【累計250万部突破】『このミス』大賞・隠し玉「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズ10周年記念となる8巻発売!
[22/07/28]
提供元:PRTIMES
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京都が舞台の【珈琲ミステリー】著者の岡崎琢磨氏は京大法学部卒・実家はお寺・バンドと作家の二足のわらじ
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株式会社宝島社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蓮見清一)は、第10回『このミステリーがすごい!』 大賞・隠し玉(※)作品の「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズから、最新刊『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート』を8月4日(木)に発売します。 本書の発売をもって同シリーズは累計250万部を突破しました。
著者の岡崎琢磨氏は、当シリーズで2012年にデビュー。「珈琲店タレーランの事件簿」は現在まで10年続く大人気シリーズとなりました。著者のインタビューも可能ですので、ぜひ取材をご検討いただけますと幸いです。『このミステリーがすごい!』大賞は、これからも新しい作家・作品を発掘・育成し、業界の活性化に寄与してまいります。
(※)“隠し玉”とは、受賞には及ばなかったものの、最終選考作品の中からベストセラーになる可能性を秘めた作品を発掘し、編集部のアドバイスのもと改稿して刊行している作品のことです
タレーラン “ここ”が面白い! !
・二度読み必至! 巧みな伏線や叙述トリックが満載
・珈琲や京都に詳しくなくても、謎解きを楽しめる
・主人公アオヤマと美星の名コンビ、二人の関係の行方
・コミカルで笑える日常パートも多い
・人の弱さや愚かさ、優しさなど深いテーマも描く
・巻ごとに?編や短編連作など形を変え、飽きさせない
・どの巻から読んでもOK、基本的に既刊のネタバレなし
美星×アオヤマの名コンビ
■切間美星(きりま・みほし)
「タレーラン」のバリスタ。小柄で童顔、女子高生と見間違う容姿だが、鋭い洞察力を持っており、本シリーズに登場する数々の謎を解いていく。謎解きをする際は、手動のコーヒーミルで豆を挽く。決め台詞は「その謎、大変よく挽けました」。いつもアオヤマの披露した謎解きを、「全然違うと思います」と一蹴するのがお決まり。聡明で芯のある性格。
■アオヤマ
京都に住む珈琲好きの青年。「タレーラン」で、追い求めていた理想の珈琲に出会い、店に通ううち美星との親交を深めていく。?年、曖昧な態度で美星や読者をやきもきさせているが、憎めない優しい性格の持ち主。本シリーズの語りは基本的にアオヤマがつとめる。心の声として繰り広げられる秀逸なツッコミは、思わず読み手をクスッっと笑わせてくれる。
著者:岡崎琢磨(おかざきたくま)
1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社文庫)で2012年デビュー。 同書は、第1回京都本大賞に選ばれた。スリーピースバンド「譫言(うわごと)」のメンバーとしても活動中。
[画像2: https://prtimes.jp/i/5069/1532/resize/d5069-1532-e535602715aaf2804a7b-0.jpg ]
みなさんこんにちは。作家の岡崎琢磨です。このたび、作家生活&タレーランシリーズ10周年を迎えることができました。読者のみなさまをはじめ、たくさんの方々に支えられてここまで来ることができた幸せをしみじみと噛みしめております。
今回発売する8巻は、10周年記念作品。近年書いた作品が本格ミステリー寄りだったので、その流れで書いてみようと思いました。また、これまでの煮え切らないというか、あいまいな美星とアオヤマの関係性も大きく転換していくので、シリーズ読者のみなさまには楽しんでもらえると思います。節目を迎え、気持ちも新たに、これからも読者のみなさまに楽しんでいただける作品を全力で書いてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
担当編集・下村から見たシリーズの魅力
「タレーラン」の魅力はなんといっても、喫茶店に持ち込まれる「謎」の数々と、その謎をスパッと解決していく名探偵の存在――バリスタの切間美星、そして助手役のアオヤマにあります。事件は、けっして勧善懲悪ではなく、まるでコーヒーのように複雑な苦味を伴っているのも特徴。人生ってそういうものかもしれない――でも、必ず最後に希望がある。それが本シリーズが愛される理由ではないでしょうか。じれったい二人の関係性にも注目です。
バリスタ・美星のイラストに惹かれて表紙買いする読者も♪
