環境省が企業における水リスク等について考えるサミットを初開催
[15/10/15]
提供元:@Press
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環境省は、健全な水循環の維持又は回復を目的とした取組の促進等を推進する官民連携プロジェクトであるウォータープロジェクトの一環として、企業の水環境等への取組促進を図るために10月22日(木)、国連大学「ウ・タント国際会議場」において開催する「JAPAN Water Style」サミットのプログラム等についてお知らせいたします。
本サミットでは、CDP’s Global Water Forum 2015を共同開催し、CDPのWaterレポートについて報告するほか、基調講演やパネルディスカッション等を通じて、国内企業の水リスクや水環境に対する取組について考えてまいります。
1.「JAPAN Water Style」サミットについて
環境省は、下記の概要のとおり、10月22日(木)に国連大学「ウ・タント国際会議場」において、企業の事業活動における水リスクマネジメントのあり方などについて考える「JAPAN Water Style」サミットを開催します。
<開催概要>
主催 :環境省(ウォータープロジェクト)
共催 :国連大学サステイナビリティ高等研究所、CDP
日時 :平成27年10月22日(木) 13:00〜17:45(開場12:30 予定)
会場 :国連大学「ウ・タント国際会議場」(東京都渋谷区神宮前5-53-70)
協力企業:花王株式会社、キリン株式会社、積水化学工業株式会社、
株式会社東芝、TOTO株式会社、日本コカ・コーラ株式会社(50音順)
協力 :GEOC(地球環境パートナーシッププラザ)
協力企業ロゴ: https://www.atpress.ne.jp/releases/77671/img_77671_3.jpg
2.プログラムについて
「JAPAN Water Style」サミット
With CDP’s Global Water Forum 2015 プログラム
12:30 〜 (開場・取材受付)
13:00 〜 13:05 主催者挨拶 [平口 洋 環境副大臣]
13:05 〜 13:10 国連大学挨拶 [竹本 和彦 国連大学サステイナビリティ高等研究所所長]
13:10 〜 13:20 CDP挨拶 [Cate Lamb: CDPウォーター部門代表]
13:20 〜 13:35 基調講演(1) [小林 正明 環境省 地球環境審議官]
--------------------CDP’s Global Water Forum 2015--------------------
13:35 〜 13:55 基調講演(2) [NBIM William Ambrose]
13:55 〜 14:15 CDPグローバル報告 [Naomi Rosenthal]
14:15 〜 15:20 グローバルパネルディスカッション
<グローバルパネルディスカッション>
ファシリテーター:Cate Lamb、末吉 竹二郎(UNEPFI)
パネリスト :Sasja Beslick(ノルディア銀行CEO)
吉田 勝彦(花王株式会社)
Naomi Rosenthal(South Pole Group
Gianluca Manca(Eurizon Capital)
15:20 〜 15:30 CDP総括[Cate Lamb]
----------------------------------------------------------------------
(休憩 30分)
16:00 〜 16:10 環境省 講演 [二村 英介 水環境課長]
16:10 〜 16:25 国連大学 講演 [福士 謙介 東京大学 教授]
16:25 〜 16:40 CDP日本報告 [斎藤 和彦 KPMGあずさサステナビリティ株式会社代表取締役]
16:40 〜 17:40 国内パネルディスカッション
<国内パネルディスカッション>
ファシリテーター:橋本 淳司氏
パネリスト :藤井 重樹(積水化学工業株式会社)
猿渡 辰彦(TOTO株式会社)、
Titoy Francisco(日本コカ・コーラ株式会社)
柳田 貴広(環境省)
17:40 〜 17:45 閉会挨拶 [高橋 康夫 環境省 水・大気環境局長]
3.登壇者について(ご紹介)
〜「JAPAN Water Style」サミット〜
[CDP挨拶、CDP総括]
・Cate Lamb (ケイト ラム)(CDP ウォーター部門代表)
ランカスター大学で環境科学の学士号を取得。主要なステークホルダーと協働して企業の水管理活動に大きな影響を与える活動を展開。環境問題、持続可能な開発分野での10年間の経験をもつ。共催者(CDP)を代表挨拶として、CDPの紹介、水プログラムの紹介、企業を取り巻く水リスクの説明、今後の取組などについて紹介予定。
