成城松村クリニック・松村圭子医師に取材 エストロゲンが減少し、女性が“ゆらぎ”がちな40代 大豆イソフラボンの代謝物・エクオールに健康維持増進の期待
大塚製薬株式会社は、エクオールについて、また40代以降のゆらぎ世代女性の健康について、日々医師として、悩みを抱えている女性と向き合っている、成城松村クリニックの松村圭子医師にお話を伺いましたので、ご報告いたします。
大塚製薬株式会社は、長年の大豆研究と、日米でのエクオール研究により、40代以降のゆらぎ世代女性の健康に対するエクオールの有用性と安全性を探求し世界の研究をリード。また、エクオールを産生する乳酸菌の単離、および大豆胚芽を発酵しエクオールを作る技術を開発するなど、18年間も研究を続けています。
上記エクオールについて、また40代以降のゆらぎ世代女性の健康について、日々医師として、悩みを抱えている女性と向き合っている、成城松村クリニックの松村圭子医師に2014年8月にお話を伺いましたので、ご報告いたします。
2013年の日本人の平均寿命は女性86.61歳、男性80.21歳で、いずれも過去最高を更新しました。男性は調査が始まった1891年以来初めて80歳を超え、女性は2年連続で長寿世界一となる一方で、重視されているのが日常生活を健康に過ごせる「健康寿命」です。
厚生労働省が8月1日に公表した2014年版厚生労働白書のテーマは「健康長寿社会の実現に向けて ―健康・予防 元年―」。そのなかで、日本人の「平均寿命」と「健康寿命」の差が男性で約9年、女性で約13年 あることを指摘し、この差を縮小させることを課題としています。また、健康日本21(第二次)では、健康寿命と平均寿命の差である「日常生活に制限のある期間 」は女性の方が長いことなどから、女性の健康づくりについて対策を講じる必要があることが明記されています。
■女性ホルモンが減少し、女性が“ゆらぎ”がちな40代
女性の一生は女性ホルモンに大きく影響されますが、とりわけ老年期に向けて重要となるのが、40代以降、卵巣の機能が低下し、急激に女性ホルモンが減少する時期の過ごし方です。松村医師によると、45歳〜55歳のいわゆる「更年期」に起こるさまざまな症状は、女性ホルモンの分泌を促す“司令塔”である脳が指令を出しても、卵巣は女性ホルモンを作り出すことができず、連携がうまくいかなくなることが原因。これにより自律神経失調状態となり、生理不順、冷え、むくみ、ホットフラッシュ(のぼせ)という症状がおこるのです。
■女性ホルモンは、「女性の体を守っているもの」
女性ホルモンの減少は、血管や骨にも大きな影響を与えます。松村医師は、老年期のQOLを高めるためには、更年期の女性ホルモンの減少をどう乗り切るかがポイントだと話します。
「女性ホルモンが減ると骨の破壊ばかりがすすみ、再生が追いつかないため、骨粗しょう症の原因にもなります。閉経直後がいちばん影響が大きく、骨量は年に2%減るともいわれるほか、血管に大きな影響を与え、脳梗塞などにもなりやすくなります。
更年期以降は女性ホルモンを分泌する力がないので、外から補うのが有効です。治療としてはホルモン補充療法もありますが、ホルモン剤に対して抵抗があったり、病気などで使えない人もいるので、サプリで外から補うのも一つの方法です」(松村医師)
■「エクオール」について
大豆や大豆イソフラボンの摂取は、女性の健康維持増進に貢献することが期待されています。これは大豆を摂取することにより、大豆イソフラボン(ダイゼイン)が腸内細菌の働きによってエクオールという物質に変換され、これがエストロゲン受容体に結合することで弱い女性ホルモン(エストロゲン)のような働きをするためです。欧米人に比べ、日本人は更年期症状がマイルドといわれており、これは大豆を食べる食習慣が寄与しているところが大きいと考えられています。
しかし、このエクオールを産生できる人の割合は、日本や中国など大豆をよく食べる国では約50%、欧米人では約30%(※1 )にとどまるともいわれており、大豆を食べても、その恩恵を受けられない人がいることがわかっています。さらに、産生できる人も健康状態やストレスにより腸内細菌は毎日変化するため、エクオールを急に作れなくなることもあります。女性の健康維持増進のためには、エクオール非産生者はもちろんのこと、産生者も、毎日エクオールを摂取することが大切であると考えられます。