[画像3: https://prtimes.jp/i/5069/1532/resize/d5069-1532-70ff336315c27d8ebfbf-2.jpg ]
〜京大法学部卒!実家はお寺!バンドと作家の二足のわらじ〜
珈琲と京都が融合する 「タレーラン」 著者・岡崎琢磨インタビュー
寺の手伝い中に、小説の魅力に気づく
家にあったギターを弾いたことがきっかけで、中学生のとき音楽に興味を持ちました。高校に入ってバンド活動を始めて、その頃から音楽で食っていきたいと思っていたんです。京大法学部に進学したのは、ドラマ『HERO』を見て興味が湧き、進路希望票に書いた成り行きからでした。大学時代は「音楽をやりたいのになんで法律の勉強をしているんだ」と悩み、落ち込んで辛い日々を過ごしていたんですよね。その後、就活はせず卒業し、京都でバイトしながら音楽を続けようと思っていたんですが、「お金がないだろうから戻って来い」と両親が言ってくれたので、実家に帰りました。その頃ちょうど、実家の寺の人手が足りず手伝いを始めました。留守番中に音を出すわけにはいかなくて、その時間を読書にあてたのが今に繋がったんです。最初にミステリーを書こうと思ったきっかけは湊かなえさんの『告白』を読んだことでした。小説にしかできない驚きに感銘を受けて、そこからどんでん返しとか、叙述トリックといったミステリーを読むようになり、23歳で小説を書き始めたんです。
1年で8つの賞に応募! 26歳、人生を懸けた執筆
初めて応募した賞で一次選考を通ったので、これは才能あるかもと思いましたね(笑)。次に『このミス』大賞に応募したんですが、それは一次で落ちました。それから翌年の『このミス』大賞に応募するまではいろんな賞に計8回応募しました。あの頃は、ちょっと狂気じみていました。食事をしながら、気がおかしくなりそうになったときもありましたが、ここで人生懸けられなかったらおしまいだと思っていたので、あれほどまで自分を追い込めたんだと思います。
主人公をバリスタにしたのは、構想を練っていたとき偶然バリスタと話す機会があったからです。響きもカッコよかったし、探偵役にバリスタはどうだろう? 珈琲とミステリーという組み合わせも目新しくていいかもと思いました。発売されていきなり売れたときは、嬉しいというより驚きました。自信を持って書き上げていたら違っただろうけど、悩み、迷って発売に進んだので、プロのクオリティに達しているのか不安のほうが強かったです。
シリーズ累計250万部突破! 誰もが楽しめる珈琲ミステリー
選評で「珈琲の知識が弱い」と指摘を受けたので、猛勉強しました。ただ、読者全員が珈琲好きとは限らない。僕の場合、あくまでミステリーであることを最優先しているので、一般の人が知らない専門知識を謎解きに絡めないようにしているんです。だから喫茶店を舞台にするという出発点も、お客さんが謎を持ち込んでくる、いわば舞台装置です。ちなみに僕の担当編集さんは珈琲が飲めなくて、初めてそれを聞いたとき「この人で大丈夫かな?」と不安になった記憶があります(笑)。
作家として、自身の思いは小説の中で語る
流行には関心がありませんが、ジェンダーの話題には関心があって作品に取り入れています。最近は議論が進んで良かったと思いますが、それと同時に、皆わかりやすい結論に飛びついて、声の大きい人の意見に支配されやすいとも感じています。自分は作家なので、この「違う」という思いは小説で語っていくしかないと考えていて。間違った人を叩くだけでは成熟しない。人を叩いて満足するのは違うということを、僕は作品の中で書き続けていきたい。正しいと言うことは誰にでもできますが、その言葉に説得力を持たせられるのが物語だと、僕は思っています。
面白い小説が書けるようになり、復讐が終わっていた
今も小説家をしながらバンドを続けているのですが、音楽をやっているときは自己表現がメインにあって。作家になったばかりのときも、意地、見返してやるぞという気持ちが強かった。だけど、テレビで『高校生フォークソング選手権』を見たとき、高校生が自分を軽んじてきた人たちを見返したいと話すのを見て、「自分にもこういう時期があったな」と思ったんですよね。デビューして、面白い小説が書けるようになって、タレーランが売れて。僕の世の中に対する復讐が終わっていたことに気づかされました。
同じ時代にたくさんの小説があると思いますが、僕はこのシリーズが一番面白いと自負しているし、思い入れも深いです。10年も書き続けていると、出せば売れると手を抜いたり、中だるみしたりしがちなんですが、そういうことを一度もやらなかったのは作家としての誇りです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/5069/1532/resize/d5069-1532-8e9167e0d12afaac4939-3.jpg ]
『珈琲店タレーランの事件簿8願いを叶えるマキアート』
発売日:2022年8月4日(木)
定価:730円(税込)
https://tkj.jp/book/?cd=TD032423&path=&s1=
★デビューした10年前、1巻と同じ発売日に発売!