[基調講演(1)]
・小林 正明(環境省 地球環境審議官)
1979年環境庁(現環境省)入庁。2012年8月、水・大気環境局長、2014年7月、総合環境政策局長の就任を経て、2015年7月に地球環境審議官に就任。
基調講演では、水環境に関する世界的な動向や水環境保全やグリーン経済推進に関する環境省の取組などについて紹介予定。
〜CDP’s Global Water Forum 2015〜
[基調講演(2)]
・William Ambrose(ウィリアム アンブロウス)(NBIM<ノルウェー政府年金基金>Global Head of Business Risk)
世界的投資機関NBIM (Norges Bank Investment Management)のビジネスリスク事業の代表。ビジネス関連リスクや責任投資について統括。これまでいくつかの金融サービス企業において、ガバナンス構築や組織運営、ベンチマーキング手法の構築、リスクやパフォーマンスの計測など、リスクマネジメントに関する業務や年金基金のポートフォリオ評価を経験。
基調講演では、なぜ企業の水リスク管理を重要視しているのか、また投資先企業に何を期待しているのか等、投資家(バイサイド)としての視点で、解説。また、CDPとの協働による活動や、企業や投資家、政府の行動を促進するためにNBIMが行っている活動などについて紹介。
[CDPグローバル報告]
・Naomi Rosenthal(ナオミ ロウゼンタール)(Key Account Manager, South Pole Group)
企業の飲料水や水資源管理、投資プロセスにおける持続可能性に関する知見を持つ。South Pole Groupで活動する一方、Vontobel Asset Managementの投資チームでESG監査を行っている。
CDP水レポートの結果及びベストプラクティスの事例紹介、優秀企業の紹介。
[グローバルパネルディスカッション]
<ファシリテーター>
・Cate Lamb(ケイト ラム)(CDP ウォーター部門代表)
ランカスター大学で環境科学の学士号を取得。主要なステークホルダーと協働して企業の水管理活動に大きな影響を与える活動を展開。環境問題、持続可能な開発分野での10年間の経験をもつ。共催者(CDP)を代表挨拶として、CDPの紹介、水プログラムの紹介、企業を取り巻く水リスクの説明、今後の取組などについて紹介予定。
・末吉 竹二郎(国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問)
1967年、三菱銀行入行。ニューヨーク支店長、取締役等を経て、1998年6月、日興アセットマネジメント副社長に就任。また、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEPFI:UNEP Finance Initiative(※))の運営委員会のメンバーに就任。2002年6月の退社を機に、UNEPFI国際会議の東京招致に専念し、2003年10月に東京会議の成功を実現。現在もUNEPFIに関わるほか、環境問題や企業の社会的責任(CSR/SRI)について、各種審議会や講演、TV等で活躍。
<パネリスト>
・Sasja Beslick(サシャー ベスリック)(Nordea Fonder AB(ノルディア銀行)CEO)
2013年2月まで、「Nordea Fonder AB」(本部:ストックホルム(スウェーデン))のCEOを務める。CDP水レポートに対する意見や投資家が水問題を重視する理由、企業活動において水の安全管理を向上させることの重要性、情報開示が企業のウォータースチュワードシップを向上させるために重要な点などを解説。
・Naomi Rosenthal(ナオミ ロウゼンタール)(Key Account Manager, South Pole Group)
企業の飲料水や水資源管理、投資プロセスにおける持続可能性に関する知見を持つ。South Pole Groupで活動する一方、Vontobel Asset Managementの投資チームでESG監査を行っている。
CDP水レポートの結果及びベストプラクティスの事例紹介、優秀企業の紹介。
・吉田 勝彦(花王株式会社 代表取締役 専務執行役員)
1979年、花王石鹸株式会社入社。2015年3月、代表取締役 専務執行役員に就任。
パネルディスカッションでは、2009年の花王環境宣言以降、節水商品の開発を推進し、毎年節水できる商品改良を行ってきている。また行政との取組や共同キャンペーンを通して社会への啓発も推進している。CDPへの参加でウォーターシップステュアードをより向上させていく方向を紹介。
