15日の米国市場ダイジェスト:NYダウは306ドル高、金利上昇への警戒感が後退
[18/02/16]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは306ドル高、金利上昇への警戒感が後退
15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は306.88ドル高の25200.37、ナスダックは112.81ポイント高の7256.43で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、長期金利の急激な上昇で悪化していた投資家心理の改善が示され、買いが先行。1月生産者物価指数(PPI)が前月より増加し、利上げ加速への警戒感から一時下落する場面もあったが、複数の主要企業決算が好感され堅調推移となった。ダウ平均は5営業日続伸。セクター別では全面高となり、テクノロジー・ハード・機器や公益事業の上昇が目立った。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は強気な業績見通しが好感されたほか、海外留保資金の一部を250億ドル規模の自社株買いに充当する計画を発表し、上昇。旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は決算内容が予想を上回り、堅調推移。ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社による新規取得が報じられた、イスラエルの製薬テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)、買い増しが報じられた携帯端末のアップル(AAPL)にそれぞれ買いが広がった。
昨日の終値に基づく時価総額ランキングでネット小売のアマゾンがマイクロソフトを抜いたことで、今年は各社の頭文字を取って「AAA」と呼ばれる3銘柄、アップル、アルファベット(GOOGL)、アマゾン(AMZN)に注目が集まりそうだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米財政赤字拡大への懸念などでドル売り継続
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円85銭まで上昇後、106円04銭へ反落し、106円10銭で引けた。米国の1月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったため一時ドル買いが再燃した。しかし、スタグフレーション懸念の浮上や米国の財政赤字拡大懸念、ドル安政策への思惑にドル売りが継続したほか、本邦企業のレパトリ絡みの円買い観測に加え、麻生財務相の発言を受けた円買いが続いた。ユーロ・ドルは、1.2457ドルへ下落後、1.2509ドルまで反発し1.2500ドルて引けた。米国のインフレ指標が予想を上回ったため一時ドル買いが強まった。ユーロ・円は、132円52銭まで下落後、133円14銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.4023ドルへ下落後、1.4104ドルへ反発した。ドル・スイスは、0.9270フランから0.9211フランへ下落した。
■NY原油:続伸で61.17ドル、原油供給の大幅な増加に対する警戒感はやや低下
NY原油先物4月限は続伸(NYMEX原油4月限終値:61.17 ↑0.66)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.66ドルの61.17ドルで取引を終えた。一時61.46ドルまで買われた。原油供給の大幅な増加に対する警戒感はやや低下していることや、主要通貨に対するドル安が継続していることが要因。米国株の続伸も好感されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.21ドル +0.21ドル(+0.66%)
モルガン・スタンレー(MS) 55.40ドル +0.35ドル(+0.64%)
ゴールドマン・サックス(GS)267.68ドル +5.10ドル(+1.94%)
インテル(INTC) 45.92ドル +0.54ドル(+1.19%)
アップル(AAPL) 172.99ドル +5.62ドル(+3.36%)
アルファベット(GOOG) 1089.52ドル +19.82ドル(+1.85%)
フェイスブック(FB) 179.96ドル +0.44ドル(+0.25%)
キャタピラー(CAT) 159.98ドル +1.92ドル(+1.21%)
アルコア(AA) 47.57ドル -0.97ドル(-2.00%)
ウォルマート(WMT) 103.23ドル +1.53ドル(+1.50%)
スプリント(S) 5.49ドル +0.18ドル(+3.39%)
<HT>
15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は306.88ドル高の25200.37、ナスダックは112.81ポイント高の7256.43で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、長期金利の急激な上昇で悪化していた投資家心理の改善が示され、買いが先行。1月生産者物価指数(PPI)が前月より増加し、利上げ加速への警戒感から一時下落する場面もあったが、複数の主要企業決算が好感され堅調推移となった。ダウ平均は5営業日続伸。セクター別では全面高となり、テクノロジー・ハード・機器や公益事業の上昇が目立った。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は強気な業績見通しが好感されたほか、海外留保資金の一部を250億ドル規模の自社株買いに充当する計画を発表し、上昇。旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は決算内容が予想を上回り、堅調推移。ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社による新規取得が報じられた、イスラエルの製薬テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)、買い増しが報じられた携帯端末のアップル(AAPL)にそれぞれ買いが広がった。
昨日の終値に基づく時価総額ランキングでネット小売のアマゾンがマイクロソフトを抜いたことで、今年は各社の頭文字を取って「AAA」と呼ばれる3銘柄、アップル、アルファベット(GOOGL)、アマゾン(AMZN)に注目が集まりそうだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米財政赤字拡大への懸念などでドル売り継続
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円85銭まで上昇後、106円04銭へ反落し、106円10銭で引けた。米国の1月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったため一時ドル買いが再燃した。しかし、スタグフレーション懸念の浮上や米国の財政赤字拡大懸念、ドル安政策への思惑にドル売りが継続したほか、本邦企業のレパトリ絡みの円買い観測に加え、麻生財務相の発言を受けた円買いが続いた。ユーロ・ドルは、1.2457ドルへ下落後、1.2509ドルまで反発し1.2500ドルて引けた。米国のインフレ指標が予想を上回ったため一時ドル買いが強まった。ユーロ・円は、132円52銭まで下落後、133円14銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.4023ドルへ下落後、1.4104ドルへ反発した。ドル・スイスは、0.9270フランから0.9211フランへ下落した。
■NY原油:続伸で61.17ドル、原油供給の大幅な増加に対する警戒感はやや低下
NY原油先物4月限は続伸(NYMEX原油4月限終値:61.17 ↑0.66)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.66ドルの61.17ドルで取引を終えた。一時61.46ドルまで買われた。原油供給の大幅な増加に対する警戒感はやや低下していることや、主要通貨に対するドル安が継続していることが要因。米国株の続伸も好感されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.21ドル +0.21ドル(+0.66%)
モルガン・スタンレー(MS) 55.40ドル +0.35ドル(+0.64%)
ゴールドマン・サックス(GS)267.68ドル +5.10ドル(+1.94%)
インテル(INTC) 45.92ドル +0.54ドル(+1.19%)
アップル(AAPL) 172.99ドル +5.62ドル(+3.36%)
アルファベット(GOOG) 1089.52ドル +19.82ドル(+1.85%)
フェイスブック(FB) 179.96ドル +0.44ドル(+0.25%)
キャタピラー(CAT) 159.98ドル +1.92ドル(+1.21%)
アルコア(AA) 47.57ドル -0.97ドル(-2.00%)
ウォルマート(WMT) 103.23ドル +1.53ドル(+1.50%)
スプリント(S) 5.49ドル +0.18ドル(+3.39%)
<HT>