ポニーキャニオン、フルハイビジョン・ストリーミング配信実験を開始
[09/04/01]
提供元:@Press
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【概要】
株式会社ポニーキャニオン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:桐畑 敏春)は、インターネットによるフルハイビジョン映像のストリーミング配信の実用実験を開始しました。技術的問題から世界的にもまだあまり例をみないフルハイビジョン画質のストリーミング配信方式を使用して、パッケージメディア・番組・アーティストなどのプロモーションツールとしての可能性を探ってまいります。初回実験では、韓国ドラマ「風の国」「イルジメ〔一枝梅〕」「王と私」、米国ドラマ「ロスト・ルーム」、映画「IL VENTO E LE ROSE (叶恭子主演)」、BGV「virtual trip」の6作品の予告編を配信します。
映像関連の従来の宣伝・販売促進用ツールとして使用するサンプルDVDは、製造コストや配布方法などの物理的な制約がありましたが、インターネットを利用すればその限りではありません。しかし、パソコン画面上の小さなウィンドウでの視聴ではインパクトがありませんし、全画面表示にした際の荒れた画質では高い訴求効果は望めません。そこで、全画面表示でも美しい画質を誇るフルHDでのプレゼンテーションが求められていました。ポニーキャニオンでは自社ホームページや各作品ホームページ、「ポニーキャニオン プレミアム」会員へのメールマガジンなどを利用して、最新映像を高画質でお届けするシステムを活用してまいります。
従来の画像圧縮技術を使用してフルHD(1,920×1,080)映像を送信する場合は、12Mbps以上の膨大なデータを必要とするために回線は容量不足に陥り、パソコンもCPUのパワー不足とグラフィックボードの性能が追いつかず、送信と再生が事実上不可能でした。そこで、イメージインテック株式会社(IIC)(本社:東京都港区、代表取締役:湯村 眞一郎)が持つ世界最先端の特殊なデータ圧縮技術を駆使し、H.264(MPEG-4 AVC)圧縮コーデックを利用して、低容量かつ高画質な映像のストリーミング配信を実現しました。
再生にはオリジナルプレイヤーのインストールが必要になりますが、今回の配信実験では、フルHD(1,920×1,080)を3.8Mbpsと2.8Mbpsで視聴可能としてあります。また、多くのユーザーが視聴可能なFLASHプレイヤーでの簡易視聴版も準備しました。こちらはフルHDには対応しておらず、すべての帯域で画質のシャープさにも欠ける難点がありますが、HD(1,440×810)2.8Mbps、HD(1,280×720)1.8Mbps、HD(1,024×576)1.2Mbps、SD(640×360)500kbps、SD(320×160)125kbpsを用意して、様々なインターネット環境に合わせた画質を選択可能としています。これらのシステムは、高画質の優位性だけではなく、ナローなADSL回線や、オフィスなど複数の端末が分岐された厳しい回線環境でもSD画質をストレスなく再生できることも大きな特徴です。
【主な特徴】
◆フルハイビジョン(1,920×1,080)を再生可能
ただし、オリジナルプレイヤーのインストールが必要
◆FLASHプレイヤーでも再生可能
視聴ハードルが低いが、画質のシャープさに欠ける
◆ストリーミング方式
著作権保護に有利/ダウンロードでは大容量ストレージを必要とする
◆H.264(MPEG-4 AVC)コーデックによる圧縮形式
大容量・高画質の動画再生
◆高度な圧縮技術により、回線容量やCPUパワーによる影響が少ない
【動作推奨環境】
OS:Windows/Mac(FLASHプレイヤーのみ対応)
◆フルHD(1,920×1,080) 3.8Mbps
回線:光 / CPU:Intel Core Duo 1.8GHz以上 / VRAM 512MB以上
◆HD(1,280×720) 1.2Mbps
回線:ADSL / CPU Pentium4 3GHz以上 / VRAM256MB以上
◆SD(640×360) 500k
回線:ADSL / CPU Pentium4 2.2GHz以上 / VRAM128MB以上
【画質の優劣について】
現状での画質の大雑把な比較では、Blu-ray Disc > 地上デジタル放送 > フルHDストリーミングの順と考えられます。配信しやすくするためのデータ圧縮に伴い、空・壁・砂浜などの淡いグラデーション部分、草木などの細かい部分、薄暗い部分などにデジタルノイズ(ブロックノイズ)が発生することがあります。これらを解消して画質をさらに良くするにはデータ量を単純に増やせば済みますが、送信と再生に負荷がかかるため、現実的な視聴に耐えうる妥協点の画質を採用しています。15インチほどのパソコン画面ではHD画質で充分に美しい映像をお楽しみいただけます。また、フルHD画質ではより大きなPC画面や、パソコンをプレイヤー代わりにしてHDMIケーブルなどで大画面テレビに接続した際にはSD画質とは比較にならないほど良好な画質を提供します。