※プログラム内「CDP挨拶」から「CDP総括」までは、英語による進行となります。(会場で来場者全員に
通訳機をお配りいたします。)
※また「CDP挨拶」から「CDP総括」までは、下記サイトにてライブ配信されます。
(ライブ配信) http://www.ustream.tv/channel/HKgc3kKZaBS
※プログラム終了後(17:45)、会場2Fにて、CDP主催によるレセプションが予定されています。
〜「JAPAN Water Style」サミット〜
[環境省 講演]
・二村 英介(環境省 水・大気環境局 水環境課長)
2015年1月に水・大気環境局 水環境課長に就任。
基調講演では、昨年施行された「水循環基本法」や今年7月に閣議決定された「水循環基本計画」の内容とともに、同計画に基づき、環境省が推進するウォータープロジェクトの施策及び同プロジェクトが推進する企業の取組促進のあり方や今後の支援方針等について紹介する。
[国連大学 講演]
・福士 謙介(環境省 水・大気環境局 水環境課長)
国連大学サスティナビリティ高等研究所客員教授も務める。東北大学、アジア工科大学院での勤務を経て2001年より東京大学に勤務。東北大学の修士号と米国ユタ大学工学部の博士号を持つ。研究内容はヒ素汚染物質の浄化、重金属汚染土壌の浄化、サステイナビリティ学、気候変動影響等。
基調講演では、国連大学の持続可能な水と都市のための研究プロジェクトについて紹介する。
[CDP日本レポート報告]
・斎藤 和彦(KPMGあずさサステナビリティ株式会社 代表取締役)
2002年4月、朝日監査法人(現あずさ監査法人)に入所。2004年4月、あずさサステナビリティ株式会社(現KPMGあずさサステナビリティ株式会社)設立に伴い、出向。
サステナビリティレポートの第三者保証業務、温室効果ガス排出量の検証、環境・安全コンプライアンス監査、環境デューデリジェンス、その他関連するアドバイザリー業務に携わっている。
CDSB Technical Working Groupメンバー。日本公認会計士協会の統合報告保証専門部会およびサステナビリティ保証専門部会のメンバー。CDPジャパン150ウォーターレポート2015の主な調査結果について解説する。特に前年の調査結果との比較から見えてくる日本企業の「水」に対する認識の変化に焦点を当てて解説を行う。
※プログラム内「環境省講演」から「国内パネルディスカッション」は後日、ウォータープロジェクトサイトに掲載する予定です。
ウォータープロジェクトサイト: https://www.eeel.go.jp/water-project/
[日本パネルディスカッション]
<ファシリテーター>
・橋本 淳司(水ジャーナリスト/アクアコミュニケーター/アクアスフィア代表)
水課題を抱える現場を調査し、情報発信。国や自治他への水政策の提言、子どもや一般市民を対象とする水の授業などを行う。参議院第一特別調査室客員調査員、東京学芸大学客員准教授など歴任。現在、武蔵野大学講師。
水循環基本法フォローアップ委員として水基本政策策定をサポート。
近著「日本の地下水が危ない」(幻冬舎新書)、「いちばんわかる企業の水リスク」(誠文堂新光社)
<パネリスト>
・猿渡 辰彦(TOTO株式会社 代表取締役 副社長執行役員)
1976年4月 東陶機器株式会社(現TOTO株式会社)入社、2001年6月 取締役 執行役員 機器事業グループ長、2006年6月 取締役 専務執行役員 研究・技術グループ、経営企画部担当、などを経て、2013年6月 代表取締役 副社長執行役員に就任。
パネルディスカッションでは、商品ライフサイクルにおける水消費や、商品使用段階での節水技術について紹介。
・Titoy Francisco(ティトイ フランシスコ)(日本コカ・コーラ株式会社 技術本部 副社長 ゼネラルマネジャー)
日本におけるコカ・コーラシステムの品質管理、環境管理、イノベーション&商品化、サプライチェーンなどを担当。
どのコカ・コーラ社製品にも必ず使われる水を、つくるために使った分を自然に還す、「WATER NEUTRALITY(ウォーター・ニュートラリティー)」の取組を解説。
・藤井 重樹(積水化学工業株式会社 執行役員)
1977年4月 積水化学工業株式会社入社、塩ビ管を始めとする樹脂管の製品開発と市場開拓を担当。
現在はISO TC138 Chairmanとして、水を安全に効率よく運び、世界各国が環境に優しく、信頼出来る品質を適正コストで享受できるプラスチック管・バルブの国際標準化についても活動。
60年以上にわたり上下水道などライフラインを支える積水化学の水に対する取り組みや新技術を紹介。
・柳田 貴広(環境省 水環境課 課長補佐)
2014年7月に水環境課課長補佐に就任。「水循環基本計画」策定に携わったほか、水質に係る環境基準の策定等を担当。
