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日経平均は高値引け、米国の政府機関閉鎖の影響を楽観視【クロージング】

注目トピックス 市況・概況
22日の日経平均は小幅に続伸。8.27円高の23816.33円(出来高概算13億4000万株)で取引を終えている。19日の米国市場は、政府機関閉鎖への影響は限られるとの楽観的な見方から上昇していたが、やはり影響を見極めたいところであり、23800円を下回って始まっている。その後23700円を下回る局面もみられたが、週明けの米国市場の動向待ちの中、狭いレンジでのこう着感の強い相場展開となった。その後もマイナス圏でのこう着が続いていたが、大引けにかけては先物主導によるインデックスに絡んだ買いから、僅かに上昇に転じている。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占めている。セクターではゴム製品、その他金融、証券、医薬品、食料品、水産農林、保険、鉱業、不動産がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>が上昇。一方で、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>が重しとなっている。

日経平均は5日線処でのこう着が続いている。前場に弱含んでいたファナックが大引けにかけて買われており、高値で引けている。5日線に上値を抑えられているものの、指数インパクトの大きい値がさ株の一角が日経平均を下支えした格好であろう。また、日経平均も引けにかけての上昇で高値引けとなった。商いが薄いため方向感は掴みづらいだろうが、一先ず市場は米国の政府機関閉鎖の影響を楽観視しており、反対に閉鎖解除後のアク抜けを狙っているようだ。

また、明日の黒田日銀総裁の会見では、金利縮小観測を打ち消す発言が意識されており、円相場がやや円安に振れて推移していることも、押し目買いに向かわせているようだ。その他、中小型株の強い値動きが、現在の良好な需給状況を表しているようだ。(村瀬智一)



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