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日経平均は大幅続伸、原油価格上昇や円高一服で上げ幅400円超に

相場概況
日経平均は大幅続伸。ロシアとサウジアラビアが増産凍結で合意との観測から原油相場が大幅上昇したことが材料視された。為替相場が1ドル=108円後半まで円安方向に戻したことも安心感につながり、日経平均は213円高でスタートしたのち、じりじりと上げ幅を広げる展開となった。前日に続き輸出関連株や景気敏感株の上昇が目立った。大引けにかけて取引時間中としては4月1日以来となる16400円台を回復する場面も見られた。

大引けの日経平均は前日比452.43円高の16381.22円となった。東証1部の売買高は22億5541万株、売買代金は2兆3482億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、保険業、海運業、非鉄金属が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、陸運業、パルプ・紙が小幅な上昇にとどまった。

個別では、一部証券会社の目標株価引き上げが観測された小野薬<4528>が商いを伴って6%高と大幅続伸した。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>が4%を超える上昇となった、ファーストリテ<9983>も6%超高と大きく上昇して指数をけん引した。村田製<6981>が7%高となるなど電子部品関連銘柄も上げが目立った。その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、みずほ<8411>など全般堅調。また、前日に決算発表した津田駒<6217>、OLYMPIC<8289>、ダイト<4577>などが東証1部上昇率上位となった。一方、売買代金上位では円高局面で強い値動きだったソニー<6758>が小幅安となった。高島屋<8233>は決算発表を受けて5%超の下落に。また、パスコ<9232>、ベルシステム24ホー<6183>、ファーマライズ<2796>などが東証1部下落率上位となった。

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