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深緑野分 最新小説『この本を盗む者は』装画コンペレポート&装画公開!

応募作130点の中から最優秀作品を採用決定!

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、2020年10月8日(木)に、『戦場のコックたち』『ベルリンは晴れているか』で注目を集める深緑野分(ふかみどり のわき)さんの最新小説『この本を盗む者は』を刊行します。
本書の装画は、装丁を担当するデザイナー、鈴木成一さんによるコンペで決定しました。こちらを刊行に先立ちまして発表します。




[画像1: https://prtimes.jp/i/7006/7367/resize/d7006-7367-690098-0.jpg ]


『この本を盗む者は』は「本の呪い」に飲み込まれていく町を救うために、本嫌いの少女・深冬が書物の世界を冒険していく、というストーリー。

「『この本を盗む者は』は、いろいろな捉え方ができる作品。そのため、コンペ形式で装画を決めることにしました」と本書の装丁を担当するデザイナーの鈴木成一さん。

今年3月に鈴木さんによって開催された『この本を盗む者は』装画コンペには130点の応募がありました。神田神保町(東京都千代田区)で行われた選考会では、参加したイラストレーターの皆さんへの技術的なアドバイスを交えつつ、講評が進みます。

「物語のなかの『飛翔』のイメージを描いているとのことですが、読んだ後なら読者に伝わると思います。ただ、カバーなので、未読の読者に伝わるか、が重要ですね」

「表面的にかいつまんで都合のいいところを描いたり、表層的な接点を見つけて小さくまとめるのではなく、作品の深いところに共感することが大事です」
[画像2: https://prtimes.jp/i/7006/7367/resize/d7006-7367-682456-1.jpg ]


熱戦の末、本書の装画は宮崎ひかりさんの作品に決まりました。宮崎さん、おめでとうございます!


『この本を盗む者は』装画コンペ 最優秀作品


[画像3: https://prtimes.jp/i/7006/7367/resize/d7006-7367-550159-4.jpg ]


宮崎ひかり(みやざき ひかり)
1988年生まれ、兵庫在住。
フリーランスイラストレーター。イラストレーターズ通信会員。装画、書籍のカットなどを中心に活躍中。


[表: https://prtimes.jp/data/corp/7006/table/7367_1.jpg ]



また、惜しくも落選となったイラストの中から鈴木さんが選んだ10作品で、「書店員賞」を実施することも決定。こちらはKADOKAWAの法人専用サイト「Web Hot Line」のマイページにて、本日8月14日(金)まで投票受付中です。
書店員賞の結果は後日、発表いたします!

★文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)で本書の冒頭部分を公開中
https://kadobun.jp/trial/303.html


『この本を盗む者は』について

「それは、深冬ちゃんが“今読むべき本に呼ばれた”んじゃないのかな」
【STORY】
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。

“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”

本の呪い(ブックカース)が発動し、読長町(よむながまち)は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り、世界が元に戻らないと知った深冬は、私立探偵が拳銃を片手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。

【書誌情報】
著者:深緑野分
発売:2020年10月8日(木)予定
装丁:鈴木成一デザイン室
装画:宮崎ひかり
判型:四六判 単行本
頁数:344頁予定
初出:「文芸カドカワ」2018年8月号〜2019年6月号


著者について  深緑野分(ふかみどり のわき)


[画像4: https://prtimes.jp/i/7006/7367/resize/d7006-7367-241746-3.jpg ]


1983 年神奈川県生まれ。2010 年「オーブランの少女」が第7 回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13 年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15 年に刊行した長編小説『戦場のコックたち』で第154 回直木賞候補、16 年本屋大賞7 位、第18 回大藪春彦賞候補。18 年刊行の『ベルリンは晴れているか』では第9 回Twitter 文学賞国内編第1 位、19 年本屋大賞第3 位、第160 回直木賞候補、第21 回大藪春彦賞候補となった。
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