『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート』刊行記念
2022年8月10日(水) オンラインサイン会決定!【為書き入り・先着100名】
■対象販売期間:7月25日(月)11:00〜先着100名
■配信内容:オンラインサイン会
※ご購入の方へ配信URLをお送りいたします
※アーカイブは9月9日(金)23:00までとなります
【お届け予定】
本商品の発送は、オンラインサイン会終了後、8月10日以降を予定しています。お届けまでお時間をいただきますが、あらかじめご了承ください。
【内容】
岡崎琢磨さん<珈琲店タレーランの事件簿>シリーズ10周年!&新刊『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート』刊行を記念し、オンラインサイン会を実施いたします!
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」より、『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート』をご購入いただいたお客様に、サイン&為書きお入れしてお届けします。オンラインサイン会当日には、岡崎さんご本人がサインのお宛名を書いている様子を配信し、ご購入者の方のお名前をお呼びし、事前にいただいたご質問にお答えいたします。皆様のご参加をお待ちしております。
※会員様情報のご登録名以外での為書きをご希望の方は、備考欄にご記入をお願いいたします。特に記入がない場合は、会員様情報のご登録名をお入れします。
※イベント内で、為書き用のお名前をお呼びする可能性があります。呼ばれたくない方は、その旨、備考欄にご記入をお願いいたします。
※備考欄に岡崎さんへの質問もご記入いただければ、オンラインサイン会内でお答えします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/5069/1532/resize/d5069-1532-6529b478d32c49e42b60-1.jpg ]
株式会社宝島社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蓮見清一)は、第10回『このミステリーがすごい!』 大賞・隠し玉(※)作品の「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズから、最新刊『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート』を8月4日(木)に発売します。 本書の発売をもって同シリーズは累計250万部を突破しました。
著者の岡崎琢磨氏は、当シリーズで2012年にデビュー。「珈琲店タレーランの事件簿」は現在まで10年続く大人気シリーズとなりました。著者のインタビューも可能ですので、ぜひ取材をご検討いただけますと幸いです。『このミステリーがすごい!』大賞は、これからも新しい作家・作品を発掘・育成し、業界の活性化に寄与してまいります。
(※)“隠し玉”とは、受賞には及ばなかったものの、最終選考作品の中からベストセラーになる可能性を秘めた作品を発掘し、編集部のアドバイスのもと改稿して刊行している作品のことです
タレーラン “ここ”が面白い! !
