日経平均は8円高、黒田日銀総裁発言が下支え
[14/11/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
14時10分現在の日経平均株価は、16871.42円(前日比+8.95円)で推移。後場の日経平均は、黒田日銀総裁発言を受けてドル・円が一時114円台を回復、日経平均も再度プラス圏に転じている。ただ、急ピッチの上昇による短期的な過熱感も強く、積極的な上値追いの動きは限定的になっている。
個別では電力株が全面高になっており、東京電力<9501>、九州電力<9508>、北海電力<9509>などが堅調。また、IR議連がカジノ推進法案について、今臨時国会での審議、成立を目指す方針を確認したと伝わったことからオーイズミ<6428>や日金銭<6418>、テックファーム<3625>などカジノ関連の一角が後場急騰。
セクター別では、空運、電力・ガス、水産・農林、パルプ・紙、繊維などが上昇する一方、不動産、金属製品、鉱業、石油・石炭、証券などが下落。値上がり率上位には、船井電機<6839>、イチケン<1847>、エアーテック<6291>、enish<3667>、図研<6947>などがランクイン。値下がり率上位には、長瀬産<8012>、日ケミコン<6997>、ユニプレス<5949>、ツクイ<2398>、ポーラオルHD<4927>などがランクイン。売買代金上位には、ソフトバンク<9984>、トヨタ<7203>、東京電力<9501>、アイフル<8515>、ケネディクス<4321>などがランクインしている。
■黒田日銀総裁発言
・物価下振れリスク大きくなれば追加緩和、当然の論理的帰結
・2年ちょうどで物価2%にできる中央銀行は世界中にない
・必要になれば躊躇なく調整行う方針は、従来と変わらない
・2%の物価上昇目標を早期に実現するため、出来ることは何でもやる
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