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スクエニHD、ルネサスイーストン、ソフトバンクなど

本日の注目個別銘柄
<9684> スクエニHD 2370 +74買い優勢。週末には、「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」がアップルストアの売上ランキングで1位を獲得している。大型イベントの実施効果なども背景となっているようだが、これまで「パズドラ」や「モンスト」が大きく下位を引き離す状況であったとみられ、短期的なインパクトにつながっているもよう。

<4651> サニックス 1001 -63下げ目立つ。九州電力は、民間業者などが太陽光など再生可能エネルギーで発電した電力の受け入れを一時「保留」として、事実上中断する検討を始めたと一部で報じられている。太陽光発電システムを手掛け、九州に本社を置いている同社にとっては、今後の需要減少につながるとの見方から、売り材料視される格好になっているとみられる。

<5711> 三菱マテリアル 357 +9堅調。日立ツールの買収へ調整に入ったと報じられている。日立金属<5486>から株式の過半数を取得して子会社化を目指し、買収額は100億円超になるもようとされている。買収によって超硬工具の国内シェアは約2割となり、住友電工を抜いてトップになるもよう。会社側では決定していることはないとコメントも、事業の選択と集中策に沿った戦略として、この方向性に対する期待感が先行する形に。

<2215> 第一屋製パン 136 +9人気化。先週末に株主優待制度の新設を発表、買い材料視される展開になっている。12月末に1000株以上の株式を保有する株主が対象、グループ会社の商品詰め合わせを贈呈する計画。優待利回りなどは計りにくいものの、株主還元に向けた会社側の取り組みを評価する展開のようだ。株価水準の値頃感なども妙味となる格好に。

<3672> オルトプラス 1052 -170下落率トップ。先週末に業績予想の下方修正を発表している。9月期通期営業損益を従来予想の9.6億円の黒字から0.5億円の赤字に減額修正している。また、未定としていた期末配当金も前期実績の27.5円(1:2の株式分割前)に対して無配に。既存タイトルや新規タイトルの下振れやネイティブアプリ開発費用の前倒し計上などが背景に。一方、韓国市場への単独進出決定も発表している。

<9995> ルネサスイーストン 780 +100ストップ高比例配分。先週末に東証2部から1部への指定替えを発表している。また、1部上場記念配当として、年間配当金は従来予想の10円から12円に引き上げへ。1部上場に伴い、インデックス買いも含めた機関投資家の資金流入期待が高まる状況のようだ。一部試算によると、TOPIX算入による買い需要は3億円超と推定されているもよう。

<9984> ソフトバンク 8207 -533反落で下げ幅を広げる展開に。先週末にNY市場でアリババが新規上場、公開価格の68ドルを上回る92.7ドルの初値をつけ、結局、初日は93.89ドルで取引を終了している。同社株は、アリババ上場による含み益の拡大期待で、ここ2週間の上昇率は17%に達していた。短期的な出尽くし感による利益確定売りが優勢になっているとみられる。ちなみに、米ヤフーも先週末は、アリババの寄り付きとともに下落に転じる格好となっていた。なお、メリルでは、アリババの株価を反映するとして、目標株価を8100円から9700円にまで引き上げている。

<7775> 大研医器 2218 +95反発。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を2400円としている。来下期に発売予定の咽頭冷却装置クーデックアイクールの発売に伴って、高い成長が期待できるとしているようだ。同社は古い医療機器領域にイノベーションを起こすことで成長、アイデア製品を提供して市場シェアを拡大するビジネスモデルは非常に強固と評価している。

<7211> 三菱自動車 1310 +51しっかり。フィアットに2016年から小型トラックを供給すると発表している。供給規模は年3万台程度になるようだ。フィアットグループとの提携はクライスラーメキシコへの小型セダンの供給に続くものとなる。先に海外で報道されているものの、シティでは、規模感は市場想定を上回る印象としており、長期的にポジティブな材料であると指摘している。

<6444> サンデン 663 -10買い先行で年初来高値を大きく更新してのスタートになったが、その後は伸び悩む格好へ。先週末に上半期業績予想を上方修正、営業利益は従来予想の25億円から45億円に増額している。自動車機器・流通システム事業の売上拡大が業績上振れの背景に。ただ、第1四半期が30億円強の水準であったため、インパクトは限定的との見方にも。

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