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日経平均膠着でミクシィなど新興市場銘柄などへ

ランチタイムコメント
 日経平均は小反落。35.19円安の16827.28円(出来高概算16億6000万株)で前場の取引を終えている。下方修正が嫌気されたソフトバンク<9984>が売り先行となるなか、利益確定の流れが広がっている。反落で始まった日経平均は、その後プラスに転じる局面もみられたが、前日に5兆円まで膨らんだ売買代金など過熱感も意識されており、売り買いが交錯している。
 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。セクターでは空運、電力ガス、繊維、パルプ紙、医薬品、食料品、ゴム製品、輸送用機器などがしっかり。半面、鉱業、石油石炭、不動産、金属、証券、情報通信、その他金融などが下落。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下げているが、大型株指数の弱さが目立っている。

 ソフトバンク<9984>については、下げ渋りをみせてきている。辛うじて陽線を形成しているものの、せめて1%台の下落率辺りまで縮めておきたいところ。3%超の下落ではリバウンド狙いは入りづらく、反対に売り仕掛けが出やすい。指数インパクトが大きいこともあり、相場全体の方向性にも影響しそうである。
 一方、東証2部、マザーズ、JASDAQなどはプラス圏で推移している。日経平均が膠着となるなかでは、新興市場の主力処や直近IPOなどに短期筋の資金が向かいやすいようである。ミクシィ<2121>は2%超の上昇となり、サイバーダイン<7779>も緩やかなリバウンドが継続している。短期的な売買とはいえ、中小型株にシフトしやすいだろう。(村瀬智一)

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