見え始めた中国での事業リスク、成長鈍化を危惧する米企業は50%に=調査
[14/03/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
米商工会議所が19日発表した調査から、中国で事業を展開する米国企業365社のうち半数が中国の経済成長ペース鈍化を最大のリスクに挙げていることが判明した。昨年の調査では、成長鈍化を危惧する割合は47%だった。
このほか、調査では中国での賃金上昇や熟練労働者の発掘・雇用維持が最も困難な課題だとした回答、さらに外資よりも国内企業を優遇する規制ハードルもビジネスを難しくしているとの声なども目立った。
最近ではニコン<7731>の一眼レフカメラが販売停止に追い込まれるなど、テレビ番組などを通じた“外資たたき”のケースが後を絶たない。さらに、中国では理財商品のデフォルト(債務不履行)や不動産バブル懸念などもくすぶる。
世界第2位の経済規模を持つ中国には日本を含む数多くの外資系企業が参入しているが、今回の米商工会議所の調査結果のように企業のビジネス環境悪化が目に見える形で鮮明化すれば世界景気にとって大きな足かせになることは間違いない。
<RS>
このほか、調査では中国での賃金上昇や熟練労働者の発掘・雇用維持が最も困難な課題だとした回答、さらに外資よりも国内企業を優遇する規制ハードルもビジネスを難しくしているとの声なども目立った。
最近ではニコン<7731>の一眼レフカメラが販売停止に追い込まれるなど、テレビ番組などを通じた“外資たたき”のケースが後を絶たない。さらに、中国では理財商品のデフォルト(債務不履行)や不動産バブル懸念などもくすぶる。
世界第2位の経済規模を持つ中国には日本を含む数多くの外資系企業が参入しているが、今回の米商工会議所の調査結果のように企業のビジネス環境悪化が目に見える形で鮮明化すれば世界景気にとって大きな足かせになることは間違いない。
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