国産干しシイタケ普及協会が発足 学校給食などへの産地偽装品納入の是正へ広報活動などを始動
[19/08/14]
提供元:@Press
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循環型農林業プランナーの合同会社清流日本(東京都中央区、野村 克之代表)とシイタケ種菌の種苗法品種登録メーカー、株式会社ハルカインターナショナル(岐阜県郡上市和良町横野)、それに同社の全国協業社は、2019年8月11日に一般社団法人国産干しシイタケ普及協会を設立しました。
目的は国内に流通する干しシイタケが長年にわたって、中国産が混入されたり、中国産が全量にもかかわらず、国産とする産地偽装が常態化している現況を是正に努めるため。9月に活動を開始いたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/190917/LL_img_190917_1.jpg
産地偽装が常態化している干しシイタケ
国内の一部業界や業者の法律違反、不正行為は、生シイタケの産地偽装と同様、以前から指摘され、正常化を図る業界団体や、監督官庁の農水省、消費者庁が是正指導や摘発に努めています。産地や安全性が偽装された干しシイタケは特に学校給食に大量使用されており、子供たちの食の安全が常に脅かされています。
発足した協会では全国の学校給食会、栄養士など関係者に対して、意識啓発のための広報活動を始めるほか、偽装常態化の要因となっている国産干しシイタケの供給不足の打開について、関係団体・企業、流通で連携を深めていきます。協会の活動趣旨に賛同する関連企業や団体などの協会参入の受付も開始しました。
キノコ商品の中でも、生シイタケの生産、販売量は、他のキノコ商品に比べて大幅に多くなっています。一方で、これまで、生産の主力だった原木栽培は、生産農家の高齢化とともに大幅に減少。現在では、オガクズや木質成分などで培地をつくる菌床栽培が大半を占めています。
シイタケの菌床栽培技術は日本で発案、確立しましたが、現在は中国を中心に海外でも技術を応用し、生産されています。中国産の生シイタケや菌床は、国内に比べ製造コストが安価、という理由で、近年は日本への輸入量を増やしています。しかし、中国産では市場が高く買ってくれないため、国産に偽装して販売、流通される事例が後を絶ちません。生シイタケの全国生産団体なども是正に向けた広報活動に努めています。
国内流通の干しシイタケについても、生シイタケと同様な背景から、学校給食をはじめ、食材業界、流通店舗には、安全性も担保できない産地偽装品が大量に出回っています。業界関係者によると、干しシイタケは生シイタケより国産の割合が少ない分、偽装品の割合が多い、という指摘があります。
学校給食に納入された干しシイタケの中から、工業部品などの異物、虫などが見つかる混入事例が後を絶ちません。また、国産として納入されるため、成分調査なども不十分な態勢が続いています。干しシイタケは生シイタケに比べ、成分が凝縮されるだけに、子供たちの食の安全を守れるのか、学校給食関係者も危惧しています。
協会ではまた、和食がユネスコの世界遺産に認定され、海外では日本食レストランが年々増加している現況を好機ととらえています。干しシイタケなどは和食の基本食味となる和出汁(だし)の食材であり、本物の日本食を希求する海外のトレンドはさらに強まる、とみています。
協会では、海外輸出の促進活動や、国内需要でも、もっと使いやすい干しシイタケ商品の企画開発を進め、海外・国内とともに新たな需要の拡大を図っていきます。
年内には「乾物女子会」なども発足させ、消費者との意見や情報交換なども深めていきます。協会事務局は東京都中央区日本橋2-1-17、丹生ビル2階、に設置いたします。
協会活動に関する問い合わせ、要望、活動参入などについては、事務局の合同会社清流日本のホームページ https://www.sn-conso.jp で受け付けています。
目的は国内に流通する干しシイタケが長年にわたって、中国産が混入されたり、中国産が全量にもかかわらず、国産とする産地偽装が常態化している現況を是正に努めるため。9月に活動を開始いたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/190917/LL_img_190917_1.jpg
産地偽装が常態化している干しシイタケ
国内の一部業界や業者の法律違反、不正行為は、生シイタケの産地偽装と同様、以前から指摘され、正常化を図る業界団体や、監督官庁の農水省、消費者庁が是正指導や摘発に努めています。産地や安全性が偽装された干しシイタケは特に学校給食に大量使用されており、子供たちの食の安全が常に脅かされています。
発足した協会では全国の学校給食会、栄養士など関係者に対して、意識啓発のための広報活動を始めるほか、偽装常態化の要因となっている国産干しシイタケの供給不足の打開について、関係団体・企業、流通で連携を深めていきます。協会の活動趣旨に賛同する関連企業や団体などの協会参入の受付も開始しました。
キノコ商品の中でも、生シイタケの生産、販売量は、他のキノコ商品に比べて大幅に多くなっています。一方で、これまで、生産の主力だった原木栽培は、生産農家の高齢化とともに大幅に減少。現在では、オガクズや木質成分などで培地をつくる菌床栽培が大半を占めています。
シイタケの菌床栽培技術は日本で発案、確立しましたが、現在は中国を中心に海外でも技術を応用し、生産されています。中国産の生シイタケや菌床は、国内に比べ製造コストが安価、という理由で、近年は日本への輸入量を増やしています。しかし、中国産では市場が高く買ってくれないため、国産に偽装して販売、流通される事例が後を絶ちません。生シイタケの全国生産団体なども是正に向けた広報活動に努めています。
国内流通の干しシイタケについても、生シイタケと同様な背景から、学校給食をはじめ、食材業界、流通店舗には、安全性も担保できない産地偽装品が大量に出回っています。業界関係者によると、干しシイタケは生シイタケより国産の割合が少ない分、偽装品の割合が多い、という指摘があります。
学校給食に納入された干しシイタケの中から、工業部品などの異物、虫などが見つかる混入事例が後を絶ちません。また、国産として納入されるため、成分調査なども不十分な態勢が続いています。干しシイタケは生シイタケに比べ、成分が凝縮されるだけに、子供たちの食の安全を守れるのか、学校給食関係者も危惧しています。
協会ではまた、和食がユネスコの世界遺産に認定され、海外では日本食レストランが年々増加している現況を好機ととらえています。干しシイタケなどは和食の基本食味となる和出汁(だし)の食材であり、本物の日本食を希求する海外のトレンドはさらに強まる、とみています。
協会では、海外輸出の促進活動や、国内需要でも、もっと使いやすい干しシイタケ商品の企画開発を進め、海外・国内とともに新たな需要の拡大を図っていきます。
年内には「乾物女子会」なども発足させ、消費者との意見や情報交換なども深めていきます。協会事務局は東京都中央区日本橋2-1-17、丹生ビル2階、に設置いたします。
協会活動に関する問い合わせ、要望、活動参入などについては、事務局の合同会社清流日本のホームページ https://www.sn-conso.jp で受け付けています。