日米の注目経済指標:4-6月期日銀短観は悪化の公算
[16/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 経済総合
6月27日-7月1日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■6月28日(火)午後9時30分発表予定
○(米)1-3月期国内総生産確定値-予想は前期比年率+1.0%
参考となる改定値は前期比年率+0.8%で速報値+0.5%から上方修正された。住宅投資が上方修正されたことや、民間在庫と貿易の落ち込みが速報値と比べて小幅にとどまったことが要因。確定値では上方修正される項目は多くないとみられており、成長率は改定値をやや上回る程度になるとみられる。
■6月29日(水)午後9時30分発表予定
○(米)5月PCEコア指数-予想は前年比+1.7%
参考となる4月実績は、前年比+1.6%で市場予想と一致したが、インフレ加速を示唆するデータではなかった。5月については4月実績をやや上回る可能性があるが、個人消費支出の力強い伸びは期待できないことから、5月の数字が予想通りでもインフレ加速を示すこと指標にはならないと予想される。
■7月1日(金)午前8時50分発表予定
○(日)日銀短観4-6月期調査-予想は大企業製造業DIは+4、非製造業DIは+19
参考となる1-3月期の実績は、大企業製造業DIが+6、非製造業DIは+22だった。海外経済の減速に伴う需要減少によって製造業の業況判断は悪化。非製造業は建設、不動産などを除いて悪化した。4-6月期については、為替相場の円高進行や世界経済の成長鈍化の影響によって、製造業の業況判断は悪化する見込み。非製造業についてはマイナス金利の効果は限定的とみられており、1-3月期との比較で業況判断はやや悪化する見込み。
■7月1日(金)午後11時発表予定
○(米)6月ISM製造業景況指数-予想は51.5
参考となる5月実績は51.3に改善し、市場予想を上回った。また、先行指標となる6月マークイット製造業PMIは51.4に改善した。ただし、新規受注と生産は低下した。6月については新規受注と生産が伸び悩む可能性があり、市場予想をやや下回る可能性がある。
その他の主な経済指標の発表予定は、28日(火):(米)6月消費者信頼感指数、29日(水):(米)5月個人所得・個人消費支出、30日(木):(日)5月鉱工業生産、(米)6月シカゴPMI、7月1日(金):(日)5月全国消費者物価指数、(日)5月失業率。
<FA>
■6月28日(火)午後9時30分発表予定
○(米)1-3月期国内総生産確定値-予想は前期比年率+1.0%
参考となる改定値は前期比年率+0.8%で速報値+0.5%から上方修正された。住宅投資が上方修正されたことや、民間在庫と貿易の落ち込みが速報値と比べて小幅にとどまったことが要因。確定値では上方修正される項目は多くないとみられており、成長率は改定値をやや上回る程度になるとみられる。
■6月29日(水)午後9時30分発表予定
○(米)5月PCEコア指数-予想は前年比+1.7%
参考となる4月実績は、前年比+1.6%で市場予想と一致したが、インフレ加速を示唆するデータではなかった。5月については4月実績をやや上回る可能性があるが、個人消費支出の力強い伸びは期待できないことから、5月の数字が予想通りでもインフレ加速を示すこと指標にはならないと予想される。
■7月1日(金)午前8時50分発表予定
○(日)日銀短観4-6月期調査-予想は大企業製造業DIは+4、非製造業DIは+19
参考となる1-3月期の実績は、大企業製造業DIが+6、非製造業DIは+22だった。海外経済の減速に伴う需要減少によって製造業の業況判断は悪化。非製造業は建設、不動産などを除いて悪化した。4-6月期については、為替相場の円高進行や世界経済の成長鈍化の影響によって、製造業の業況判断は悪化する見込み。非製造業についてはマイナス金利の効果は限定的とみられており、1-3月期との比較で業況判断はやや悪化する見込み。
■7月1日(金)午後11時発表予定
○(米)6月ISM製造業景況指数-予想は51.5
参考となる5月実績は51.3に改善し、市場予想を上回った。また、先行指標となる6月マークイット製造業PMIは51.4に改善した。ただし、新規受注と生産は低下した。6月については新規受注と生産が伸び悩む可能性があり、市場予想をやや下回る可能性がある。
その他の主な経済指標の発表予定は、28日(火):(米)6月消費者信頼感指数、29日(水):(米)5月個人所得・個人消費支出、30日(木):(日)5月鉱工業生産、(米)6月シカゴPMI、7月1日(金):(日)5月全国消費者物価指数、(日)5月失業率。
<FA>