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6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・調整していた材料系の銘柄などを見直す余裕も
・ドル・円は115円13銭付近、東京株式市場の強含みで堅調推移
・東レ<3402>、三井物産<8031>、丸紅<8002>などが後場決算を発表予定

■調整していた材料系の銘柄などを見直す余裕も

日経平均は続伸。59.29円高の16996.61円（出来高概算13億7000万株）で前場の取引を終えた。NYダウの最高値更新や為替の円安基調、トヨタ自<7203>の上方修正が好感され、買い先行の展開に。また、昨日2％超の下落となっていたソフトバンク<9984>の切り返しも日経平均をけん引する格好となり、寄り付き直後には一時17045.49円まで上げ幅を広げる局面をみせた。

ただ、過熱警戒感もくすぶるなか、買い一巡後は17000円を挟んでのこう着となっている。もっとも、下値不安の少ない需給状況であるため投資家の参加意欲は強く、短期筋の値幅取り狙いの資金は新興市場の主力銘柄や材料系の銘柄などにシフトしている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がりが拮抗。規模別指数では中型株指数のみがマイナスであり、小型株指数の強さが目立つ。セクターでは水産農林、サービス、輸送用機器、ゴム製品が堅調。半面、不動産、パルプ紙、その他金融、電力ガスが利食い優勢に。

日経平均は17000円を挟んでのこう着となっているが、想定内の値動きであろう。調整局面においては日銀によるETF買入れが意識されるため、押し目買い意欲は強そうである。トヨタ自<7203>が決算を評価した値動きをみせていることも、安心感につながる。

ただ、日経平均がこう着の中では、個人主体の短期資金などは値動きの軽い小型株や材料系の銘柄などにシフトしやすいだろう。特に、日経平均が7年ぶりの高値をつけるなど先高感が強まるなか、投資余力も拡大しているとみられる。ミクシィ<2121>の高値更新で資金回転は利いており、調整していた材料系の銘柄などを見直す余裕の流れに向かわせやすい。

■ドル・円は115円13銭付近、東京株式市場の強含みで堅調推移

ドル・円は115円13銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで堅調推移。ユーロ・ドルは、1.2473ドルから1.2493ドルで推移。ウクライナ情勢の緊迫化、欧州中央銀行定例理事会での追加緩和観測から上げ渋る展開。ユーロ・円は、143円00銭から143円75銭まで堅調推移。

12時08分時点のドル・円は115円13銭、ユーロ・円は143円79銭、ポンド・円は183円81銭、豪ドル・円は98円72銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・米10月雇用統計の改善期待などでドル・円が115円台まで円安進行
・ミクシィ<2121>など新興銘柄の一角に資金、出遅れ感のある中小型株に注目
・東レ<3402>、三井物産<8031>、丸紅<8002>などが後場決算を発表予定

☆後場の決算発表予定☆

■13時

世紀東急工業<1898>
住友林業<1911>
協和エクシオ<1951>
新日本空調<1952>
東レ<3402>
レンゴー<3941>
ダイセル<4202>
中山製鋼所<5408>
アネスト岩田<6381>
ユーシン精機<6482>
ヤマハ発動機<7272>
カメイ<8037>
東都水産<8038>
阪和興業<8078>
ソーダニッカ<8158>
住友倉庫<9303>
日本トランスシティ<9310>

■13時30分

三井物産<8031>

■14時

東急建設<1720>
コムシスホールディングス<1721>
植木組<1867>
ハードオフコーポレーション<2674>
味の素<2802>
日本触媒<4114>
タキロン<4215>
科研製薬<4521>
アグロ　カネショウ<4955>
日本山村硝子<5210>
住友大阪セメント<5232>
ノリタケカンパニーリミテド<5331>
虹技<5603>
文化シヤッター<5930>
日工<6306>
新興プランテック<6379>
デンヨー<6517>
京三製作所<6742>
ローム<6963>
ユアサ商事<8074>
稲畑産業<8098>
丸井グループ<8252>
ケーズホールディングス<8282>
日本管財株式会社<9728>

■14時30分

丸紅<8002>

※上記スケジュールは予定になっておりますので、発表日時が変更になる場合がございます。

☆後場の注目スケジュール☆

＜国内＞

14：00　9月景気動向指数（予想：先行指数105.5、一致指数：109.8）

＜海外＞

16：00　独・9月製造業受注（前月比予想：+2.3％、8月：-5.7％）



＜KO＞