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日経平均は3日ぶり反落、一時300円近い下落も引けにかけ下げ幅縮小

相場概況
日経平均は3日ぶり反落。8日の米国市場では原油相場の上昇が好感され、NYダウは35ドル高と反発した。ただ、米2月卸売在庫の大幅な落ち込みを受けて為替相場は円高方向に振れ、本日の日経平均は59円安でスタートした。その後1ドル=107円台まで円高が進むと、日経平均は前場に一時下げ幅を300円近くまで広げる場面があった。ただ、売り一巡後は前引けにかけてやや下げ渋る展開となった。後場はインデックスに絡んだ商いで引けにかけて下げ幅を縮め、本日の取引を終えた。

大引けの日経平均は前週末比70.39円安の15751.13円となった。東証1部の売買高は18億2657万株、売買代金は1兆8604億円だった。業種別では、輸送用機器、精密機械、銀行業が2%超の下落となった。一方、石油・石炭製品、海運業、ガラス・土石製品が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>が3%超の下落となり、取引時間中の年初来安値を連日で更新した。マツダ<7261>やホンダ<7267>などのその他自動車株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株も売られた。ソフトバンクグ<9984>は小安い。前週末に決算発表した島忠<8184>は7%安と急落。また、パソナ<2168>、ワキタ<8125>、システムインテ<3826>などが東証1部下落率上位となった。一方、NTTドコモ<9437>、三井物産<8031>、楽天<4755>、NTT<9432>などが堅調。前週末に急落したファーストリテ<9983>は反発。ソニー<6758>は円高局面での優位性が意識され3%超の上昇。一部証券会社による目標株価引き上げが観測された小野薬<4528>やPD<4587>も上げが目立った。また、gumi<3903>、エコス<7520>、福井コンピ<9790>などが東証1部上昇率上位となった。

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