「大豆イソフラボンは、エクオールに変換されてより一層の(女性ホルモン作用としての)効果が期待できるものですが、エクオール含有食品を摂ることで、エクオールを直接体内に取り入れることも可能になってきました。また、受容体にくっついて作用するので、エストロゲンが過剰なときはそれを抑えるなど、都合のいいはたらきが期待できます」(松村医師)
■実際の効果は
「エクオール含有食品」について、松村医師は、「患者さんに使い始めてまだ期間が短いため、なんとも言えませんが、ホットフラッシュに効果があるという印象があります。サプリは食品なので、安心して使えますね」と現状を話します。また大豆イソフラボンの摂り過ぎが心配されていますが、「上限を守っていれば弊害はない」(松村医師)とのことです。
■更年期以降の女性が一般的に注意したほうがいいこと
血糖値や血圧、内臓脂肪なども女性ホルモンであるエストロゲンが抑えてくれていたため、更年期以降の女性はメタボリックシンドロームに傾きがちです。そのため、食事量を控えても、タンパク質をしっかりとることと、ウォーキングなどの運動が大切です。
「○○は食べない、○○ばかり食べるという食生活はダメ。肉と魚を交互に食べるとか、一日の間、一週間の間などで栄養のバランスを保ちましょう」(松村医師)
■更年期症状が出やすい人、出にくい人
松村医師によると、更年期症状のカギを握るのは、女性ホルモン・性格・環境の3点。
「性格上、楽観的な人は症状が出にくい傾向があります。ストレスをためがちだと、症状を悪化させます。食事や睡眠に加え、トキメキ、生きがいがあることが大切です。また子供が独立したりなど、大きな環境の変化も、更年期症状が出やすいタイミングです。エクオールを摂取するなら、40代以降が良いでしょう」(松村医師)
更年期は、これからが“第二の人生”と前向きに捉え、女性ホルモンと上手に付き合っていくことが大切なのです。
【本リリースに関してのお問い合わせ先】
株式会社CyberCasting&PR 担当:井澤
TEL:03-5459-0297 FAX:03-5428-4647
MOBILE:080-6857-5189 MAIL:izawa@ccpr.jp
大塚製薬株式会社は、長年の大豆研究と、日米でのエクオール研究により、40代以降のゆらぎ世代女性の健康に対するエクオールの有用性と安全性を探求し世界の研究をリード。また、エクオールを産生する乳酸菌の単離、および大豆胚芽を発酵しエクオールを作る技術を開発するなど、18年間も研究を続けています。
上記エクオールについて、また40代以降のゆらぎ世代女性の健康について、日々医師として、悩みを抱えている女性と向き合っている、成城松村クリニックの松村圭子医師に2014年8月にお話を伺いましたので、ご報告いたします。
2013年の日本人の平均寿命は女性86.61歳、男性80.21歳で、いずれも過去最高を更新しました。男性は調査が始まった1891年以来初めて80歳を超え、女性は2年連続で長寿世界一となる一方で、重視されているのが日常生活を健康に過ごせる「健康寿命」です。
厚生労働省が8月1日に公表した2014年版厚生労働白書のテーマは「健康長寿社会の実現に向けて ―健康・予防 元年―」。そのなかで、日本人の「平均寿命」と「健康寿命」の差が男性で約9年、女性で約13年 あることを指摘し、この差を縮小させることを課題としています。また、健康日本21(第二次)では、健康寿命と平均寿命の差である「日常生活に制限のある期間 」は女性の方が長いことなどから、女性の健康づくりについて対策を講じる必要があることが明記されています。
■女性ホルモンが減少し、女性が“ゆらぎ”がちな40代
女性の一生は女性ホルモンに大きく影響されますが、とりわけ老年期に向けて重要となるのが、40代以降、卵巣の機能が低下し、急激に女性ホルモンが減少する時期の過ごし方です。松村医師によると、45歳〜55歳のいわゆる「更年期」に起こるさまざまな症状は、女性ホルモンの分泌を促す“司令塔”である脳が指令を出しても、卵巣は女性ホルモンを作り出すことができず、連携がうまくいかなくなることが原因。これにより自律神経失調状態となり、生理不順、冷え、むくみ、ホットフラッシュ(のぼせ)という症状がおこるのです。
