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ラティス、大規模装置のソフト検証をする Vmech の性能を倍増 -シミュレーション速度を倍増させた Vmech Ver. 5.0 を出荷開始-

ラティス・テクノロジー株式会社は、仮想メカトロニクスシミュレータ Vmech の性能を倍増させ、大規模で複雑な装置の制御ソフトウェアを実機レス検証するための機能を充実させた Vmech Ver. 5.0 を 10月28日より出荷します。
2011年10 月27 日 東京 (日本) - ラティス・テクノロジー株式会社 (代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下ラティス)は、仮想メカトロニクスシミュレータ [Vmech]のシミュレーション性能を倍増させ、大規模で複雑な装置の制御ソフトウェアを実機レス検証するための機能を充実させた[Vmech Ver. 5.0] (以下、新バージョン)を 10月28日より出荷します。

製造業では、納期短縮とコスト削減に向けて、装置の制御ソフトウェアを、3D CADデータを活用して前倒しで検証する手法が注目を集めています。 しかし、半導体製造装置や生産設備、電子部品組立て装置等の製造装置は、装置全体ではCADデータが数ギガバイトに達し、しかも、稼働する軸数が数十に及ぶことがあります。このような大規模かつ多軸モデルではシミュレーション速度が遅く、機構設定にも時間を要するため、ソフトウェアの前倒し検証は実用的ではありませんでした。

[Vmech]は、超軽量3DフォーマットXVLを採用することで、業界最速のシミュレーション速度を実現してきました。新バージョンでは、表示を高速化し、動的干渉をマルチコアで解析処理することで、従来製品と比べ、シミュレーション速度を倍増させました。 

また、新バージョンでは、大規模装置のためのシミュレーション機能を充実、バーチャルモックアップ構築にかかる労力を大幅に削減しました。ワークの定義やワークの状態遷移条件設定のための干渉や結合をCSVファイルから一括定義することで、ワーク搬送の設定時間を1/10程度に短縮しました。装置ごとに機構モデルをライブラリ化して自由に組合せ配置ができる機能を追加、さらに、機構設定済みのメカデータに対し、設計変更に追従して形状を置き換え、機構を自動再定義する機能を追加しました。

新バージョンは、11/16(水) - 18(金)に 東京ビックサイトで催される[システム コントロールフェア 2011]において初めてデモ展示する予定です。ラティスは[Vmech]の強化により、大型の製造装置、搬送設備等の実機レスの開発環境を実現し、日本の製造業のQCD改善に貢献していく考えです。


■Vmechとは?

メカ形状データを世界最高水準の超軽量3Dフォーマットである[XVL]で取り込み、仮想メカ・モデルを構築・機構動作をシミュレートします。メカトロニクス製品の制御ソフトウェアの開発を実機レスで行うことが可能な仮想メカトロニクスシミュレータです。マウスによる簡単な機構動作の設定や機構解析、また、アクチュエータやセンサなどダイナミクスのモデリング機能などを特徴としており、軽量かつパラメトリックな仮想メカ・モデルの作成を可能にします。Vmech上の仮想メカ・モデルは、各種制御ソフトウェアと同期をとってシミュレーションすることが可能であり、実機メカ完成前に制御ソフトウェアの実機レス検証を行うことによって、開発期間の短縮、試作機コストの削減に寄与します。



■製品情報

製品名: Vmech Ver. 5.0
発売日: 2011年10月28日

※対象製品の年間保守に加入されているユーザ様は、追加料金なくご利用いただけます。

■用語説明
XVL
[XVL] (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。さらに、XVLに変換されたデータは、無償のXVL Playerで閲覧が可能です。( http://www.lattice.co.jp/ )

現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。


■会社概要

ラティス・テクノロジー株式会社
ラティス・テクノロジー株式会社はネット上での軽量3Dソリューションを提供するために1997年10月、慶応義塾大学(当時)の千代倉弘明教授らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。世界トップ水準の性能を持つ3D軽量化技術[XVL]をベースとした3Dデータ活用ソリューションを提供しています。設計を検証するデジタルモックアップから設計・製造情報を伝達するためのテクニカルドキュメントまで、3Dデータ活用のソリューションを幅広く提供しています。

ラティス・テクノロジー株式会社
本社:〒102-0074 東京都千代田区九段南3-8-11飛栄九段ビル4F
TEL : 03-5212-5121 / FAX : 03-5212-5122
ホームページ:http://www.lattice.co.jp/
E-mail:casual3d@lattice.co.jp
代表取締役社長:鳥谷 浩志
資本金:7億円
設立:1997年10月



Vmech、XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。


【本件に関するお問い合わせ先】
 ラティス・テクノロジー株式会社 Vmech事業本部
 Vmech担当営業 加来 (カク)
E-mail:r-kaku@lattice.co.jp
TEL: 03-5212-5121  FAX: 03-5212-5122

《関連URL》
http://www.lattice.co.jp/ja/
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