津田駒、スター精密、コメリなど
[16/04/13]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<8233> 高島屋 815 -50売り優勢。前日に前2月期の決算を発表している。営業利益は前期比3.0%増と6期連続の増益を達成したが、計画は若干下回り、12-2月期では前年同期比17.5%減と3四半期振りの減益となっている。17.2期計画は前期比3.1%増の340億円、市場予想は15億円ほど下振れの格好になっている。足元での伸び悩み傾向をネガティブ視する動きが優勢に。
<9232> パスコ 369 -62急落。前日に業績予想の下方修正を発表している。通期営業利益は33億円から7.5億円に減額、最終損益は18億円の黒字予想から6億円の赤字に下方修正。国内公共部門における道路施設関連業務の減少、民間部門でのシステム受託開発の減少などが響いた。また、衛星情報サービス業務の落ち込み見通しから損失引当金も計上している。第3四半期までは前年同期並みの推移であったため、大幅下方修正は織り込まれていなかったとみられる。
<8218> コメリ 2447 +206買い優勢。メリルリンチ日本証券では投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に一気に2段階格上げしている。目標株価も2400円から2900円に引き上げへ。既存店客数が上向いていること、円高を受けて粗利率の上昇が期待できること、中計発表などのカタリストがあるため市場での注目度の高まりが予想されることなどが背景。17.3期営業利益は175億円から190億円へ、コンセンサスを上回る水準に引き上げている。
<6217> 津田駒 122 +19急伸で上昇率トップ。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は2億円の黒字となり、前年同期比では6.4億円の収益改善となっている。つれて、上半期の業績予想を上方修正、営業利益は1.5億円から2.5億円に増額修正している。インド市場の成長が売上増加をけん引する格好に。5期ぶりの営業損益黒字化に向けて順調なスタートを切る格好に。
<6183> ベルシステム24 1020 -157大幅反落。前日に前2月期の決算を発表している。営業利益は88.8億円で前期比53%減益、従来予想の92.3億円を下回った。一方、今期は91.7億円で同3%増益の見通しに。今期の市場予想は100億円超の水準であったため、想定以上の下振れと捉えられている。前日には、みずほ証券が新規買い推奨としたことで、買い優勢となっていたため、その反動も強まる形に。
<7718> スター精密 1384 +138大幅続伸。前日には前2月期の決算を発表している。営業利益は57.3億円で前期比4.7%増益、従来計画の65億円を下回った。今期は45億円で同21.5%減益の見通しとなっている。市場予想は前期、今期ともに59億円レベルであった。ただ、今期の年間配当金は前期比2円増配の48円としている。円高による悪影響が警戒されていた中で、利回り水準が下支えになる形へ。
<7203> トヨタ 5623 +138続伸。為替市場での円安反転を映して、買い安心感が強まる展開になっている。引き続き買い戻しの動きが優勢になっているとみられる。野村證券では、為替前提レートの変更に伴い、業績予想を下方修正している。円/ドルは117円から108円に変更、それに伴い、17.3期営業利益は2.86兆円から2.36兆円、前期比16%の営業減益と予想している。市場予想は微減益であり、市場コンセンサスはさらに切り下がる状況となっているが、ネガティブな反応は限定的に。
<XH>
<9232> パスコ 369 -62急落。前日に業績予想の下方修正を発表している。通期営業利益は33億円から7.5億円に減額、最終損益は18億円の黒字予想から6億円の赤字に下方修正。国内公共部門における道路施設関連業務の減少、民間部門でのシステム受託開発の減少などが響いた。また、衛星情報サービス業務の落ち込み見通しから損失引当金も計上している。第3四半期までは前年同期並みの推移であったため、大幅下方修正は織り込まれていなかったとみられる。
<8218> コメリ 2447 +206買い優勢。メリルリンチ日本証券では投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に一気に2段階格上げしている。目標株価も2400円から2900円に引き上げへ。既存店客数が上向いていること、円高を受けて粗利率の上昇が期待できること、中計発表などのカタリストがあるため市場での注目度の高まりが予想されることなどが背景。17.3期営業利益は175億円から190億円へ、コンセンサスを上回る水準に引き上げている。
<6217> 津田駒 122 +19急伸で上昇率トップ。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は2億円の黒字となり、前年同期比では6.4億円の収益改善となっている。つれて、上半期の業績予想を上方修正、営業利益は1.5億円から2.5億円に増額修正している。インド市場の成長が売上増加をけん引する格好に。5期ぶりの営業損益黒字化に向けて順調なスタートを切る格好に。
<6183> ベルシステム24 1020 -157大幅反落。前日に前2月期の決算を発表している。営業利益は88.8億円で前期比53%減益、従来予想の92.3億円を下回った。一方、今期は91.7億円で同3%増益の見通しに。今期の市場予想は100億円超の水準であったため、想定以上の下振れと捉えられている。前日には、みずほ証券が新規買い推奨としたことで、買い優勢となっていたため、その反動も強まる形に。
<7718> スター精密 1384 +138大幅続伸。前日には前2月期の決算を発表している。営業利益は57.3億円で前期比4.7%増益、従来計画の65億円を下回った。今期は45億円で同21.5%減益の見通しとなっている。市場予想は前期、今期ともに59億円レベルであった。ただ、今期の年間配当金は前期比2円増配の48円としている。円高による悪影響が警戒されていた中で、利回り水準が下支えになる形へ。
<7203> トヨタ 5623 +138続伸。為替市場での円安反転を映して、買い安心感が強まる展開になっている。引き続き買い戻しの動きが優勢になっているとみられる。野村證券では、為替前提レートの変更に伴い、業績予想を下方修正している。円/ドルは117円から108円に変更、それに伴い、17.3期営業利益は2.86兆円から2.36兆円、前期比16%の営業減益と予想している。市場予想は微減益であり、市場コンセンサスはさらに切り下がる状況となっているが、ネガティブな反応は限定的に。
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