中国の「影の銀行」規模は53兆元、経済規模の8割相当=ムーディーズ(訂正)
[16/06/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは最新リポートで、中国の「影の銀行(シャドーバンキング)」の規模が2015年に30%増加し、現在は約53兆元(約901兆円)まで拡大しているとの見方を示した。これは中国の経済規模の8割に相当するという。
ムーディーズは、中国人民銀行(中央銀行)は2014年末から金融緩和を実施してきたが、最近になって金融と債務リスクの回避を重点に政策を進めている指摘した。
また、地元の興業銀行も、ネット金融機関を通じた融資が急増しており、多くの一般人が関与していると警告。こうした一般人が受けるデフォルト(債務不履行)の悪影響が金融機関より遥かに大きいとの懸念を示した。
さらに、ネット金融機関である盈燦集団が中国の金融機関4000社を対象にまとめた調査によると、9割の金融機関は今年3月に約290万人の投資家に対し、年間利回り8-24%の金融商品を提供していたという。
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ムーディーズは、中国人民銀行(中央銀行)は2014年末から金融緩和を実施してきたが、最近になって金融と債務リスクの回避を重点に政策を進めている指摘した。
また、地元の興業銀行も、ネット金融機関を通じた融資が急増しており、多くの一般人が関与していると警告。こうした一般人が受けるデフォルト(債務不履行)の悪影響が金融機関より遥かに大きいとの懸念を示した。
さらに、ネット金融機関である盈燦集団が中国の金融機関4000社を対象にまとめた調査によると、9割の金融機関は今年3月に約290万人の投資家に対し、年間利回り8-24%の金融商品を提供していたという。
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