日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は119円高、米国株高や円安進行を好感
[14/11/07]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は119円高、米国株高や円安進行を好感】
9時35分現在の日経平均株価は、16912.21円(前日比+119.73円)で推移。日経平均は反発で始まった。6日の米国市場は、ドラギ欧州中銀(ECB)総裁が追加量的緩和に前向きの姿勢を示したことが好感され、NYダウは連日の最高値更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の16945円、円相場は1ドル=115円台前半での推移となっている。6日の日経平均は後場に入り急速に失速する展開だったが、この下落部分を吸収する格好。
売買代金上位は、トヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>、キヤノン<7751>、ソニー<6758>、コマツ<6301>、ファーストリテ<9983>が堅調。一方で、決算を控えているミクシィ<2121>が利食い先行。ラオックス<8202>、野村<8604>、KDDI<9433>、JT<2914>、スズキ<7269>、クボタ<6326>が軟調。セクターでは、鉱業、不動産、電力・ガス、その他金融、ガラス・土石、輸送用機器、空運、電気機器などが上昇。半面、石油・石炭、証券が小安く始まっている。なお、本日マザーズに新規上場したエラン<6099>は、買い気配から。
【ドル・円は115円19銭付近、投機的なドル買いは一服】
ドル・円は115円19銭付近で推移。朝方にドル・円は一時115円38銭まで買われたが、投機的なドル買いは一服しつつある。日経平均株価の上昇は想定の範囲内との見方が多く、100円高でも円売り材料にはならないとの声が聞かれている。市場参加者の間では、ドルは買われ過ぎの状態にあるとの見方が依然として多いが、日本時間22時30分に発表される米10月雇用統計が予想通りの内容であれば、ドル・円は116円近辺まで上昇するとの見方もある。
■今後のポイント
・日経平均株価の上昇は想定の範囲内
・10月の米雇用統計への期待でドルは下げ渋る可能性
9時35時点のドル・円は115円19銭、ユーロ・円は142円59銭、ポンド・円は182円46銭、豪ドル・円は98円57銭付近で推移している。
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