■女性ホルモンは、「女性の体を守っているもの」
女性ホルモンの減少は、血管や骨にも大きな影響を与えます。松村医師は、老年期のQOLを高めるためには、更年期の女性ホルモンの減少をどう乗り切るかがポイントだと話します。
「女性ホルモンが減ると骨の破壊ばかりがすすみ、再生が追いつかないため、骨粗しょう症の原因にもなります。閉経直後がいちばん影響が大きく、骨量は年に2%減るともいわれるほか、血管に大きな影響を与え、脳梗塞などにもなりやすくなります。
更年期以降は女性ホルモンを分泌する力がないので、外から補うのが有効です。治療としてはホルモン補充療法もありますが、ホルモン剤に対して抵抗があったり、病気などで使えない人もいるので、サプリで外から補うのも一つの方法です」(松村医師)
■「エクオール」について
大豆や大豆イソフラボンの摂取は、女性の健康維持増進に貢献することが期待されています。これは大豆を摂取することにより、大豆イソフラボン(ダイゼイン)が腸内細菌の働きによってエクオールという物質に変換され、これがエストロゲン受容体に結合することで弱い女性ホルモン(エストロゲン)のような働きをするためです。欧米人に比べ、日本人は更年期症状がマイルドといわれており、これは大豆を食べる食習慣が寄与しているところが大きいと考えられています。
しかし、このエクオールを産生できる人の割合は、日本や中国など大豆をよく食べる国では約50%、欧米人では約30%(※1 )にとどまるともいわれており、大豆を食べても、その恩恵を受けられない人がいることがわかっています。さらに、産生できる人も健康状態やストレスにより腸内細菌は毎日変化するため、エクオールを急に作れなくなることもあります。女性の健康維持増進のためには、エクオール非産生者はもちろんのこと、産生者も、毎日エクオールを摂取することが大切であると考えられます。
「大豆イソフラボンは、エクオールに変換されてより一層の(女性ホルモン作用としての)効果が期待できるものですが、エクオール含有食品を摂ることで、エクオールを直接体内に取り入れることも可能になってきました。また、受容体にくっついて作用するので、エストロゲンが過剰なときはそれを抑えるなど、都合のいいはたらきが期待できます」(松村医師)
■実際の効果は
「エクオール含有食品」について、松村医師は、「患者さんに使い始めてまだ期間が短いため、なんとも言えませんが、ホットフラッシュに効果があるという印象があります。サプリは食品なので、安心して使えますね」と現状を話します。また大豆イソフラボンの摂り過ぎが心配されていますが、「上限を守っていれば弊害はない」(松村医師)とのことです。
■更年期以降の女性が一般的に注意したほうがいいこと
血糖値や血圧、内臓脂肪なども女性ホルモンであるエストロゲンが抑えてくれていたため、更年期以降の女性はメタボリックシンドロームに傾きがちです。そのため、食事量を控えても、タンパク質をしっかりとることと、ウォーキングなどの運動が大切です。
「○○は食べない、○○ばかり食べるという食生活はダメ。肉と魚を交互に食べるとか、一日の間、一週間の間などで栄養のバランスを保ちましょう」(松村医師)
■更年期症状が出やすい人、出にくい人
松村医師によると、更年期症状のカギを握るのは、女性ホルモン・性格・環境の3点。
「性格上、楽観的な人は症状が出にくい傾向があります。ストレスをためがちだと、症状を悪化させます。食事や睡眠に加え、トキメキ、生きがいがあることが大切です。また子供が独立したりなど、大きな環境の変化も、更年期症状が出やすいタイミングです。エクオールを摂取するなら、40代以降が良いでしょう」(松村医師)
更年期は、これからが“第二の人生”と前向きに捉え、女性ホルモンと上手に付き合っていくことが大切なのです。
【本リリースに関してのお問い合わせ先】
株式会社CyberCasting&PR 担当:井澤
TEL:03-5459-0297 FAX:03-5428-4647
MOBILE:080-6857-5189 MAIL:izawa@ccpr.jp