日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は59円高、需給期待による押し目買いでプラス転換
[14/11/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は59円高、需給期待による押し目買いでプラス転換】
9時45分現在の日経平均株価は、16922.15円(前日比+59.68円)で推移。日経平均は反落で始まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比235円高の16945円だったが、大阪225先物は16790円からのスタートと、これを下回っている。下方修正を発表したソフトバンク<9984>が売り気配からのスタートとなり、利益確定の流れが広がりをみせている。既存店売上高を発表したファーストリテ<9983>が小安く始まったほか、ファナック<6954>も下げており、指数インパクトの大きい値がさの一角が重しに。一方で、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>、FFRI<3692>、アルファポリス<9467>、オプティム<3694>など新興市場の主力の一角や直近IPO銘柄が堅調。
セクターでは、空運、電力・ガス、保険、鉄鋼、その他製品、繊維、ゴム製品、非鉄金属、医薬品などが小じっかり。半面、石油・石炭、鉱業、不動産、海運、金属製品、情報・通信、その他金融、サービス、証券などが軟調。なお、売り一巡後の日経平均は海外勢の買いなど需給期待から押し目買いが優勢となり、プラス圏に転じている。
【ドル・円は113円78銭付近、東京株式市場のプラス転換で堅調推移】
ドル・円は113円78銭付近で推移。東京株式市場がプラス圏に転じていることから、ポジション調整的な円買いは一巡し、ドル・円は堅調に推移。その一方、市場参加者の間からは、7日発表の米10月雇用統計の内容を点検したいとの声が聞かれており、新たにドルを買うのは雇用統計の内容が明らかになってからでも遅くないとの見方が出ている。
■今後のポイント
・ポジション調整的な円買い一巡
・ドル買いは10月の米雇用統計発表後でも遅くないとの見方
9時45分時点のドル・円は113円78銭、ユーロ・円は142円77銭、ポンド・円は182円02銭、豪ドル・円は99円37銭付近で推移している。
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