【ストリーミング方式について】
フルHD配信はダウンロード方式では実用化されていますが、長編映画や連続ドラマなどでは膨大なデータ量のためにダウンロードに時間がかかり、その間はパソコンが使用できなかったり、ハードディスクが満杯になってしまうという事態が起こります。また、ダウンロードは著作権保護の観点からも歓迎すべきことではなく、ストリーミング方式の方が優れていると捉えています。
【デモサイト】
http://www.mediaserver.jp/ponycanyon-iic_demo/
注)オフィスなど複数の端末が分岐された環境ではHDまたはSDでの再生をお勧めします。また、本件発表時はアクセスが集中することが予想されますのでご了承ください。
【会社概要】
社名 : 株式会社ポニーキャニオン
所在地 : 〒105-8487 東京都港区虎ノ門2-5-10
代表取締役社長: 桐畑 敏春
資本金 : 12億円
設立 : 1966年10月1日
URL : http://www.ponycanyon.co.jp/
事業内容 : 音楽、教養、文芸、スポーツ、映画、娯楽など各種パッケージソフト(CD、DVD等)及びデジタルコンテンツの企画、制作、販売
営業所 : 札幌、東京、名古屋、大阪、福岡
【参考】
イメージインテック株式会社(IIC)の独自高度圧縮技術
1.同社は医療・軍事分野で培った独自の映像音声圧縮方式IICV技術を保有しており、これにより従来のコーデック(動画用データ圧縮・解凍プログラム)に比べ、可逆性圧縮AVIの場合に8分の1、DVD相当画像での非可逆性圧縮の場合は300分の1の優れた圧縮が可能となります。
2.また、一般テレビ放送の画質並みからHD映像の高画質を維持しながら(アップコンバート)、リアルタイムにIICVへエンコーディングして配信することもでき、この場合にも必要な伝送帯域は従来のMPEG2などの技術に比べて6分の1となります。
3.さらに、インターネット配信において、従来のWindows Media Videoは再生開始に約10〜15秒間必要であったのに対して、IICVは約0.5秒での再生が可能です。
株式会社ポニーキャニオン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:桐畑 敏春)は、インターネットによるフルハイビジョン映像のストリーミング配信の実用実験を開始しました。技術的問題から世界的にもまだあまり例をみないフルハイビジョン画質のストリーミング配信方式を使用して、パッケージメディア・番組・アーティストなどのプロモーションツールとしての可能性を探ってまいります。初回実験では、韓国ドラマ「風の国」「イルジメ〔一枝梅〕」「王と私」、米国ドラマ「ロスト・ルーム」、映画「IL VENTO E LE ROSE (叶恭子主演)」、BGV「virtual trip」の6作品の予告編を配信します。
映像関連の従来の宣伝・販売促進用ツールとして使用するサンプルDVDは、製造コストや配布方法などの物理的な制約がありましたが、インターネットを利用すればその限りではありません。しかし、パソコン画面上の小さなウィンドウでの視聴ではインパクトがありませんし、全画面表示にした際の荒れた画質では高い訴求効果は望めません。そこで、全画面表示でも美しい画質を誇るフルHDでのプレゼンテーションが求められていました。ポニーキャニオンでは自社ホームページや各作品ホームページ、「ポニーキャニオン プレミアム」会員へのメールマガジンなどを利用して、最新映像を高画質でお届けするシステムを活用してまいります。
従来の画像圧縮技術を使用してフルHD(1,920×1,080)映像を送信する場合は、12Mbps以上の膨大なデータを必要とするために回線は容量不足に陥り、パソコンもCPUのパワー不足とグラフィックボードの性能が追いつかず、送信と再生が事実上不可能でした。そこで、イメージインテック株式会社(IIC)(本社:東京都港区、代表取締役:湯村 眞一郎)が持つ世界最先端の特殊なデータ圧縮技術を駆使し、H.264(MPEG-4 AVC)圧縮コーデックを利用して、低容量かつ高画質な映像のストリーミング配信を実現しました。
