マイクロブラッドサイエンス、新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検査キット製品の導入に向けた塩野義製薬との業務提携について
株式会社マイクロブラッドサイエンス(本社:東京都千代田区、代表取締役:大竹 圭、以下「当社」http://www.microbs.jp/)は、塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」http://www.shionogi.co.jp/)との間におきまして、2020年3月14日付で業務提携に向けた協議を開始しましたので、お知らせいたします。
2020年3月11日にWHO(世界保健機関)から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するパンデミック宣言が出されました。世界各国で感染者が増加する一方、わが国では国を挙げての対策が進められております。
COVID-19患者を確定する検査法には、鼻腔や咽頭から採取した検体からウイルスの核酸を検出するPCR法(ポリメラーゼ連鎖反応)が用いられております。PCR法は、専用測定機を要し、検査結果が得られるまで比較的長時間を要するなど、簡便性や迅速性などの問題はあるものの、COVID-19患者確定には必須の検査法です。
当社は新たな検査法として独自に中国企業のVazyme Biotech Co.,Ltd(以下「Vazyme社」)から輸入開始を予定する簡便な新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検査キット(以下「COVID-19抗体検査キット」)を、国や地方自治体などへの寄付を含む提供方法の検討を進め、必要とされる現場へ一刻も早く供給することを目指しており、販売および取扱いに関しては、塩野義製薬との業務提携のための協議を進めております。
当社が輸入を予定するCOVID-19抗体検査キットは、新型コロナウイルス感染の初期に体内で産生されるIgM抗体と、IgMより若干遅れて産生され増加するIgG抗体の両方を一挙に免疫クロマト法(金コロイド法)で測定することを基本原理としています。一滴の血液検体から、極めて簡便に測定でき、10分で迅速に検査結果が得られることから、種々の現場での使用が可能です。今回提供される、COVID-19抗体検査キットは、感度94.03%、特異度97.02%と、高い性能を有しております(Vazyme社、中国内臨床試験データによる)
COVID-19抗体検査キットは、以下のような使用場面が想定されます。
1. PCR検査前の「スクリーニング検査」として:?空港や港で検疫官(医師)の判断の下で行う入国者の検査、?COVID-19患者が勤務、登校していた事業所や学校、その他、クラスターでの接触者等の検査。
2.亜急性期や回復期のCOVID-19患者の免疫獲得状態の把握。
3. その他、COVID-19の疫学的調査や研究、など。
また、日本国内においては相川直樹・慶應義塾大学名誉教授や感染症専門家等と協議を重ね、既に舘田一博・東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授のもとで日本での検査が試験的に進められております。
当社は、新型コロナウイルス感染症の早期発見・治療とパンデミックの早期収束による社会の安心・安全の回復に貢献するため、必要な医療機関、検査施設、研究所等に検査キットをお届けする体制を構築してまいります。
【事業内容】
国立大学法人東京医科歯科大学との共同研究の成果として確立した微量検査技術を実用化し、微量血液検査専門の分析センターとしてMBS研究所(2016年10月に臨床検査所として認可)を設立しました。MBS研究所は、その専門化された高い検査技術とICT技術によって、信頼性の高い検査を実現するとともに、検体管理、検査結果通知などにも新しいサービスを提供しています。
いつでもどこでも簡単に採血できる微量採血デバイス(特許取得済み)、健康状態の数値をスマートフォンで簡単に確認できるシステム、ネットワークでのシステムデータ管理で、連携・運用を支援するラボ展開の仕組みなどを開発しており、2018年より微量採血検査をベースとした次世代ヘルスケアシステム事業を本格的にスタートさせております。
【株式会社マイクロブラッドサイエンス 取締役会長:岩澤 肇】
慶應義塾大学経済学部卒業後、協和発酵工業株式会社に入社。同社システム部部長などを務める。
情報処理推進機構(IPA)試験委員並びにFIFA日韓ワールドカッップ情報システム委員、日経コンピュータ書評委員などを歴任。
協和発酵工業株式会社を退社後、株式会社リージャー代表取締役に就任し同社の指先微量採血器具の開発・製品化を行う。