パネルディスカッションでは、我が国の水環境の現状と、「水循環基本法」や「水質汚濁防止法」などによる水環境保全の取組について紹介。
※パネルディスカッションでは一部、英語による進行がございます。
(会場で来場者全員に通訳機をお配りいたします。)
本サミットでは、CDP’s Global Water Forum 2015を共同開催し、CDPのWaterレポートについて報告するほか、基調講演やパネルディスカッション等を通じて、国内企業の水リスクや水環境に対する取組について考えてまいります。
1.「JAPAN Water Style」サミットについて
環境省は、下記の概要のとおり、10月22日(木)に国連大学「ウ・タント国際会議場」において、企業の事業活動における水リスクマネジメントのあり方などについて考える「JAPAN Water Style」サミットを開催します。
<開催概要>
主催 :環境省(ウォータープロジェクト)
共催 :国連大学サステイナビリティ高等研究所、CDP
日時 :平成27年10月22日(木) 13:00〜17:45(開場12:30 予定)
会場 :国連大学「ウ・タント国際会議場」(東京都渋谷区神宮前5-53-70)
協力企業:花王株式会社、キリン株式会社、積水化学工業株式会社、
株式会社東芝、TOTO株式会社、日本コカ・コーラ株式会社(50音順)
協力 :GEOC(地球環境パートナーシッププラザ)
協力企業ロゴ: https://www.atpress.ne.jp/releases/77671/img_77671_3.jpg
2.プログラムについて
「JAPAN Water Style」サミット
With CDP’s Global Water Forum 2015 プログラム
12:30 〜 (開場・取材受付)
13:00 〜 13:05 主催者挨拶 [平口 洋 環境副大臣]
13:05 〜 13:10 国連大学挨拶 [竹本 和彦 国連大学サステイナビリティ高等研究所所長]
13:10 〜 13:20 CDP挨拶 [Cate Lamb: CDPウォーター部門代表]
13:20 〜 13:35 基調講演(1) [小林 正明 環境省 地球環境審議官]
--------------------CDP’s Global Water Forum 2015--------------------
13:35 〜 13:55 基調講演(2) [NBIM William Ambrose]
13:55 〜 14:15 CDPグローバル報告 [Naomi Rosenthal]
14:15 〜 15:20 グローバルパネルディスカッション
<グローバルパネルディスカッション>
ファシリテーター:Cate Lamb、末吉 竹二郎(UNEPFI)
パネリスト :Sasja Beslick(ノルディア銀行CEO)
吉田 勝彦(花王株式会社)
Naomi Rosenthal(South Pole Group
Gianluca Manca(Eurizon Capital)
15:20 〜 15:30 CDP総括[Cate Lamb]
----------------------------------------------------------------------
(休憩 30分)
16:00 〜 16:10 環境省 講演 [二村 英介 水環境課長]
16:10 〜 16:25 国連大学 講演 [福士 謙介 東京大学 教授]
16:25 〜 16:40 CDP日本報告 [斎藤 和彦 KPMGあずさサステナビリティ株式会社代表取締役]
16:40 〜 17:40 国内パネルディスカッション
<国内パネルディスカッション>
ファシリテーター:橋本 淳司氏
パネリスト :藤井 重樹(積水化学工業株式会社)
猿渡 辰彦(TOTO株式会社)、
Titoy Francisco(日本コカ・コーラ株式会社)
柳田 貴広(環境省)
17:40 〜 17:45 閉会挨拶 [高橋 康夫 環境省 水・大気環境局長]
3.登壇者について(ご紹介)
〜「JAPAN Water Style」サミット〜
[CDP挨拶、CDP総括]
・Cate Lamb (ケイト ラム)(CDP ウォーター部門代表)
ランカスター大学で環境科学の学士号を取得。主要なステークホルダーと協働して企業の水管理活動に大きな影響を与える活動を展開。環境問題、持続可能な開発分野での10年間の経験をもつ。共催者(CDP)を代表挨拶として、CDPの紹介、水プログラムの紹介、企業を取り巻く水リスクの説明、今後の取組などについて紹介予定。
[基調講演(1)]
・小林 正明(環境省 地球環境審議官)
1979年環境庁(現環境省)入庁。2012年8月、水・大気環境局長、2014年7月、総合環境政策局長の就任を経て、2015年7月に地球環境審議官に就任。
