14日の米国市場ダイジェスト:NYダウは253ドル高、主要企業決算を好感
[18/02/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは253ドル高、主要企業決算を好感
14日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は253.04ドル高の24893.49、ナスダックは130.10ポイント高の7143.62で取引を終了した。1月消費者物価指数が予想を上振れ、利上げ加速への警戒感から売りが先行。その後は、原油相場の上昇や複数の主要企業決算が好感されたほか、米経済への楽観的な見方も広がり、堅調推移となった。ダウは250ドルを超す上昇となった。セクター別では、銀行や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で公益事業や電気通信サービスが下落した。
アクセサリーのフォッシル(FOSL)は決算内容が予想外の増収となり、一部アナリストによる目標株価引き上げを受け、前日比で2倍弱に急騰。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、同業ヤム・ブランズ(YUM)の「タコベル」部門の最高経営責任者(CEO)を新CEOに指名し、大幅上昇。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、人気プロデューサーのライアン・マーフィーと契約し、堅調推移。長期金利の上昇でJPモルガン(JPM)やゴールドマンサックス(GS)などの金融関連企業が軒並み買われた。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)はマーケット終了後に11-1月期決算を発表、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、米金利上昇で成長抑制との懸念も
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円54銭まで上昇後、106円72銭まで反落し、107円00銭で引けた。予想を上回った1月米消費者物価指数を受けた長期金利の上昇を意識して、一時ドル買いが強まった。しかし、その後、インフレや金利上昇が成長の脅威になるとの懸念が浮上し、成長見通し引き下げの懸念がドル売りにつながったようだ。
ユーロ・ドルは、1.2276ドルから1.2465ドルまで上昇し、1.2451ドルで引けた。ユーロ・円は、131円61銭まで下落後、133円39銭までは反発した。株高を意識したリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3800ドルへ下落後、1.4017ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9375フランへ上昇後、0.9285フランまで反落した。
■NY原油:反発で60.60ドル、予想を下回る原油在庫増やドル安が意識される
NY原油先物3月限は反発(NYMEX原油3月限終値:60.60 ↑1.41)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比+1.41ドルの60.60ドルで取引を終えた。一時60.65ドルまで買われた。原油在庫の増加幅は予想を下回ったことや、主要通貨に対するドル安が進行したことが要因。NYダウの反転も意識された。ガソリン在庫の増加幅は予想を上回ったが、特に嫌気されなかったようだ。なお、WTI先物4月限の終値は前日比+1.48ドルの60.51ドル。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.00ドル +0.82ドル(+2.63%)
モルガン・スタンレー(MS) 55.05ドル +1.66ドル(+3.11%)
ゴールドマン・サックス(GS)262.58ドル +7.05ドル(+2.76%)
インテル(INTC) 45.38ドル +0.92ドル(+2.07%)
アップル(AAPL) 167.37ドル +3.03ドル(+1.84%)
アルファベット(GOOG) 1069.70ドル +17.6ドル(+1.67%)
フェイスブック(FB) 179.52ドル +6.37ドル(+3.68%)
キャタピラー(CAT) 158.06ドル +4.09ドル(+2.66%)
アルコア(AA) 48.54ドル +1.24ドル(+2.62%)
ウォルマート(WMT) 101.70ドル +0.72ドル(+0.71%)
スプリント(S) 5.31ドル +0.05ドル(+0.95%)
<HT>
14日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は253.04ドル高の24893.49、ナスダックは130.10ポイント高の7143.62で取引を終了した。1月消費者物価指数が予想を上振れ、利上げ加速への警戒感から売りが先行。その後は、原油相場の上昇や複数の主要企業決算が好感されたほか、米経済への楽観的な見方も広がり、堅調推移となった。ダウは250ドルを超す上昇となった。セクター別では、銀行や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で公益事業や電気通信サービスが下落した。
アクセサリーのフォッシル(FOSL)は決算内容が予想外の増収となり、一部アナリストによる目標株価引き上げを受け、前日比で2倍弱に急騰。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、同業ヤム・ブランズ(YUM)の「タコベル」部門の最高経営責任者(CEO)を新CEOに指名し、大幅上昇。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、人気プロデューサーのライアン・マーフィーと契約し、堅調推移。長期金利の上昇でJPモルガン(JPM)やゴールドマンサックス(GS)などの金融関連企業が軒並み買われた。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)はマーケット終了後に11-1月期決算を発表、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、米金利上昇で成長抑制との懸念も
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円54銭まで上昇後、106円72銭まで反落し、107円00銭で引けた。予想を上回った1月米消費者物価指数を受けた長期金利の上昇を意識して、一時ドル買いが強まった。しかし、その後、インフレや金利上昇が成長の脅威になるとの懸念が浮上し、成長見通し引き下げの懸念がドル売りにつながったようだ。
ユーロ・ドルは、1.2276ドルから1.2465ドルまで上昇し、1.2451ドルで引けた。ユーロ・円は、131円61銭まで下落後、133円39銭までは反発した。株高を意識したリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3800ドルへ下落後、1.4017ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9375フランへ上昇後、0.9285フランまで反落した。
■NY原油:反発で60.60ドル、予想を下回る原油在庫増やドル安が意識される
NY原油先物3月限は反発(NYMEX原油3月限終値:60.60 ↑1.41)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比+1.41ドルの60.60ドルで取引を終えた。一時60.65ドルまで買われた。原油在庫の増加幅は予想を下回ったことや、主要通貨に対するドル安が進行したことが要因。NYダウの反転も意識された。ガソリン在庫の増加幅は予想を上回ったが、特に嫌気されなかったようだ。なお、WTI先物4月限の終値は前日比+1.48ドルの60.51ドル。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.00ドル +0.82ドル(+2.63%)
モルガン・スタンレー(MS) 55.05ドル +1.66ドル(+3.11%)
ゴールドマン・サックス(GS)262.58ドル +7.05ドル(+2.76%)
インテル(INTC) 45.38ドル +0.92ドル(+2.07%)
アップル(AAPL) 167.37ドル +3.03ドル(+1.84%)
アルファベット(GOOG) 1069.70ドル +17.6ドル(+1.67%)
フェイスブック(FB) 179.52ドル +6.37ドル(+3.68%)
キャタピラー(CAT) 158.06ドル +4.09ドル(+2.66%)
アルコア(AA) 48.54ドル +1.24ドル(+2.62%)
ウォルマート(WMT) 101.70ドル +0.72ドル(+0.71%)
スプリント(S) 5.31ドル +0.05ドル(+0.95%)
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