前場に注目すべき3つのポイント〜AMBITIONが東証マザーズに新規上場
[14/09/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
19日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日経平均は年初来高値更新へ、ゲーム関連やスマホ関連に関心
■外資系証券の注文動向:差し引き1030万株の買い越し
■前場の注目材料:AMBITION<3300>が東証マザーズに新規上場(公開価格:960円)
■日経平均は年初来高値更新へ、ゲーム関連やスマホ関連に関心
☆日経225想定レンジ:上限16250円-下限16100円
19日の東京市場は、買い先行後はこう着感が強まりそうである。18日の米国市場では、早期利上げ懸念が後退したとの見方から、NYダウ、S&P500が高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の16145円だった。この流れを引き継ぐ格好から日経平均は、1月6日に付けた年初来高値16164.01円を更新し、昨年12月30日高値である16320.22円が射程に入ってくる。
ただし、週末要因による持ち高調整の動きや、前日の大幅上昇に対する利益確定の売りも出やすいとみられる。また、何よりもスコットランドの独立の是非を問う住民投票の結果を見極めたいところであろう。日本時間の19日午後には、独立が支持されるかどうか大勢が判明する見通しであり、買い一巡後は手掛けづらい状況に。
独立反対となれば、為替リスクなど金融システム不安が後退する格好となり、相場の押し上げ要因になりそうである。一方、独立賛成となったとしても、結局のところは海外市場の反応を見極めたいとのムードから、株式市場については反応薄か。
物色の流れとしては、インデックスに絡む売買から主力大型株が指数を左右させよう。アリババのIPO価格が仮条件の上限である68ドルに決まった。初値は80ドルとの声も聞かれるなか、ソフトバンク<9984>の動向が注目される。また、下方修正が嫌気されたソニー<6758>については、急落に対する反動を狙った動きが意識されそうだ。
その他は、中小型株物色が強まりそうだが、東京ゲームショウの内容等がメディアで伝えられるなか、ミクシィ<2121>を中心としたゲーム関連。本日から発売が開始される「iPhone6」だが、中国での発売も視野に入るなか、サプライヤーなどに関心が集まろう。
■外資系証券の注文動向:差し引き1030万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1400万株、買い2430万株、差し引き1030万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
9月11日(木):80万株の買い越し
9月12日(金):210万株の買い越し
9月16日(火):90万株の売り越し
9月17日(水):470万株の売り越し
9月18日(木):10万株の買い越し
■前場の注目材料
・東芝<6502>、パソコン事業縮小
・7-9月期半導体シリコンウエハー取引価格、スマホ需要で下げ止まり
・AMBITION<3300>が東証マザーズに新規上場(公開価格:960円)
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見
08:50 前週分対外対内証券売買
<海外>
09:15 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演(ダラス)
<KO>