基調講演では、水環境に関する世界的な動向や水環境保全やグリーン経済推進に関する環境省の取組などについて紹介予定。
〜CDP’s Global Water Forum 2015〜
[基調講演(2)]
・William Ambrose(ウィリアム アンブロウス)(NBIM<ノルウェー政府年金基金>Global Head of Business Risk)
世界的投資機関NBIM (Norges Bank Investment Management)のビジネスリスク事業の代表。ビジネス関連リスクや責任投資について統括。これまでいくつかの金融サービス企業において、ガバナンス構築や組織運営、ベンチマーキング手法の構築、リスクやパフォーマンスの計測など、リスクマネジメントに関する業務や年金基金のポートフォリオ評価を経験。
基調講演では、なぜ企業の水リスク管理を重要視しているのか、また投資先企業に何を期待しているのか等、投資家(バイサイド)としての視点で、解説。また、CDPとの協働による活動や、企業や投資家、政府の行動を促進するためにNBIMが行っている活動などについて紹介。
[CDPグローバル報告]
・Naomi Rosenthal(ナオミ ロウゼンタール)(Key Account Manager, South Pole Group)
企業の飲料水や水資源管理、投資プロセスにおける持続可能性に関する知見を持つ。South Pole Groupで活動する一方、Vontobel Asset Managementの投資チームでESG監査を行っている。
CDP水レポートの結果及びベストプラクティスの事例紹介、優秀企業の紹介。
[グローバルパネルディスカッション]
<ファシリテーター>
・Cate Lamb(ケイト ラム)(CDP ウォーター部門代表)
ランカスター大学で環境科学の学士号を取得。主要なステークホルダーと協働して企業の水管理活動に大きな影響を与える活動を展開。環境問題、持続可能な開発分野での10年間の経験をもつ。共催者(CDP)を代表挨拶として、CDPの紹介、水プログラムの紹介、企業を取り巻く水リスクの説明、今後の取組などについて紹介予定。
・末吉 竹二郎(国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問)
1967年、三菱銀行入行。ニューヨーク支店長、取締役等を経て、1998年6月、日興アセットマネジメント副社長に就任。また、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEPFI:UNEP Finance Initiative(※))の運営委員会のメンバーに就任。2002年6月の退社を機に、UNEPFI国際会議の東京招致に専念し、2003年10月に東京会議の成功を実現。現在もUNEPFIに関わるほか、環境問題や企業の社会的責任(CSR/SRI)について、各種審議会や講演、TV等で活躍。
<パネリスト>
・Sasja Beslick(サシャー ベスリック)(Nordea Fonder AB(ノルディア銀行)CEO)
2013年2月まで、「Nordea Fonder AB」(本部:ストックホルム(スウェーデン))のCEOを務める。CDP水レポートに対する意見や投資家が水問題を重視する理由、企業活動において水の安全管理を向上させることの重要性、情報開示が企業のウォータースチュワードシップを向上させるために重要な点などを解説。
・Naomi Rosenthal(ナオミ ロウゼンタール)(Key Account Manager, South Pole Group)
企業の飲料水や水資源管理、投資プロセスにおける持続可能性に関する知見を持つ。South Pole Groupで活動する一方、Vontobel Asset Managementの投資チームでESG監査を行っている。
CDP水レポートの結果及びベストプラクティスの事例紹介、優秀企業の紹介。
・吉田 勝彦(花王株式会社 代表取締役 専務執行役員)
1979年、花王石鹸株式会社入社。2015年3月、代表取締役 専務執行役員に就任。
パネルディスカッションでは、2009年の花王環境宣言以降、節水商品の開発を推進し、毎年節水できる商品改良を行ってきている。また行政との取組や共同キャンペーンを通して社会への啓発も推進している。CDPへの参加でウォーターシップステュアードをより向上させていく方向を紹介。
※プログラム内「CDP挨拶」から「CDP総括」までは、英語による進行となります。(会場で来場者全員に
通訳機をお配りいたします。)
※また「CDP挨拶」から「CDP総括」までは、下記サイトにてライブ配信されます。
(ライブ配信) http://www.ustream.tv/channel/HKgc3kKZaBS
