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【中国の視点】中国の小米:インド重視姿勢鮮明に、世界でのサムスン追撃を加速

注目トピックス 経済総合
中国のスマートフォン(スマホ)メーカー、北京小米科技(シャオミ)はこのほど、2015年の世界市場における同社のスマホ販売目標を2014年の4000万台から1億台に引き上げた。販売目標を急速に拡大させた背景には、インド市場を支配するという野望があると指摘された。

シャオミの副社長Hugo Barra氏は、インドが中国に次ぐスマホの最大市場になると指摘し、中国市場と同等視する姿勢を示した。インド市場のシェアを拡大するため、同社が全力を傾注していると強調。これより先、シャオミはインドのネット通販大手3社と試験的に同社の製品を販売したが、数分間で3万5000台を完売したという。また、今年7月、インド版アマゾンといわれているFlikart.comと提携し、価格1万3999ルピー(約2万3300円)のスマホ3モデルを販売し始めた。

一方、インドの携帯市場では、韓国のサムスン電子のほか、地元のMicromax、Karbonn Mobilesの3社が全体の60%のシェアを握っている。また、移動体通信事業者が通信機器の購入に対して補助を支給していないことや、物流や決済システムなどインフラ整備が遅れているため、シャオミの参入が容易ではないとの見方も浮上している。

ただ、Hugo Barra副社長は、インドでの販売が予想以上に加速していると発言し、ネット販売大手3社で試験的な販売を実施した際、20万人以上のユーザーが登録していたことも明らかにした。

なお、低価格路線などが奏功し、4-6月期の中国市場におけるシャオミの販売台数は約1500万台となり、初めてサムスンを抜いて中国でトップの座を勝ち取った。




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