・二度読み必至! 巧みな伏線や叙述トリックが満載
・珈琲や京都に詳しくなくても、謎解きを楽しめる
・主人公アオヤマと美星の名コンビ、二人の関係の行方
・コミカルで笑える日常パートも多い
・人の弱さや愚かさ、優しさなど深いテーマも描く
・巻ごとに?編や短編連作など形を変え、飽きさせない
・どの巻から読んでもOK、基本的に既刊のネタバレなし
美星×アオヤマの名コンビ
■切間美星(きりま・みほし)
「タレーラン」のバリスタ。小柄で童顔、女子高生と見間違う容姿だが、鋭い洞察力を持っており、本シリーズに登場する数々の謎を解いていく。謎解きをする際は、手動のコーヒーミルで豆を挽く。決め台詞は「その謎、大変よく挽けました」。いつもアオヤマの披露した謎解きを、「全然違うと思います」と一蹴するのがお決まり。聡明で芯のある性格。
■アオヤマ
京都に住む珈琲好きの青年。「タレーラン」で、追い求めていた理想の珈琲に出会い、店に通ううち美星との親交を深めていく。?年、曖昧な態度で美星や読者をやきもきさせているが、憎めない優しい性格の持ち主。本シリーズの語りは基本的にアオヤマがつとめる。心の声として繰り広げられる秀逸なツッコミは、思わず読み手をクスッっと笑わせてくれる。
著者:岡崎琢磨(おかざきたくま)
1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社文庫)で2012年デビュー。 同書は、第1回京都本大賞に選ばれた。スリーピースバンド「譫言(うわごと)」のメンバーとしても活動中。
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みなさんこんにちは。作家の岡崎琢磨です。このたび、作家生活&タレーランシリーズ10周年を迎えることができました。読者のみなさまをはじめ、たくさんの方々に支えられてここまで来ることができた幸せをしみじみと噛みしめております。
今回発売する8巻は、10周年記念作品。近年書いた作品が本格ミステリー寄りだったので、その流れで書いてみようと思いました。また、これまでの煮え切らないというか、あいまいな美星とアオヤマの関係性も大きく転換していくので、シリーズ読者のみなさまには楽しんでもらえると思います。節目を迎え、気持ちも新たに、これからも読者のみなさまに楽しんでいただける作品を全力で書いてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
担当編集・下村から見たシリーズの魅力
「タレーラン」の魅力はなんといっても、喫茶店に持ち込まれる「謎」の数々と、その謎をスパッと解決していく名探偵の存在――バリスタの切間美星、そして助手役のアオヤマにあります。事件は、けっして勧善懲悪ではなく、まるでコーヒーのように複雑な苦味を伴っているのも特徴。人生ってそういうものかもしれない――でも、必ず最後に希望がある。それが本シリーズが愛される理由ではないでしょうか。じれったい二人の関係性にも注目です。
バリスタ・美星のイラストに惹かれて表紙買いする読者も♪
[画像3: https://prtimes.jp/i/5069/1532/resize/d5069-1532-70ff336315c27d8ebfbf-2.jpg ]
〜京大法学部卒!実家はお寺!バンドと作家の二足のわらじ〜
珈琲と京都が融合する 「タレーラン」 著者・岡崎琢磨インタビュー
寺の手伝い中に、小説の魅力に気づく
家にあったギターを弾いたことがきっかけで、中学生のとき音楽に興味を持ちました。高校に入ってバンド活動を始めて、その頃から音楽で食っていきたいと思っていたんです。京大法学部に進学したのは、ドラマ『HERO』を見て興味が湧き、進路希望票に書いた成り行きからでした。大学時代は「音楽をやりたいのになんで法律の勉強をしているんだ」と悩み、落ち込んで辛い日々を過ごしていたんですよね。その後、就活はせず卒業し、京都でバイトしながら音楽を続けようと思っていたんですが、「お金がないだろうから戻って来い」と両親が言ってくれたので、実家に帰りました。その頃ちょうど、実家の寺の人手が足りず手伝いを始めました。留守番中に音を出すわけにはいかなくて、その時間を読書にあてたのが今に繋がったんです。最初にミステリーを書こうと思ったきっかけは湊かなえさんの『告白』を読んだことでした。小説にしかできない驚きに感銘を受けて、そこからどんでん返しとか、叙述トリックといったミステリーを読むようになり、23歳で小説を書き始めたんです。
1年で8つの賞に応募! 26歳、人生を懸けた執筆
初めて応募した賞で一次選考を通ったので、これは才能あるかもと思いましたね(笑)。次に『このミス』大賞に応募したんですが、それは一次で落ちました。それから翌年の『このミス』大賞に応募するまではいろんな賞に計8回応募しました。あの頃は、ちょっと狂気じみていました。食事をしながら、気がおかしくなりそうになったときもありましたが、ここで人生懸けられなかったらおしまいだと思っていたので、あれほどまで自分を追い込めたんだと思います。
