今日の日経平均はこうなる〜16200-16500円のレンジを想定
[16/02/29]
提供元:株式会社フィスコ
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【小幅高となる】16200-16500円のレンジを想定=村瀬 智一
26日のNY市場はまちまち。原油相場の上昇や中国人民銀総裁が追加緩和を示唆したことでアジア・欧州株が軒並み全面高となり、この流れを受けて買いが先行した。しかし、その後10-12月期GDP改定値が速報値から上方修正されたことで、年内の利上げ観測が拡大。原油相場もマイナスに転じたことで、上値の重い展開となった。ダウ平均は57.32ドル安の16639.97、ナスダックは8.27ポイント高の4590.47。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の16315円。
シカゴ先物にさや寄せする格好から買い先行の展開となろう。またG20を評価した動きも意識されそうだ。25日線や基準線といった抵抗線の突破を試す展開に向かうことになろう。とりわけ一目均衡表では転換線が支持線として意識されているが、この転換線の切り上がりに沿った形で下値を切り上げてきており、形状としては相当煮詰まり感が台頭している。そのため、2月始めのリバウンド局面同様、いったんは基準線の突破をみせてくる可能性が高そうである。
また、価格帯別出来高をみると、現在16000-16200円処で出来高が膨らんでいる。このの水準を支持線に変えてくる可能性が出てくる。16900-17100円辺りまでは比較的出来高が少ないため、トレンドが強まる展開が意識されてきそうだ。16200-16500円のレンジを想定する。
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