日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は71円安、先物主導でやや下げ幅を拡大
[14/03/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は71円安、先物主導でやや下げ幅を拡大】
9時44分現在の日経平均株価は、14391.36円(前日比-71.16円)で推移。日経平均は続伸で始まった。利上げ前倒しが警戒されるとの見方から、19日のNYダウは反落。ただし、シカゴ先物が堅調だったほか、為替市場ではドルが急伸する格好から、円相場は1ドル=102円台前半まで円安に振れるなか、輸出関連などを中心に買いが先行している。
売買代金上位ではソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、トヨタ自<7203>、ジャパンディスプレイ<6740>、ホンダ<7267>、JT<2914>、マイクロニクス<6871>、ソニー<6758>などが堅調。特に、ファナックの上昇率が3%を超えており、日経平均をけん引する格好。一方、デンソー<6902>、クルーズ<2138>、コマツ<6301>、オリックス<8591>などが小安い。セクターでは、ゴム製品、食料品、倉庫・運輸、小売、電気機器、輸送用機器、金属製品、証券などが堅調。半面、不動産、鉱業、その他金融、パルプ・紙などが小安く始まっている。
寄り付き後の日経平均は、3連休を控えることから積極的な資金流入は限定的になるなか、為替相場の円安一服などでマイナス圏に転じ、先物主導でやや下げ幅を広げている。
【ドル・円は102円26銭付近、米国の早期利上げ観測が台頭】
ドル・円は102円26銭付近で推移。日経平均株価はやや伸び悩む可能性があるとみられているが、米国の早期利上げ観測(2015年前半までに米国は金利引き上げを開始するとの見方)が広がっていることから、目先においてドル・円は底堅い動きを続けるとの声が聞かれている。
■今後のポイント
・米早期利上げ観測の台頭でドル・円は下げ渋り
9時44分時点のドル・円は102円26銭、ユーロ・円は141円32銭、ポンド・円は169円10銭、豪ドル・円は92円23銭付近で推移している。
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