主人公をバリスタにしたのは、構想を練っていたとき偶然バリスタと話す機会があったからです。響きもカッコよかったし、探偵役にバリスタはどうだろう? 珈琲とミステリーという組み合わせも目新しくていいかもと思いました。発売されていきなり売れたときは、嬉しいというより驚きました。自信を持って書き上げていたら違っただろうけど、悩み、迷って発売に進んだので、プロのクオリティに達しているのか不安のほうが強かったです。
シリーズ累計250万部突破! 誰もが楽しめる珈琲ミステリー
選評で「珈琲の知識が弱い」と指摘を受けたので、猛勉強しました。ただ、読者全員が珈琲好きとは限らない。僕の場合、あくまでミステリーであることを最優先しているので、一般の人が知らない専門知識を謎解きに絡めないようにしているんです。だから喫茶店を舞台にするという出発点も、お客さんが謎を持ち込んでくる、いわば舞台装置です。ちなみに僕の担当編集さんは珈琲が飲めなくて、初めてそれを聞いたとき「この人で大丈夫かな?」と不安になった記憶があります(笑)。
作家として、自身の思いは小説の中で語る
流行には関心がありませんが、ジェンダーの話題には関心があって作品に取り入れています。最近は議論が進んで良かったと思いますが、それと同時に、皆わかりやすい結論に飛びついて、声の大きい人の意見に支配されやすいとも感じています。自分は作家なので、この「違う」という思いは小説で語っていくしかないと考えていて。間違った人を叩くだけでは成熟しない。人を叩いて満足するのは違うということを、僕は作品の中で書き続けていきたい。正しいと言うことは誰にでもできますが、その言葉に説得力を持たせられるのが物語だと、僕は思っています。
面白い小説が書けるようになり、復讐が終わっていた
今も小説家をしながらバンドを続けているのですが、音楽をやっているときは自己表現がメインにあって。作家になったばかりのときも、意地、見返してやるぞという気持ちが強かった。だけど、テレビで『高校生フォークソング選手権』を見たとき、高校生が自分を軽んじてきた人たちを見返したいと話すのを見て、「自分にもこういう時期があったな」と思ったんですよね。デビューして、面白い小説が書けるようになって、タレーランが売れて。僕の世の中に対する復讐が終わっていたことに気づかされました。
同じ時代にたくさんの小説があると思いますが、僕はこのシリーズが一番面白いと自負しているし、思い入れも深いです。10年も書き続けていると、出せば売れると手を抜いたり、中だるみしたりしがちなんですが、そういうことを一度もやらなかったのは作家としての誇りです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/5069/1532/resize/d5069-1532-8e9167e0d12afaac4939-3.jpg ]
『珈琲店タレーランの事件簿8願いを叶えるマキアート』
発売日:2022年8月4日(木)
定価:730円(税込)
https://tkj.jp/book/?cd=TD032423&path=&s1=
★デビューした10年前、1巻と同じ発売日に発売!
『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート』刊行記念
2022年8月10日(水) オンラインサイン会決定!【為書き入り・先着100名】
■対象販売期間:7月25日(月)11:00〜先着100名
■配信内容:オンラインサイン会
※ご購入の方へ配信URLをお送りいたします
※アーカイブは9月9日(金)23:00までとなります
【お届け予定】
本商品の発送は、オンラインサイン会終了後、8月10日以降を予定しています。お届けまでお時間をいただきますが、あらかじめご了承ください。
【内容】
岡崎琢磨さん<珈琲店タレーランの事件簿>シリーズ10周年!&新刊『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート』刊行を記念し、オンラインサイン会を実施いたします!
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」より、『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート』をご購入いただいたお客様に、サイン&為書きお入れしてお届けします。オンラインサイン会当日には、岡崎さんご本人がサインのお宛名を書いている様子を配信し、ご購入者の方のお名前をお呼びし、事前にいただいたご質問にお答えいたします。皆様のご参加をお待ちしております。
※会員様情報のご登録名以外での為書きをご希望の方は、備考欄にご記入をお願いいたします。特に記入がない場合は、会員様情報のご登録名をお入れします。
※イベント内で、為書き用のお名前をお呼びする可能性があります。呼ばれたくない方は、その旨、備考欄にご記入をお願いいたします。
※備考欄に岡崎さんへの質問もご記入いただければ、オンラインサイン会内でお答えします。