後場に注目すべき3つのポイント〜三井化学、伊藤忠商事、IHIなどが後場決算を発表予定
[14/11/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均膠着でミクシィなど新興市場銘柄などへ
・ドル・円は113円64銭付近、株安意識の取引は観測されず
・三井化学<4183>、伊藤忠商事<8001>、IHI<7013>などが後場決算を発表予定
■日経平均膠着でミクシィなど新興市場銘柄などへ
日経平均は小反落。35.19円安の16827.28円(出来高概算16億6000万株)で前場の取引を終えている。下方修正が嫌気されたソフトバンク<9984>が売り先行となるなか、利益確定の流れが広がっている。反落で始まった日経平均は、その後プラスに転じる局面もみられたが、前日に5兆円まで膨らんだ売買代金など過熱感も意識されており、売り買いが交錯している。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。セクターでは空運、電力ガス、繊維、パルプ紙、医薬品、食料品、ゴム製品、輸送用機器などがしっかり。半面、鉱業、石油石炭、不動産、金属、証券、情報通信、その他金融などが下落。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下げているが、大型株指数の弱さが目立っている。
ソフトバンク<9984>については、下げ渋りをみせてきている。辛うじて陽線を形成しているものの、せめて1%台の下落率辺りまで縮めておきたいところ。3%超の下落ではリバウンド狙いは入りづらく、反対に売り仕掛けが出やすい。指数インパクトが大きいこともあり、相場全体の方向性にも影響しそうである。
一方、東証2部、マザーズ、JASDAQなどはプラス圏で推移している。日経平均が膠着となるなかでは、新興市場の主力処や直近IPOなどに短期筋の資金が向かいやすいようである。ミクシィ<2121>は2%超の上昇となり、サイバーダイン<7779>も緩やかなリバウンドが継続している。短期的な売買とはいえ、中小型株にシフトしやすいだろう。
■ドル・円は113円64銭付近、株安意識の取引は観測されず
ドル・円は113円64銭付近で推移。日経平均株価は再度マイナス圏に転じているが、株安を意識した為替取引は観測されていないようだ。113円30銭付近と113円80銭付近には短期筋などの売買オーダーが残されており、ドル・円は113円30銭-80銭のレンジ内で推移するとの見方が多い。
12時14分時点のドル・円は113円64銭、ユーロ・円は142円68銭、ポンド・円は181円86銭、豪ドル・円は99円39銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・日経平均は再度マイナス転換、需給期待で底堅さも短期的な過熱警戒感は強い
・マザーズ指数が上げ幅を拡大、資金は中小型株に向かう
・三井化学<4183>、伊藤忠商事<8001>、IHI<7013>などが後場決算を発表予定
☆後場の決算発表予定☆
■12時30分
双日<2768>
■13時
日本水産<1332>
キッコーマン<2801>
グンゼ<3002>
クラボウ<3106>
プレサンスコーポレーション<3254>
日産化学工業<4021>
三井化学<4183>
サイバネットシステム<4312>
ADEKA<4401>
小野薬品工業<4528>
日医工<4541>
栗本鐵工所<5602>
兼房<5984>
グローリー<6457>
明星電気<6709>
トピー工業<7231>
バロー<9956>
■13時30分
旭化成<3407>
伊藤忠商事<8001>
■14時
麻生フオームクリート<1730>
佐田建設<1826>
矢作建設工業<1870>
プリマハム<2281>
シノブフーズ<2903>
日本製紙<3863>
日本化成<4007>
川崎化成工業<4117>
三菱ガス化学<4182>
日油<4403>
ニチレキ<5011>
サンユウ<5697>
古河機械金属<5715>
KTC<5966>
オルガノ<6368>
タムラ製作所<6768>
ニチコン<6996>
IHI<7013>
極東開発工業<7226>
大水<7538>
ダイイチ<7643>
大木<8120>
芙蓉総合リース<8424>
三菱UFJリース<8593>
安田倉庫<9324>
DTS<9682>
東京會舘<9701>
日本空港ビルデング<9706>
スズケン<9987>
※上記スケジュールは予定になっておりますので、発表日時が変更になる場合がございます。
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
12:45 10年国債入札の結果発表
<海外>
16:30 タイ中央銀行が政策金利発表(2.00%で現状維持の予想)
<KO>