しばらくは中小型株を中心に【クロージング】
[15/01/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
13日の日経平均は4営業日ぶりに反落し、110.02円安の17087.71円(出来高概算22億株)で取引を終えた。9日の米国市場では雇用統計の内容は評価されたものの、フランスの銃撃事件などが嫌気される格好からNYダウは3桁の下落。また、12日は原油安が嫌気されて続落となるなか、幅広い銘柄に売りが先行した。
17000円を割り込んで始まった日経平均は、一時16828.27円と下げ幅が300円を超える局面もみられた。ただ、その後は17000円近辺での下げ渋りをみせ、大引けにかけては17000円を回復しており、本日の高値で取引を終えている。
日銀のETF買い入れへの思惑。また、12月の景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIが45.2で、前月比3.7ポイント上昇した。5カ月ぶりの上昇となったことが押し目買いにつながったとの見方もされている。17000円割れ水準での底堅さが意識されてくるようだと、次第に押し目買い意欲の強さも意識されよう。
しばらくは原油先物や為替動向、地政学リスクなどを睨みながらの相場展開は続くだろう。米国では決算シーズン入りとなり、様子見ムードが強まりやすい面もある。そのため、中小型株を中心に、業績など個別材料のほか、テーマ材料などに関心が集まりやすいだろう。
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