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日経平均は反落、先物主導で後場にマイナス転換

相場概況
日経平均は反落。米株高や為替相場の円安進行を受けて、日経平均は続伸でスタート。トヨタ自<7203>の通期業績見通しの上方修正や、前日下落したソフトバンク<9984>の切り返しも日経平均をけん引する格好となり、前場はしっかりした展開となった。しかし、後場に先物への断続的な大口売りを受けて急落し、一時前日比211.87円安の16725.45円まで下げ幅を拡大した。直近の急ピッチな上昇を受けて短期的な過熱感も強く、その後も利益確定売りに押される格好となった。

大引けの日経平均は前日比144.84円安の16792.48円となった。東証1部の売買高は31億8648万株、売買代金は3兆2452億円だった。業種別では、不動産業、電気・ガス業、その他金融業が下落率上位だった。一方、上昇したのは水産・農林業、繊維製品の2業種のみだった。

個別では、ソフトバンクが後場マイナス圏に沈んだほか、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、マツダ<7261>なども軟調となった。また、三菱地所<8802>、三井不<8801>、住友不<8830>などの不動産株や、アイフル<8515>、ケネディクス<4321>、オリックス<8591>などの金融緩和メリット関連として従前買われていた銘柄は下げが目立った。ジャックス<8584>は上期決算発表を受けて11%超の下落となった。一方、トヨタ自や富士重<7270>、ファナック<6954>、富士フイルム<4901>は小幅ながらプラスで取引を終えた。第3四半期決算を発表した楽天<4755>は10%超の上昇となった。また、日清紡HD<3105>、大陽日酸<4091>、日水<1332>も上げが目立った。

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