株式会社リージャーを退職後、株式会社マイクロブラッドサイエンスを設立し、代表取締役に就任。
東京医科歯科大学にラボを設立し、同大学と共同研究開発等を行う。
【株式会社マイクロブラッドサイエンス 代表取締役:大竹 圭】
1973年に米国に生まれる。幼少時に帰国、家業である貿易会社に勤務し、世界中の輸出入のビジネスを学び、出生地である米国と日本間のビジネスに興味を持ち渡米、現地で飲食店のオーナーを経て、取引先である最高峰のオーガニック農場CHINO FARMと提携し、健康食材を取り入れたライフスタイルに感銘を受ける。帰国後、健康的な食生活と最先端のフィットネスを組合わせたパーソナルトレーナーとして活動を開始、フィットネス競技であるBest Body Japanにおいて40歳代のマスターズクラス2013年ノービス大会優勝、日本大会5位の成績を収める。自分の健康状態を知る上で最も重要である血液検査への関心から、東京医科歯科大学との共同研究に参画、その後、東京医科歯科大学発のべンチャー企業マイクロブラッドサイエンス社に招かれ、研究、営業部門を担当し、簡便な微量血液検査を普及させ、トークンエコノミーの実現により、健康をテーマとする社会課題の解決に取り組む。2019年6月より代表取締役を務める。一般社団法人身体運動科学ネットワーク会員。
【株式会社マイクロブラッドサイエンス 医学顧問:相川 直樹】
医師 / 医学博士
慶應義塾大学名誉教授
慶應義塾大学医学部卒業(首席)、米国ECFMG医師試験合格、Harvard Medical School研究員・Massachusetts General Hospital外科フェローを務める。帰国後、慶應義塾大学教授(救急医学)、慶應義塾大学医学図書館長、慶應義塾大学病院長、慶應医師会長、厚生労働省の医道審議会医師分科会長・医師国家試験委員長・医師臨床研修部会長、国際医学情報センター理事長、アステラス製薬(株)取締役、米国大使館・カナダ大使館のMedical Advisor等を歴任。現在、聖路加国際大学理事・評議員、NHK交響楽団理事、日本生命保険相互会社、公益財団法人日本感染症医薬品協会、日本救急医療財団等の評議員。日本救急医学会(元会長)、日本救命医療学会(元会長)、日本外科感染症学会(元会長)、日本Shock学会(元会長)、日本化学療法学会 等の名誉会員、日本外科学会特別会員、Senior Fellow of the American College of Surgeons, Honorary Member of the American Surgical Association等。Harvard Prize, Whitaker Prize, TVB-Burn Prize等受賞。
2020年3月11日にWHO(世界保健機関)から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するパンデミック宣言が出されました。世界各国で感染者が増加する一方、わが国では国を挙げての対策が進められております。
COVID-19患者を確定する検査法には、鼻腔や咽頭から採取した検体からウイルスの核酸を検出するPCR法(ポリメラーゼ連鎖反応)が用いられております。PCR法は、専用測定機を要し、検査結果が得られるまで比較的長時間を要するなど、簡便性や迅速性などの問題はあるものの、COVID-19患者確定には必須の検査法です。
当社は新たな検査法として独自に中国企業のVazyme Biotech Co.,Ltd(以下「Vazyme社」)から輸入開始を予定する簡便な新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検査キット(以下「COVID-19抗体検査キット」)を、国や地方自治体などへの寄付を含む提供方法の検討を進め、必要とされる現場へ一刻も早く供給することを目指しており、販売および取扱いに関しては、塩野義製薬との業務提携のための協議を進めております。
当社が輸入を予定するCOVID-19抗体検査キットは、新型コロナウイルス感染の初期に体内で産生されるIgM抗体と、IgMより若干遅れて産生され増加するIgG抗体の両方を一挙に免疫クロマト法(金コロイド法)で測定することを基本原理としています。一滴の血液検体から、極めて簡便に測定でき、10分で迅速に検査結果が得られることから、種々の現場での使用が可能です。今回提供される、COVID-19抗体検査キットは、感度94.03%、特異度97.02%と、高い性能を有しております(Vazyme社、中国内臨床試験データによる)
COVID-19抗体検査キットは、以下のような使用場面が想定されます。
