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タイ、インドネシア政府の価格テコ入れで、産地の現地価格が底入れか サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

注目トピックス 経済総合
こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今回は天然ゴムについてのレポートをご紹介します。

先週末は原油先物価格の下落からNYダウも下落しました。そんななか天然ゴムRSS3とTSR20は底堅い値動きをみせています。この値動きについて、松永さんは『タイ政府に続きインドネシア政府も天然ゴムの価格テコ入れに動いたことが影響しているようです』と分析しています。

タイ政府の価格テコ入れについて、『天然ゴム価格の低迷による影響を緩和する為に180億バーツ(約615億円)の助成金を承認』したことで『100万人の天然ゴム農家と30万人のラバータッパー(タッピング作業者)が恩恵を受ける』と伝えています。

また、『大手ゴム輸出業者5社は、1キログラムにつき37バーツでゴム価格を保証することによってゴム栽培者を助けるために政府と協力することに同意』したことを挙げており、『タイゴム輸出業大手5社は、タイ天然ゴム生産者大手5社でもあるので、それらのタイゴム輸出業大手5社が天然ゴムの最低価格を設定した意味は大きそうです』と考察しています。

インドネシア政府のテコ入れについては、『市場価格より高い値段で天然ゴムを農家から買い取り、買い上げた天然ゴムを道路建設に使用することを発表』したと伝えており、『タイ政府やタイの大手ゴム輸出業者5社が価格テコ入れに動いたことに加えて、インドネシア政府まで価格テコ入れに動いたことにより、産地の現地価格が底入れとなった可能性が更に高まってきたように感じられます』との見解を述べています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研〜北浜の虎と呼ばれた男〜」の11月26日付「天然ゴム市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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