生産と植栽活動を展開、実演家・愛好者・県民に対しても広く周知を行うことで、工芸文化の循環型の新たな仕組みづくりを目指します。
一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会
伝統的工芸品産業の振興に関する法律に基づき、国、地方公共団体、産地組合および団体等により設立された財団法人です。確かな技術と品質、そして100年以上の歴史を誇る、経済産業大臣指定「伝統的工芸品」の産業振興と、一般消費者のかたにその魅力を正しく理解していただくための各種事業を行っています。全国の伝統的工芸品に出逢えるギャラリーショップ「伝統工芸 青山スクエア」も運営しており、匠の技と美をご紹介しています。
■「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」※について
ボトルデザインは、4タイプの製品に各3つのデザインがあり、全12種類となります。デザインモチーフには日本全国各地の伝統工芸品が採用されており、ラベル全体にあしらわれています。
※ 現在はレギュラーデザインのパッケージに切り替わっています。
<綾鷹>
[画像2: https://prtimes.jp/i/1735/620/resize/d1735-620-3576cef1c0fc82656b23-2.png ]
<綾鷹 茶葉のあまみ>
[画像3: https://prtimes.jp/i/1735/620/resize/d1735-620-6d03c2c45424b1df7c57-3.png ]
<綾鷹 ほうじ茶>
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<綾鷹 濃い茶>
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■「綾鷹」ブランドについて
緑茶ブランド「綾鷹」は、急須で入れたような、にごりのある緑茶の味わいを目指し、450年の歴史をもつ宇治の老舗茶舗「上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)」の協力を得て開発されました。
「綾鷹」の味わいは、1.上林春松本店の伝統の技である“合組(ごうぐみ)”茶葉を組み合わせる技術、
2.「綾鷹」独自のにごりの製法、3.原材料として使用する茶葉の味わいと品質を上林春松本店と
コカ・コーラ社で最終確認する“茶葉認定式”という3つのこだわりによって実現されています。2007年の発売以来、多くのみなさまから旨み、渋み、苦みのバランスがとれた本格的なおいしさでご好評いただいております。
「綾鷹」に関する最新情報は下記アカウントをご参照ください。
-公式サイト:https://www.ayataka.jp/
-公式Twitter:https://twitter.com/ayatakaJP
-公式Instagram:https://www.instagram.com/ayatakajp/