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ソニー銀行、勘定系を含む全てのシステムにAWSの利用可能範囲を拡大

AWSの東京リージョンおよび新しい大阪リージョンを活用




(東京、2020年1月20日発表)Amazon.com, Inc.の関連会社であるアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社は本日、ソニー銀行株式会社(以下、ソニー銀行)が、AWSの利用可能範囲について、勘定系を含む全業務に拡大する方針を決定したことを発表しました。ソニー銀行は現在、勘定系システムの移行から開始する方向で検討を始めています。

2001年にインターネットを活用した個人のための資産運用銀行として開業したソニー銀行は、円預金、外貨預金、投資信託、住宅ローン、投資型クラウドファンディングなどさまざまな金融商品/サービスを提供しています。ソニー銀行が最初にAWSを採用したのは、柔軟性、機敏性、運用効率の向上、およびITコストを最適化するためでした。また、AWSがISO/IEC 27001、PCI DSS、SOC1など主要な外部認証を全リージョンに渡って取得/維持していること、加えてFISC 安全対策基準への適合性などセキュリティ情報を積極的に公開/開示している姿勢を高く評価したこともAWSを採用した理由です。

ソニー銀行では、2013年末よりAWSの利用を開始し、通常業務を行う社内システムでは既にAWS移行が完了しています。銀行システムについても融資審査システム、市場系システム、管理会計システム等がAWS上で稼働しており、2019年時点で約50のサービスがAWS上で稼働しています。これにより、新たなITインフラのセットアップとデプロイに要する時間が、オンプレミスに比べて約50%削減されたほか、運用コストにおいても、40〜60%程度の削減効果が得られています。

2018年2月に開設されたAWSの大阪ローカルリージョンは、お客様の社内コンプライアンス上設定されている、アベイラビリティゾーン間の距離に関するガイドラインに準拠しつつ、クラウドコンピューティングの利点を享受いただくために、新たに設計されたデータセンター群です。この度、多くのお客さまからの要望を受け、3つのアベイラビリティゾーンを有する完全なリージョンとして、2021年初頭に「大阪リージョン」を開設することを発表しました。今回の拡張により、これまで以上に様々なAWSサービスを、すべてのお客様にご利用いただけるようになります。本大阪リージョンはアジアパシフィック地域において、北京、香港、ムンバイ、寧夏、ソウル、シンガポール、シドニー、東京に加えて、9番目のリージョンとなります。

今回の発表について、ソニー銀行株式会社 執行役員(システム企画部、システム開発部、システム管理部 担当)の福嶋 達也氏は、以下のように述べています。「AWSは、当社のQCD(Quality/Cost/Delivery)をバランスよくレベルアップするためのキーテクノロジーとして位置づけられています。勘定系システムにおいてAWSを採用するには、自然災害や停電などのリスクを最小限に抑えるために、日本国内の複数のリージョンを必要とします。2018年の大阪ローカルリージョン開設をふまえ、当社は銀行システムにおいて最も重要なシステムのひとつである財務会計システム(総勘定元帳)のAWS移行を決定しました。そして今回、大阪リージョンが2021年初頭に新たに開設されることを受け、AWSを最大限活用すべく、当社の勘定系システムを含む全システムでAWSを利用可能とする方針を決定しました。これにより、お客様に最新のテクノロジーで最適な提案をするために、当社のイノベーションをさらに加速してまいります。」

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 代表取締役社長 長崎 忠雄は以下のように述べています。「ソニー銀行様は、テクノロジーがどのように日本のお客様の生活を向上できるかについて、素晴らしいビジョンを掲げています。そのソニー銀行様が、今回、勘定系を含む全てのシステムまでAWSの利用可能範囲を拡大されたことをうれしく思います。変化の激しい環境の中で、金融業界でもフィンテックなどIT技術を利用したサービスの開発が必須となっています。ソニー銀行様がより革新的なサービスをエンドユーザー様に提供していただけるよう、引き続き支援してまいります。」

アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は13年にわたり、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドプラットフォームになっています。AWSは、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーキング、分析、ロボット工学、機械学習および人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、仮想現実(VR)および拡張現実(AR)、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する175種類以上の十分な機能を有するサービスを提供しています。AWSのサービスは、22の地理的リージョンにある69のアベイラビリティーゾーン(AZ)でご利用いただけます。これに加え、インドネシア、イタリア、南アフリカ、スペイン日本を含む5の地理的リージョンにおける16のAZの開設計画を発表しています。AWSのサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWSの詳細については以下のURLをご参照ください。https://aws.amazon.com/

Amazonについて
Amazonは4つの理念を指針としています。お客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。カスタマーレビュー、1-Click注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazonプライム、フルフィルメント by Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Fire タブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexaなどは、Amazonが先駆けて提供している商品やサービスです。Amazonについて詳しくはAmazon Newsroom(http://amazon-press.jp)およびAmazon ブログ(http://blog.aboutamazon.jp)から。
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