NY為替:ドル・円は101円72銭、イラク情勢緊迫化などでリスク回避の円買い
[14/06/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
12日のニューヨーク外為市場で、ドル・円は102円14銭まで上昇後、101円60銭まで反落し101円72銭で引けた。米国の5月小売売上高と輸入物価指数が予想を下振れ、週次の新規失業保険申請件数は予想外に前回分から増加、また、イラク情勢の緊迫化やウクライナも「ロシア戦車3両が国境を越えてウクライナ東部に侵入」と発表するなど地政学的リスクの上昇を受けて米国債券買いが加速、利回り低下に伴うドル売りやリスク回避の円買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.3523ドルから1.3572ドルまで上昇し1.3552ドルで引けた。ユーロ・円は138円18銭から137円71銭へ下落。地政学的リスクの上昇にリスク回避の円買いが加速。
ポンド・ドルは、1.6802ドルへ下落後、1.6931ドルへ急伸。オズボーン英財務相が住宅ローンに関する新たな権限をイングランド銀行(中央銀行)に付与する方針を示したことを受けてポンド売りが一時強まったのち、カーニー加中央銀行総裁の発言「BOEは市場が予想しているよりも早く利上げに踏み切ることが可能」で早期利上げ観測によるポンド買いが加速。ドル・スイスは、0.9003フランから0.8970フランへ下落した。
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