1. PCR検査前の「スクリーニング検査」として:?空港や港で検疫官(医師)の判断の下で行う入国者の検査、?COVID-19患者が勤務、登校していた事業所や学校、その他、クラスターでの接触者等の検査。
2.亜急性期や回復期のCOVID-19患者の免疫獲得状態の把握。
3. その他、COVID-19の疫学的調査や研究、など。
また、日本国内においては相川直樹・慶應義塾大学名誉教授や感染症専門家等と協議を重ね、既に舘田一博・東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授のもとで日本での検査が試験的に進められております。
当社は、新型コロナウイルス感染症の早期発見・治療とパンデミックの早期収束による社会の安心・安全の回復に貢献するため、必要な医療機関、検査施設、研究所等に検査キットをお届けする体制を構築してまいります。
【事業内容】
国立大学法人東京医科歯科大学との共同研究の成果として確立した微量検査技術を実用化し、微量血液検査専門の分析センターとしてMBS研究所(2016年10月に臨床検査所として認可)を設立しました。MBS研究所は、その専門化された高い検査技術とICT技術によって、信頼性の高い検査を実現するとともに、検体管理、検査結果通知などにも新しいサービスを提供しています。
いつでもどこでも簡単に採血できる微量採血デバイス(特許取得済み)、健康状態の数値をスマートフォンで簡単に確認できるシステム、ネットワークでのシステムデータ管理で、連携・運用を支援するラボ展開の仕組みなどを開発しており、2018年より微量採血検査をベースとした次世代ヘルスケアシステム事業を本格的にスタートさせております。
【株式会社マイクロブラッドサイエンス 取締役会長:岩澤 肇】
慶應義塾大学経済学部卒業後、協和発酵工業株式会社に入社。同社システム部部長などを務める。
情報処理推進機構(IPA)試験委員並びにFIFA日韓ワールドカッップ情報システム委員、日経コンピュータ書評委員などを歴任。
協和発酵工業株式会社を退社後、株式会社リージャー代表取締役に就任し同社の指先微量採血器具の開発・製品化を行う。
株式会社リージャーを退職後、株式会社マイクロブラッドサイエンスを設立し、代表取締役に就任。
東京医科歯科大学にラボを設立し、同大学と共同研究開発等を行う。
【株式会社マイクロブラッドサイエンス 代表取締役:大竹 圭】
1973年に米国に生まれる。幼少時に帰国、家業である貿易会社に勤務し、世界中の輸出入のビジネスを学び、出生地である米国と日本間のビジネスに興味を持ち渡米、現地で飲食店のオーナーを経て、取引先である最高峰のオーガニック農場CHINO FARMと提携し、健康食材を取り入れたライフスタイルに感銘を受ける。帰国後、健康的な食生活と最先端のフィットネスを組合わせたパーソナルトレーナーとして活動を開始、フィットネス競技であるBest Body Japanにおいて40歳代のマスターズクラス2013年ノービス大会優勝、日本大会5位の成績を収める。自分の健康状態を知る上で最も重要である血液検査への関心から、東京医科歯科大学との共同研究に参画、その後、東京医科歯科大学発のべンチャー企業マイクロブラッドサイエンス社に招かれ、研究、営業部門を担当し、簡便な微量血液検査を普及させ、トークンエコノミーの実現により、健康をテーマとする社会課題の解決に取り組む。2019年6月より代表取締役を務める。一般社団法人身体運動科学ネットワーク会員。
【株式会社マイクロブラッドサイエンス 医学顧問:相川 直樹】
医師 / 医学博士
慶應義塾大学名誉教授
慶應義塾大学医学部卒業(首席)、米国ECFMG医師試験合格、Harvard Medical School研究員・Massachusetts General Hospital外科フェローを務める。帰国後、慶應義塾大学教授(救急医学)、慶應義塾大学医学図書館長、慶應義塾大学病院長、慶應医師会長、厚生労働省の医道審議会医師分科会長・医師国家試験委員長・医師臨床研修部会長、国際医学情報センター理事長、アステラス製薬(株)取締役、米国大使館・カナダ大使館のMedical Advisor等を歴任。現在、聖路加国際大学理事・評議員、NHK交響楽団理事、日本生命保険相互会社、公益財団法人日本感染症医薬品協会、日本救急医療財団等の評議員。日本救急医学会(元会長)、日本救命医療学会(元会長)、日本外科感染症学会(元会長)、日本Shock学会(元会長)、日本化学療法学会 等の名誉会員、日本外科学会特別会員、Senior Fellow of the American College of Surgeons, Honorary Member of the American Surgical Association等。Harvard Prize, Whitaker Prize, TVB-Burn Prize等受賞。