※プログラム終了後(17:45)、会場2Fにて、CDP主催によるレセプションが予定されています。
〜「JAPAN Water Style」サミット〜
[環境省 講演]
・二村 英介(環境省 水・大気環境局 水環境課長)
2015年1月に水・大気環境局 水環境課長に就任。
基調講演では、昨年施行された「水循環基本法」や今年7月に閣議決定された「水循環基本計画」の内容とともに、同計画に基づき、環境省が推進するウォータープロジェクトの施策及び同プロジェクトが推進する企業の取組促進のあり方や今後の支援方針等について紹介する。
[国連大学 講演]
・福士 謙介(環境省 水・大気環境局 水環境課長)
国連大学サスティナビリティ高等研究所客員教授も務める。東北大学、アジア工科大学院での勤務を経て2001年より東京大学に勤務。東北大学の修士号と米国ユタ大学工学部の博士号を持つ。研究内容はヒ素汚染物質の浄化、重金属汚染土壌の浄化、サステイナビリティ学、気候変動影響等。
基調講演では、国連大学の持続可能な水と都市のための研究プロジェクトについて紹介する。
[CDP日本レポート報告]
・斎藤 和彦(KPMGあずさサステナビリティ株式会社 代表取締役)
2002年4月、朝日監査法人(現あずさ監査法人)に入所。2004年4月、あずさサステナビリティ株式会社(現KPMGあずさサステナビリティ株式会社)設立に伴い、出向。
サステナビリティレポートの第三者保証業務、温室効果ガス排出量の検証、環境・安全コンプライアンス監査、環境デューデリジェンス、その他関連するアドバイザリー業務に携わっている。
CDSB Technical Working Groupメンバー。日本公認会計士協会の統合報告保証専門部会およびサステナビリティ保証専門部会のメンバー。CDPジャパン150ウォーターレポート2015の主な調査結果について解説する。特に前年の調査結果との比較から見えてくる日本企業の「水」に対する認識の変化に焦点を当てて解説を行う。
※プログラム内「環境省講演」から「国内パネルディスカッション」は後日、ウォータープロジェクトサイトに掲載する予定です。
ウォータープロジェクトサイト: https://www.eeel.go.jp/water-project/
[日本パネルディスカッション]
<ファシリテーター>
・橋本 淳司(水ジャーナリスト/アクアコミュニケーター/アクアスフィア代表)
水課題を抱える現場を調査し、情報発信。国や自治他への水政策の提言、子どもや一般市民を対象とする水の授業などを行う。参議院第一特別調査室客員調査員、東京学芸大学客員准教授など歴任。現在、武蔵野大学講師。
水循環基本法フォローアップ委員として水基本政策策定をサポート。
近著「日本の地下水が危ない」(幻冬舎新書)、「いちばんわかる企業の水リスク」(誠文堂新光社)
<パネリスト>
・猿渡 辰彦(TOTO株式会社 代表取締役 副社長執行役員)
1976年4月 東陶機器株式会社(現TOTO株式会社)入社、2001年6月 取締役 執行役員 機器事業グループ長、2006年6月 取締役 専務執行役員 研究・技術グループ、経営企画部担当、などを経て、2013年6月 代表取締役 副社長執行役員に就任。
パネルディスカッションでは、商品ライフサイクルにおける水消費や、商品使用段階での節水技術について紹介。
・Titoy Francisco(ティトイ フランシスコ)(日本コカ・コーラ株式会社 技術本部 副社長 ゼネラルマネジャー)
日本におけるコカ・コーラシステムの品質管理、環境管理、イノベーション&商品化、サプライチェーンなどを担当。
どのコカ・コーラ社製品にも必ず使われる水を、つくるために使った分を自然に還す、「WATER NEUTRALITY(ウォーター・ニュートラリティー)」の取組を解説。
・藤井 重樹(積水化学工業株式会社 執行役員)
1977年4月 積水化学工業株式会社入社、塩ビ管を始めとする樹脂管の製品開発と市場開拓を担当。
現在はISO TC138 Chairmanとして、水を安全に効率よく運び、世界各国が環境に優しく、信頼出来る品質を適正コストで享受できるプラスチック管・バルブの国際標準化についても活動。
60年以上にわたり上下水道などライフラインを支える積水化学の水に対する取り組みや新技術を紹介。
・柳田 貴広(環境省 水環境課 課長補佐)
2014年7月に水環境課課長補佐に就任。「水循環基本計画」策定に携わったほか、水質に係る環境基準の策定等を担当。
パネルディスカッションでは、我が国の水環境の現状と、「水循環基本法」や「水質汚濁防止法」などによる水環境保全の取組について紹介。
※パネルディスカッションでは一部、英語による進行がございます。
(会場で来場者全員に通訳機をお配りいたします。)