再生にはオリジナルプレイヤーのインストールが必要になりますが、今回の配信実験では、フルHD(1,920×1,080)を3.8Mbpsと2.8Mbpsで視聴可能としてあります。また、多くのユーザーが視聴可能なFLASHプレイヤーでの簡易視聴版も準備しました。こちらはフルHDには対応しておらず、すべての帯域で画質のシャープさにも欠ける難点がありますが、HD(1,440×810)2.8Mbps、HD(1,280×720)1.8Mbps、HD(1,024×576)1.2Mbps、SD(640×360)500kbps、SD(320×160)125kbpsを用意して、様々なインターネット環境に合わせた画質を選択可能としています。これらのシステムは、高画質の優位性だけではなく、ナローなADSL回線や、オフィスなど複数の端末が分岐された厳しい回線環境でもSD画質をストレスなく再生できることも大きな特徴です。
【主な特徴】
◆フルハイビジョン(1,920×1,080)を再生可能
ただし、オリジナルプレイヤーのインストールが必要
◆FLASHプレイヤーでも再生可能
視聴ハードルが低いが、画質のシャープさに欠ける
◆ストリーミング方式
著作権保護に有利/ダウンロードでは大容量ストレージを必要とする
◆H.264(MPEG-4 AVC)コーデックによる圧縮形式
大容量・高画質の動画再生
◆高度な圧縮技術により、回線容量やCPUパワーによる影響が少ない
【動作推奨環境】
OS:Windows/Mac(FLASHプレイヤーのみ対応)
◆フルHD(1,920×1,080) 3.8Mbps
回線:光 / CPU:Intel Core Duo 1.8GHz以上 / VRAM 512MB以上
◆HD(1,280×720) 1.2Mbps
回線:ADSL / CPU Pentium4 3GHz以上 / VRAM256MB以上
◆SD(640×360) 500k
回線:ADSL / CPU Pentium4 2.2GHz以上 / VRAM128MB以上
【画質の優劣について】
現状での画質の大雑把な比較では、Blu-ray Disc > 地上デジタル放送 > フルHDストリーミングの順と考えられます。配信しやすくするためのデータ圧縮に伴い、空・壁・砂浜などの淡いグラデーション部分、草木などの細かい部分、薄暗い部分などにデジタルノイズ(ブロックノイズ)が発生することがあります。これらを解消して画質をさらに良くするにはデータ量を単純に増やせば済みますが、送信と再生に負荷がかかるため、現実的な視聴に耐えうる妥協点の画質を採用しています。15インチほどのパソコン画面ではHD画質で充分に美しい映像をお楽しみいただけます。また、フルHD画質ではより大きなPC画面や、パソコンをプレイヤー代わりにしてHDMIケーブルなどで大画面テレビに接続した際にはSD画質とは比較にならないほど良好な画質を提供します。
【ストリーミング方式について】
フルHD配信はダウンロード方式では実用化されていますが、長編映画や連続ドラマなどでは膨大なデータ量のためにダウンロードに時間がかかり、その間はパソコンが使用できなかったり、ハードディスクが満杯になってしまうという事態が起こります。また、ダウンロードは著作権保護の観点からも歓迎すべきことではなく、ストリーミング方式の方が優れていると捉えています。
【デモサイト】
http://www.mediaserver.jp/ponycanyon-iic_demo/
注)オフィスなど複数の端末が分岐された環境ではHDまたはSDでの再生をお勧めします。また、本件発表時はアクセスが集中することが予想されますのでご了承ください。
【会社概要】
社名 : 株式会社ポニーキャニオン
所在地 : 〒105-8487 東京都港区虎ノ門2-5-10
代表取締役社長: 桐畑 敏春
資本金 : 12億円
設立 : 1966年10月1日
URL : http://www.ponycanyon.co.jp/
事業内容 : 音楽、教養、文芸、スポーツ、映画、娯楽など各種パッケージソフト(CD、DVD等)及びデジタルコンテンツの企画、制作、販売
営業所 : 札幌、東京、名古屋、大阪、福岡
【参考】
イメージインテック株式会社(IIC)の独自高度圧縮技術
1.同社は医療・軍事分野で培った独自の映像音声圧縮方式IICV技術を保有しており、これにより従来のコーデック(動画用データ圧縮・解凍プログラム)に比べ、可逆性圧縮AVIの場合に8分の1、DVD相当画像での非可逆性圧縮の場合は300分の1の優れた圧縮が可能となります。
2.また、一般テレビ放送の画質並みからHD映像の高画質を維持しながら(アップコンバート)、リアルタイムにIICVへエンコーディングして配信することもでき、この場合にも必要な伝送帯域は従来のMPEG2などの技術に比べて6分の1となります。
3.さらに、インターネット配信において、従来のWindows Media Videoは再生開始に約10〜15秒間必要であったのに対して、IICVは約0.5秒での再生が可能です。